きゃりーぱみゅぱみゅと片岡愛之助が
異色コラボ!? 南座開場記念『京都ミ
ライマツリ2019』製作発表会見レポー

歌舞伎発祥の地に建ち、日本最古の歴史を持つ劇場・南座で、2019年5月新たな“お祭り”が誕生する。松竹がASOBISYSTEM、NAKED Inc.などのクリエイティブチームとタッグを組み、未来のお祭り空間を創出した『京都ミライマツリ2019』だ。400年にわたる歴史と伝統を今に伝える南座の劇場空間で、最新テクノロジーや現代のカルチャーを掛け合わせた新感覚の体験ができる。
3月26日に歌舞伎座タワー(東京都中央区)で行われた製作発表では、片岡愛之助ときゃりーぱみゅぱみゅがゲストとして登場した。会見の様子をお伝えする。
トークイベントに登壇したきゃりーぱみゅぱみゅと片岡愛之助(左から)
『京都ミライマツリ2019』は前半(4月30日~5月5日)と後半(5月12日~25日)に分かれている。前半の「音マツリ」では、きゃりーぱみゅぱみゅ、BiSH、神田松之丞、m-flo&CAPSULEDAISHI DANCE✕→Pia-no-jaC←ほか、多彩なゲストが予定されている。
後半は、南座の新機構である「客席フルフラット化」を活用した「昼マツリ」と「夜マツリ」が開催される。昼マツリでは歌舞伎の舞台装置である“本水(ほんみず)”の滝とプロジェクションマッピングを楽しむことができ、夜マツリではDJイベントが開かれ、非日常体験ができる。そのほかにもテクノロジーを駆使した多数の体験型コンテンツが用意されている。
片岡愛之助
愛之助は、新しくなった南座について「(自分が)歌舞伎役者として産声をあげたのが南座。本当に思い出深い劇場です。見た目はそんなに変わっていませんが、舞台機構が新しくなりました。フルフラットになったところはまだ見ていないので、非常に楽しみです」と語る。
今回は体験型コンテンツの一つとして、南座と歌舞伎がAR(拡張現実)の中で紹介される(昼マツリのみ。対象年齢7歳以上)。そのARの中で石川五右衛門に扮する愛之助は「南座のどこかに私が出現します。私がどこにいるのか、何をするのか楽しみをしてください。今までやったことのないことなので、私も楽しいです」。
きゃりーぱみゅぱみゅ
一方、この日は、大正時代のアンティーク着物をコートのようにリメイクした衣装を着たきゃりー。「初めて南座でライブをさせていただくのですが、京都に旅行に行った時に、情報も知らずマネージャーさんに『ここでライブやりたいです』と連絡したら、『やります』って(笑)。まさか自分が素晴らしいと思ったところでライブができるのは楽しみですし、普段のライブとは一味違った、格好いいところを披露できたらいいなと思います」と意気込む。
きゃりーが出演するのは平成最後の日(4月30日)。「私は平成5年生まれで、平成を生きてきた一人として、最後に伝統的な南座でライブができるのは感慨深いですし、みんなで伝説を残したいなと思っているので、張り切っています。頑張りたいと思います」と話した。
トークイベントに登壇したきゃりーぱみゅぱみゅと片岡愛之助(左から)
さらに、先日初めて歌舞伎を観たというきゃりーは「めちゃくちゃ面白かったです。とても華やかですし、ゴージャスで見入っちゃいました。お話も面白かったです。個人的にはヘアメイクとファッションが気になっていたので、時間がない中で展開されていくことに興奮しました」と感想を述べた。これに対し、愛之助は「さすがアーティストですね。僕から見たら、きゃりーさんは歌舞いていらっしゃいます」と答えた。
見得を披露するきゃりーぱみゅぱみゅ

見得を披露するきゃりーぱみゅぱみゅと片岡愛之助(左から)

愛之助は、宙乗りや引抜などの歌舞伎の技法を用いた演出をきゃりーに提案し、直々に「見得」を伝授。きゃりーは「難しい!」と言いつつ、「ライブでも決めポーズができそうな場所がいくつかあるので、ぜひやっていきたいですね。愛之助さんにプロデューサーになってもらいたい!」などと話していた。

片岡愛之助

最後に、愛之助は「歌舞伎役者としていろんなことに挑戦させていただいております。その中でも南座という素晴らしい劇場で、また新たなことに挑戦しようとしています。まさに伝統と改革。歌舞伎はちょっと敷居が高いなと感じる方でも楽しんでいただけるような、気軽に行ってみようかなと思っていただけるようなイベントがたくさんございますので、これを機会に南座に足を運んでください」。
きゃりーぱみゅぱみゅ
きゃりーは「平成最後の日の4月30日に初めて南座でライブをやらせていただきます。愛之助さんに歌舞伎のいろいろなことを教わって、楽しみが膨らんできたので、(ライブは)一夜限りですが、とてもスペシャルなライブにしたいです。きゃりーちゃん、歌舞いているなと思っていただけるようなライブにしたいと思います。ぜひ遊びにきてください」と話した。

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