QUEEN!心をゆさぶり、世界をゆるがし続けるアーティストの魅力

QUEEN!心をゆさぶり、世界をゆるがし続けるアーティストの魅力

QUEEN!心をゆさぶり、世界をゆるが
し続けるアーティストの魅力

ファンの心を鷲掴み!Queen

世界のロックファンの心を鷲掴みにするQueenをご存知ですか?
彼らQUEENの通算レコードセールス枚数は、およそ4億枚といわれています。
さらに、ロンドンのハイド・パークで行われたライブでの観客動員数は約20万人、オリジナル・メンバーでの最後のツアーの観客動員数は100万人以上…。そんな凄まじい人気を誇る大人気のQUEENの魅力に迫ります。
Queenとは!?
QUEENはフレディ・マーキュリー(vo.key)、ブライアン・メイ(g.vo)、ロジャー・テイラー(ds.per.vo)、ジョン・ディーコン(b)の4人から成るイギリスのロックバンド。
フレディ・マーキュリーの、バンドのメンバーに出会ってからの人生を描いた映画「ボヘミアンラプソディ」は、第91回アカデミー賞の主演男優賞、音響編集賞、録音賞、編集賞の4部門を受賞しているんです。
日本での映画「ボヘミアンラプソディ」の興行収入だけでも、すでに100億円を超えています。このヒットの裏には、まるでライブ会場にいるように、手拍子を打って歌ったりできる「応援上映」が用意されていたからかもしれませんね。
QUEENというバンド名の由来については諸説いわれてますが、フレディ・マーキュリーが、「(我が国は)女王様の国だから」と言ってつけたという説が一番有名です。
この説が真実ならば、非常にきらびやかで印象的なインパクトの強いバンド名ですよね。。

「QUEEN」というジャンルに収めたい唯一無二の音楽
Queenが生み出す楽曲はグラム・ロックと呼ばれることもあれば、プログレッシブ・ロックと呼ばれることもあるんです。もっと細かくわければ、ハード・ロック、ポップ・ロック、ロック・オペラと呼ばれることもあります。
なぜ、こんなにジャンル分けされるのか不思議に思いますよね…。その秘密は彼らの曲作りに隠されていたんです。
実は、Queenは4人全員がメガヒット曲を作ることができるんです。そのため、QUEENの音楽性は幅広く個性的であり、唯一無二のモノ。
だから、楽曲によってジャンルが違うといわれるんですよね。ですが、これって、いいかえたら「QUEENの楽曲はQUEENの楽曲としか言いようがない」ということ。正確にはどのジャンルにも区分けできませんよね。。
もし、Queenをジャンル分けしなければいけないのであれば、新たに「QUEEN」という音楽ジャンルが必要ですね。笑
続いて、主な代表曲をご紹介していきます!!

戦って最高のWinner(勝者)になれ!We Are The Champions
私の場合、気持ちが落ちた時に聞きたくなる定番曲「We Are The Champions」。この曲を聴くと落ち着くのではなく、励まされるという人も多いですよね。
「チャンピオン」なのは、QUEENの4人だけじゃありません。主語がWe(私たち)でmy
friends(友よ)と呼び掛けているので、私たち皆がチャンピオンといってくれています。
このサビの前に、「何も罪を犯していないのに、判決に従ってやるべきことをやってきた」という意味のフレーズがあるんですが…。
まさに、私たちの気持ちを落とすのも、上記と同じ様な理不尽なことですよね。
何も悪いことをしていないのに、周囲から悪い評価(判決)を下され、苦労しなければならないことがある。そういったときにこの曲を聴けば「戦うぞ!」と決意を新たにできるかもしれません。
そう、私たち世界のチャンピオンには、「losers(負けた人たち)」のための時間などないのだから。
loserになってはならない。負けてはいけない。最後まで戦って、最高のwinnerであるchampionになろう、QUEENと一緒に。そんな風に思わせてくれる楽曲なんです。
心をゆるがし続ける…We Will Rock You
ドンドン、パン!と観客も手と足でリズムをとって、QUEENの演奏に参加できるお馴染みの名曲です。
この曲も「We Are The Champions」と同じように、歌詞の初めで理不尽なことがおこり、サビで主語がWeになり、「俺たちはみんなを揺さぶってみせる」と、観客とひとつになって、自らを鼓舞する歌なんです。
『We Will Rock You』での、観客と一体となったQUEENのライブ・パフォーマンスは、最高という言葉でもまだ足りない。
なぜ、こんなにも一つになれるのでしょうか。
それは、プロとして契約する時点で、既にQUEENが世界を意識していたからでしょう。
日本の総人口の約3倍ものセールス枚数(しかも、これは途中経過にすぎない。)、世界各国を回り、100万人以上を動員したツアー。
これらは最初にQUEENが描いたシナリオ通りなのかもしれない。
だから、この曲のサビは、英語を母国語としない人たちにも分かりやすく、歌いやすい、平易な言葉で書かれているのでしょう。
だからこそ、盛り上がって一つになれる楽曲だと思います。
様々なジャンルの音楽が溶け合った
名曲『Bohemian Rhapsody』
重厚なコーラスから始まって、高らかに歌い上げるピアノ・バラードへと続き、オペラ・ミュージックに変わったと思ったら、ロックへとつながる。
様々なジャンルの音楽が見事に溶け合い、ひとつになった他にはない名曲です。
まるで、ジェットコースターのような乗り心地のサウンドは最高級です。

美しく、泣けるメロディラインのピアノ・バラード部分の歌詞は、実は、ぎょっとする内容なんですよね。。一度きいたら忘れられないほどの。
その他の部分も歌詞からは、明確なストーリーは見いだせないように思います。楽曲と同じように複数のストーリーが混じり合っているではないでしょうか。。
しかし、逆に、このいろいろなものが、ごっちゃに混ざったところが魅力的だと感じる人も多いようです。
何が出てくるかわからない「びっくり箱」のように感じるのかもしれません。
どの曲も名曲ばかりですね。最後に、最高のボーカリストフレディマーキュリーの晩年についてもご紹介をしておきたいと思います。

フレディ・マーキュリーの逝去
1985年、QUEENはエチオピアの飢餓救済のためのチャリティコンサート、「ライブ・エイド」に参加し、圧倒的なライブ・パフォーマンスを見せてくれました。。
この「ライブ・エイド」は世界150か国に向けて生放送され、視聴者は数億人に上るといわれたコンサートです。
そして1991年、QUEENのボーカリスト、フレディ・マーキュリーはロンドンの自宅で逝去されました。それによって、QUEENのオリジナル・メンバーでの活動は強制的に幕を閉じてしまった…。
映画「ボヘミアンラプソディ」にも、フレディ・マーキュリーに関する書物にも、莫大な富と名声を手にしたフレディ・マーキュリーにも、数々の苦悩があったことが描かれています。
フレディ・マーキュリーの成功のおこぼれをたっぷりと味わった人物が、あっさり裏切ってプライベートな写真の数々やエピソードをマスコミに売るなどなど・・。。
フレディ・マーキュリーが、その人に対して何をした?と思ってしまうほどエピーソードが盛り込まれています。
そして、「We Are The Champions」の中の「何も罪を犯していないのに、判決に従ってやるべきことをやってきた」という歌詞を思い出さずにいられません。
ちなみに、この裏切られた事件の数年前に「We Are The Champions」は発売されていましたので、楽曲と事件は関係がないようなんですが…。
裏切られても、何度も心を傷つけられるような記事を書かれても、フレディ・マーキュリーは戦い続けて、生涯チャンピオンであり続けた。
そんなフレディですが…彼の周囲には、チャンピオンであるフレディを支えてくれた大事な人やモノがあふれていたようです。
元婚約者であり一生の親友だったメアリー、同じ病気に感染しながらも支え続けた恋人のジム、フレディを家族のように思い寄り添ったバンドメンバー、彼がかわいがりつづけた猫たち、そして最高級の芸術品の数々。
きっと、これらのすべてがフレディ・マーキュリーの力の源だったに違いありません。
映画「ボヘミアンラプソディ」の大ヒットをきっかけに、より多くの人たちがQUEENの楽曲を聴くようになったと聞きますが・・・。。
独特の美意識を感じる美しい楽曲の数々は、これからもたくさんの人たちを魅了しつづけることでしょう。
TEXT 三田綾子

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