乃木坂46・衛藤美彩、卒業ソロコンサ
ートで新曲披露!「みなさんがいたか
ら走り続けて来られて、誇りにも思っ
ている」

3月19日、東京・両国国技館にて、乃木坂46のメンバーである衛藤美彩が卒業ソロコンサートを開催した。

衛藤は乃木坂46の1期生で、選抜入り全15回と乃木坂46の人気フロントメンバーとしてグループを牽引し、ファンの間では“神握手”と言われるほど、握手会での人気はトップレベルを誇るメンバーである。そんな彼女の卒業ということで、新しい門出をお祝いしようと、8,000人動員の会場には80,000通もの応募が。乃木坂46で興行としてソロでコンサートを行うのは衛藤が初となり、そんなグループ、そして彼女の挑戦に対し、会場はコンサートが始まる前から既に熱気が漂っていた。
コンサートはVTRと共にいつものOvertureから幕を開け、1曲目は「狼に口笛を」。乃木坂46の聴き慣れた楽曲もバンドセットでアレンジされており、観客も大興奮。衛藤本人が考えたというセットリストだが、ライヴは最初から大盛り上がりで、「おいでシャンプー」「自惚れビーチ」等、ライヴでは欠かせないナンバーで会場を盛り上げる。「せっかちなかたつむり」「シークレットグラフィティー」「思い出ファースト」等ユニット曲パートでも、ソロで歌うことで楽曲の新たな一面を見ることが出来た。
ライヴの後半、真っ赤なドレスに衣装チェンジし、衛藤が再登場。アコースティックギター1本をバックに「ひと夏の長さより・・・」、ピアノをバックに「今、話したい誰かがいる」とバラードナンバーをパフォーマンス。アイドルとは思えない表現力にオーディエンスもうっとりと見惚れる。
「シンクロニシティ」「サヨナラの意味」と切ないナンバーを歌い上げると、「このドレスを着て今のブロックを歌ってようやく卒業の実感が湧いて来て、卒業を考えたのは去年からだったんですけど、様々な巡り合わせで両国国技館と言う神聖な場所でやらせて頂けることも奇跡だと思いますし、今日、みなさんは私だけを観に来てくれていて、ソロコンサートをすると言うのは夢のひとつだったので、スタッフのみなさんや応援してくれているみなさんには感謝の気持ちしかありません」と、このコンサートに対する気持ちを語った。
衛藤と言えば選抜常連のイメージが強いが、実はアンダーメンバーからのスタートだった。「まさか7年前の自分が卒業ソロコンサートを出来るなんて思っていなかったですし、本気で何度も辞めようと思いました。ただやっぱりファンのみなさんが握手会でたくさん支えてくれたから今の私がいると思っています。本当にありがとうと言いたいです!選抜・アンダーと立ち位置が変わることは苦しいことではあるけど、ポジションが全てじゃないし、みなさんがいたから走り続けて来られて、誇りにも思っているし、そんな私の想いを、私が参加していない楽曲だけど聴いて下さい」と涙と共に様々な想いを込められて披露された「アンダー」は力強く神秘的だった。そして、最後にまた感謝の気持ちを改めて伝えると「私のために誰かのために」で本編は終了。
ライヴはアンコールに突入し、スペシャルゲストとしてキャプテンの桜井玲香と生田絵梨花が登場。20thシングル「シンクロニシティ」に収録されたこの3人でのユニット曲「雲になればいい」を披露し、会場のボルテージは更に上がる。
2曲目は「悲しみの忘れ方」。更にここで1期生、2期生、3期生と順番にメンバーが登場。笑顔でアンコールを迎えた衛藤も喜びと安堵の涙を浮かべる。そのまま全員で「乃木坂の詩」を披露。最後はメンバーともひとりひとりお別れをし、アンコールラスト曲には更なるサプライズ発表があった。タイトル名が発表になった4月17日にリリースされる4thアルバム『今が思い出になるまで』に、衛藤のソロ曲「もし君がいなければ」が収録されることが決定したのだ。突然の発表に会場は大歓声を送ると最後に同曲を歌い、感動的な終幕を迎えた。
今後の乃木坂46の未来の光が見えるようなセットリストに涙するファンもいた。その興奮と感動は会場全体に響き続け、観客の大声援に答えるようにダブルアンコールで、「ロマンスのスタート」を歌い上げると、本当の本当にライヴはフィナーレとなった。
また新たに乃木坂46の歴史が変わった今日。衛藤美彩がこのグループにもたらした輝きを、今日のコンサートを見た人は誰ひとり忘れることはないだろう。
<セットリスト>
0.Overture
1.狼に口笛を
2.おいでシャンプー
3.自惚れビーチ
4.せっかちなかたつむり
5.シークレットグラフィティー
6.思い出ファースト
7.無口なライオン
8.立ち直り中
9.意外BREAK
10.女は一人じゃ眠れない
11.欲望のリインカーネーション
12.ひと夏の長さより・・・
13.今、話したい誰かがいる
14.シンクロニシティ
15.サヨナラの意味
16.アンダー
17.私のために 誰かのために
-アンコール-
EN1.雲になればいい
EN2.悲しみの忘れ方
EN3.乃木坂の詩
EN4.もし君がいなければ(新曲)
WEN.ロマンスのスタート

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