まふまふ…その類まれな才能と魅力とは!?

まふまふ…その類まれな才能と魅力とは!?

まふまふ…その類まれな才能と魅力と
は!?

まふまふ、肩書きは『何でも屋』

まふまふのデビューは、2010年12月29日。
『闇色アリス』で、ニコニコ動画の「歌ってみた」に投稿をしたのが始まりでした。(この動画は現在削除されています。)
その後、ボカロPとしての活動もスタート。
現在は、歌い手・作詞・作曲・編曲・演奏・エンジニアリング(音声編集)から、曲中のギター・ベース・ピアノなどの多くの楽器演奏まで手がける、マルチアーティストとなっています。
彼は、YouTubeやニコニコ動画などのネットミュージックシーンで、絶大な人気を誇り、その活躍は、ソロだけにはとどまりません。
After the Rainの一員としての活動、数々のアニメやゲーム・多数のアーティストへの楽曲提供など、ボーカリストとしてもクリエイターとしても注目を集めています。
『何でも屋』の肩書きに恥じない、素晴らしい活躍ぶりです。

魅惑の歌い手、まふまふ
まふまふの歌声の魅力は、一体どこから声が出ているのだろうかと不思議になるほどの、ハイトーンボイスにあります。彼は、高音の男性歌い手の中でもとりわけ高い声の持ち主で、ボーカロイド並みに音域が広く、歌い方も自由自在です。
ある時は、女性かと間違えるほど、中性的で優しく透明感のある声。
ある時は、まるで悲鳴のような、迫力のある無機質な声。さらに、自分の声に合わせた、曲のアレンジのクオリティーの高さには、目を見張るものがあります。
自らの魅力を、余すところなく引き出す表現・アレンジは、さすがの一言。
一気にリスナーを自らの世界観へと誘いこみ、自らの中毒者とさせてしまいます。


命に嫌われている。/まふまふ【歌ってみた】

『命に嫌われている。/まふまふ【歌ってみた】』は、2018年1月に公開され、2019年1月現在、YouTube視聴回数は2600万回を超えます。
まるで、言葉の一つ一つが心に刺さってくるような歌い方。
訴えるような、叫ぶような歌声が胸に響き、心を激しく揺さぶり、血を吐くように歌う最後のフレーズ「生きて、生きて、生きて、生きて、生きろ。」が、胸をえぐります。

まふまふが創りあげる楽曲と、その魅力
2017年10月18日、自身の誕生日に、まふまふのニューアルバム『明日色ワールドエンド』が発売されました。
初めて、まふまふオリジナルの楽曲だけが収録されたアルバムです。
このアルバムは、オリコン週間アルバムランキング2位を獲得。
10万枚以上を売り上げ、ゴールドディスクに認定されるという、快挙を成し遂げました。


「もしも明日の色がない、未来に先はないとしたら」という、『明日色ワールドエンド』のテーマは、まふまふの「死んだら明日はどうなるのか」という疑問から、生まれたそう。

全16曲収録されている『明日色ワールドエンド』の、インスト曲に続くトップバッターの歌が『輪廻転生』です。

という歌いだし。
現実世界を否定し、「こんな下らない人生とはおさらばだぜ」という強いメッセージを、四つ打ちのシンセサウンドの激しい旋律とともに、歌い上げています。

そして、『明日色ワールドエンド』の、締めくくりの楽曲の『終点』は、このアルバムのテーマである「未来に先はないとしたら」の答え、つまりまふまふの死生観が表現された曲です。

というフレーズに始まり、終わります。
まふまふ自身は『終点』について、「この曲を聴いて、少し “終点”のことについて考えてもらったら、例えば目くじらを立てて誰かを非難していたこととか、ズルをしてまで手にしようとしていたものとか、そういったものがどうでもよくなるかもしれない。一度肩の力を抜いてもらって、人生にはいろいろ多角的な見方があるんだってことを伝えたかったんです。」と語っています。

かまってちょーだい/まふまふ×天月

『かまってちょーだい/まふまふ×天月』は、2018年12月25日に公開。
正直、『輪廻転生』や『終点』と同じアーティストの作品とは、信じられない可愛らしさ。
まふまふの引き出しの多さに驚かされます。

ほかにも、アニメ『名探偵コナン』『おそ松さん 2期』『ゲーマーズ!』やゲーム他、風男塾工藤静香といったアーティストにも楽曲を提供。
その活躍ぶりは、ネットシーンの中に収まらないものとなっており、多くのメディアが彼に注目していることがうかがえます。
そらるとの大人気コラボと、After the Rain!
まふまふとそらるの仲の良さは有名で、2014年から『そらいろまふらー』としてコラボ活動を開始し、2016年1月8日にAfter the Rainを結成しました。
このユニットでは、まふまふがボーカル&作詞作曲編曲を、そらるがボーカル&ミックス・マスタリングを担当しています。

2016年、2018年に発売したアルバムは、いずれもオリコンウィークリーチャート2位を獲得。
After the Rainの楽曲はイケボ系のそらるとの対照的なデュオが魅力です。
また、After the Rainではない「そらる×まふまふ」としての活動も、継続中です。

ロキ/まふまふ feat.そらる【歌ってみた】

『ロキ』の公開は、2018年3月15日。
優しげな歌声から一転して、力強い超ハイトーンボイスを重ねるまふまふと、そらるの低音寄りの甘い歌声との調和が、楽曲全体をひきしめ、輝かせています。

天月とのコラボも大人気!
歌い手界の中心的存在な上に、同い年で非常に仲が良いまふまふと天月。この2人がコラボする、通称『まふ月』も大人気で、ニコニコ動画では、すべて『歌ってみた伝説入り』を記録しています。
LIP×LIPのカバーは、Tik Tokにもよく用いられ、芸能人も利用するほどの人気ぶりです。

夢ファンファーレ / まふまふ×天月 【歌ってみた】

『夢ファンファーレ / まふまふ×天月 【歌ってみた】』は、2018年10月12日に公開。
再生回数伸び率の勢いがすごいです。
2人の甘い歌声に、ぜひ酔いしれてください。

まふまふの目指す先にあるものは…?
2018年11月3日、4日に、まふまふ主催による「ひきこもりたちでもフェスがしたい!~世界征服前夜@幕張メッセ~」が、幕張メッセ国際展示場ホールにて開催されました。
会場に集まったファンは、両日でおよそ3万人。
これだけ興味の目を向けられる人間には、相応の努力が必要です。
まふまふは、一人のマルチクリエイターとしてネットから飛び出し、自分ができることを模索しつつ、挑戦し続けています。
彼の見つめる未来には、何が見えているのでしょうか。
これからも、まふまふから目が離せません。

TEXT 有紀

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