5人の想いを詰め込んだADDICTION『Party in the SKY』とは…

5人の想いを詰め込んだADDICTION『Party in the SKY』とは…

5人の想いを詰め込んだADDICTION『P
arty in the SKY』とは…

それでも活動を止めなかったのは、TRIP(ファン)の存在があったから
──ADDICTIONと言えば、男性ダンス&ヴォーカルグループ界の中でも先頭に立ってシーンを牽引しているグループ。その印象を強く覚えます。
K.B:結成から4年半が経つように、活動歴も長いからね。その間にも、本当にいろんな経験を積み重ねてきました。

──昔から、いろんなことへ積極的に挑戦してきたグループという印象も強く感じています。
K.B:いろんなことへ挑戦をし続けてきたなとは自分たちでも思っています。定期公演の中での挑戦や、今も行っていますけど海外でのライブ活動、リリースに絡めた展開も行えば、昨年は大きなライブハウスで2回ワンマン公演にも挑戦しました。

──ADDICTIONは海外でもコンスタントにライブ活動を行っているように、海外も視野に入れているわけですよね。
K.B:中心となっているのがインドネシア。他にも、台湾などに足を運んできました。とくにインドネシアは、現状年1回のペースとはいえ、行くたびに応援してくれる人たちが増えれば、SNSなどを通してずっと交流も深めている関係。そうそう簡単には足を運べない遠い場所にも関わらず、僕たちが来るのを毎年楽しみにしてくれている人たちがたくさんいることがとても嬉しいし、活動の励みにもなっています。もちろん、応援してくれるファンたちが僕らの気持ちの支えになっているのは、日本のファンたちにも言えること。

──ファンたちの熱い想いが、今のメンバーを動かしているわけだ。
MYUJI:むしろ、それがあるからこそ僕らは前へ進んでいけるんです。僕ら、最初は5人メンバーとしてスタート。すぐに4人になり、3人になってと、3人での活動が長かったのですが。さらに僕らはメンバーが2人だけになってしまった時期も経験してきました。正直、2人の活動になったときは、僕とK.Bは精神的にも追い込まれていました。
それでも活動を止めなかったのは、何時だって僕等を信じてくれるTRIP(ファン)の存在があったから。その支えがあったおかげで、昨年の2月にASCHとTAKTが加わり、6月にJOSHUAが入ってと、今の5人編成に立ち返ることが出来ました。
K.B:これまでの人生では経験できないことがいろいろと起きれば、それが心を鍛える経験にもなったように、ADDICTIONとして進んでいくことでだいぶメンタル面は強くなりました(笑)。
MYUJIも言ったように、僕らが活動を止めてしまったら、それまで応援し続けてくれた人たちがとても悲しむことになる。ADDICTIONの音楽を通して繋がりあえた人たちを悲しませることが、僕らにとっては何よりもつらいこと。だからこそ、あの頃は2人で出来ることをやりながら、今の編成に繋がる準備もし続けてきました。
MYUJI:続けてゆくことは、何よりも大事だからね。

不安のあまり逃げようと思っていた
──ASCHさんとTAKTさんは、昨年2月の1stワンマンコンサートからの加入になります。ADDICTIONへの加入を決めたのは何時頃でした?
ASCH:じつは僕、ADDICTIONのメンバーが3人だったときに、4人目のメンバーとして加入するために声をかけられました。それが2人になってしまい、その時点での参加を控え、新たな体制での幕開けを待っていた形でした。その間も、進化したADDICTIONとして始めるための準備に費やしてきました。ただ、デビューステージに上がるまでは、どんな風にファンの人たちに受け止められるのか不安を覚えていたのも事実です。
TAKT:僕は知人の紹介を受け、デビューステージの5ヶ月前にADDICTIONへ加入しました。じつはその時点では、ダンス&ヴォーカルグループということを知らなければ、僕自身ダンスの経験がまったくありませんでした。だから、初めてステージ上で2人の歌い踊る姿を観たときは「短期間でこのレベルに追いつけるの??」と正直不安でしたし、実際に2カ月ほど準備期間を重ねた時期に社長にも変なお願いをしていましたからね。
K.B:あーっ、あったねぇ。
TAKT:その時期に、ちょうど新しいアーティスト写真の撮影が入ったんですよ。そのとき、社長に「僕の入ってないパターンのアーティスト写真も撮れませんか」とお願いをしました。それくらい、自分の実力とADDICTIONが持つダンスパフォーマンス力とのレベルの差を痛感し、不安のあまり逃げようと思っていましたからね。

──けど、逃げなかったから、今、ここにいるわけですよね。
TAKT:そうですけど。でも、当時は逃げようと思ってました(笑)。それくらい、ADDICTIONのレベルの高さについていけるかとても不安な日々でした。

──加入から5ヶ月でステージデビュー。しかも、いきなり1stワンマンライブのステージ。短期間で、そこまで仕上げたのはすごいことじゃない?
TAKT:今でこそ全曲歌い踊っていますが、デビューステージの時点では、まだ完璧ではない楽曲には参加することはなかったように、全曲へ対応するまでには至らずでしたけどね(笑)。

あまりにも出来ない自分に悔しくて悔し泣きしていた
──6月の、デビュー4周年ワンマン公演からは、JOSHUAさんが新メンバーとして参加しました。ADDICTIONへの加入が決まったのは何時でした?
JOSHUA:デビューステージの3ヶ月前頃で。実際に練習を始めたのはもう少し後からになります。アーティスト写真撮影のときも、心逃げることなく参加していました(笑)。
MYUJI:JOSHUAは、短期間でADDICTIONの楽曲を覚えなきゃいけなかったから、本当に大変だったよね。彼もダンスは未経験。なのに、当時は20曲くらいを3ヶ月ない中で覚えれば、ワンマンステージには全曲参加するまでに仕上げてきたからね。でも、一瞬だけ逃げそうになったんだっけ??
JOSHUA:逃げるというか、あまりにも出来ない自分に悔しくて、一度だけ練習を抜け出し、倉庫で悔し泣きをしていました。

──その悔しさもバネにして、今のJOSHUAさんがいるんでしょうからね。
JOSHUA:今振り返ると、あの当時は、寝ている時間以外はずっと歌やダンスの練習をしているか、そのことばかりを頭の中で考えていたなと思い返します。
夜に一人で『Tomorrow』を聞いていると泣きそうになります
──ADDICTIONは、4月9日(水)に2ndアルバム『Party in the SKY』を発売します。ここへは、ADDICTIONの歩みに欠かせない曲たちから、ADDICTIONの魅力に据えているHIP HOPな要素も取り入れたエレクトロなダンスミュージック、メンバーの気持ちを言葉にしたハートフルな歌やバラードなど、多種多様な楽曲を取り揃えました。
K.B:ADDICTIONだからこそ。いや、ADDICTIONでないと出せない楽曲たちをここには詰め込みました。

──メンバーそれぞれに、お勧めナンバーを教えていただけますか。まずはASCHさんからお願いします。
ASCH:アルバムの中で、個人的に強いインパクトを持って受け止めているのが、タイトルにもなった『Party in the SKY』。この楽曲に詰め込んだパーティ感こそ、僕自身がADDICTIONに求めていた新しいスタイル。曲調も恰好いいですけど、『Party in the SKY』は振りも見どころが多いように、とてもライブ映えする楽曲。『Party in the SKY』はとくに、ライブを通して体感して欲しいなと思います。
そしてもう1曲上げるなら、バラードの『Tomorrow』です。もちろん、ライブで耳にしても胸に染みますけど。夜に一人で音源を通して流れる『Tomorrow』を聞いてると泣きそうになります。それくらい、僕たちが歌に込めた感情、いや、心模様の伝わってくる楽曲です。きっと、みなさんも聞いたら好きになってくれると確信しているように、『Tomorrow』もお勧めしたいです。

──『Tomorrow』は、不安へ陥る中、支えてくれる人たちの想いを勇気に、明日へ手を伸ばそうとする歌ですからね。
ASCH:僕らもそうですが、世の中には、心に悩みや不安を抱えれば、傷を負った心に涙する人たちも少なからずいると思います。そういう人たちの気持ちにも重なる思いが『Tomorrow』に記されていれば、この歌詞を自分に置き換えて聞きながら、明日へ向かって欲しいなと思います。
ADDICTIONの音楽があれば遠い場所の人たちとも繋がりあえる
──JOSHUAさん、お勧めのアルバム曲を教えてください。
JOSHUA:僕も、『Party in the SKY』は推したい楽曲です。この曲は、リズムがとても軽快で、ライブで熱い盛り上がりを作っていける歌。ダンスも恰好いいように、観ても、聞いても楽しめる曲になったなと思います。もう1曲紹介したいのが『Flying away』です。この楽曲も、とてもノリの良いリズムを持っているように、『Party in the SKY』同様、ライブで触れた瞬間に踊りたくなると思います。
2ndアルバム『Party in the SKY』は、全体的に踊りたくなる楽曲を中心にしています。だけど、バラードだって何曲か入っているように、多彩な表情のADDICTIONを楽しめる作品。とくに、MYUJIさんとK.Bさんの書いた歌詞には注目して欲しいです。2人が、僕らADDICTIONの意思やファンたちへの想いを代弁していますからね。

──MYUJIさんは、どの曲がお勧めですか?
MYUJI:僕は、今回のアルバム制作の時期から本格的にラップも書くようになりました。だから、収録したどの楽曲にも強い思い入れがあるんですけど。あえて1曲上げるなら、やっぱし『Party in the SKY』ですね。この楽曲は、空の上を舞台にみんなでパーティを楽しんでいる感覚になれる歌。この歌には、僕たちと一緒なら、どんなときだってパーティを楽しめるし、そうさせてあげるよという想いを込めています。2人も言ってたように、『Party in the SKY』は、みんなとライブで盛り上がりたい楽曲です。
もう1曲上げるなら、僕も『Flying away』かな。今回のアルバムには、「空」を題材にした歌が多く収録になっています。空って、晴れた空から曇り空、雨模様など、人の心と同じようにいろんな表情を見せてくれます。僕らも、表情を変える空と同じように、いろんな心模様を歌にして伝えています。何より、空は遥か遠くの人たちとも繋がっているように、僕らもまた、ADDICTIONの音楽があれば遠い場所の人たちとも繋がりあえる。そんな、「何時だってみんなと一緒にいれるように」という想いも詰め込みました。
そしてもう一つ、空から観たら、僕たち一人一人の存在なんてちっぽけなもの。空からすれば、僕らの悩みなんてちっぽけなこと。だったら、そんなこと気にしなくてもいいからということも、僕は『Flying away』の中のラップを通して伝えています。あと1曲、いいですか?

──どうぞ、どうぞ。
MYUJI:『Pieces of Happiness』という楽曲は、2ndワンマンコンサートのとき、初めて5人のADDICTIONとして披露した歌。この曲にも、「僕ら、みんなに何かしら想いを返せているかな」という、僕たちがファンのみんなへ伝えたい想いを書きました。ライブで『Pieces of Happiness』を披露するときには、何時もその想いを胸に歌っています。
それと、過去に音源化した楽曲のリメイクも、この5人で歌うことで表情が変わったように、そこも成長したADDICTIONの歌として捉えながら楽しんでください。

いろんな面で、僕は覚醒していますから(笑)
──続いては、TAKTさんお願いします。
TAKT:みんな『Party in the SKY』をお勧めしているから、僕はそうだなぁ…『Party in the SKY』をお勧めします(笑)。『Party in the SKY』には、この5人でいる意味がたくさん詰め込まれています。メンバー5人とも声質が違うように、5人の異なる声の魅力をとくに味わえるのがこの歌です。そこを、ぜひ聞いて欲しいですね。
もう1曲、僕は『AWAKENING』を上げたいです。この楽曲は、MYUJIさんが歌詞とパフォーマンスの組み立てを担当。今、各地でリリースイベントを行っていますが、『AWAKENING』を1曲目に披露すると、みなさん嬉しい衝撃を覚えながらも受け入れてくれます。まさにこの歌は、覚醒した5人のADDICTIONの姿を一番に表現してゆく楽曲だと僕は受け止めています。

──TAKTさんも、覚醒しています?
TAKT:してますよ。いろんな面で、僕は覚醒していますから(笑)。

──最期は、K.Bさんですね。
K.B:僕は、SEとして頭に据えた『AWAKE』が好きなんです。理由は、ライブのSEでも使っているように、この楽曲が流れると同時に、気持ちをライブモードへスッと切り換えてくれるから。まさに、僕自身の気持ちを高めてくれる楽曲です。
アルバム『Party in the SKY』の中、いろんな楽曲で作詞を担当させていただきました。中でも、聞いて欲しいのが『Tomorrow』。ここへ至るまでには、本当に不安に苛まれれば、明日が来ることが怖い日々も過ごしてきました。たとえ夢は消えずとも、その道のりが暗すぎて見えず、どうやって歩けば良いのかに迷った時期もありました。
でも、そんな僕らを何時だって照らしてくれていたのが、ファンのみんなのライブを楽しんでいる笑顔でした。その笑顔が、僕らを照らす一筋の光になり続けてきたからこそ、僕らはここまで進み続けることが出来たのも事実です。もちろん、スタッフさんも含めてのことですが、僕等の未来を一緒に作ってくれる人たちがいるって、こんなにも幸せなことはない。その想いを『Tomorrow』の歌詞には詰め込んみました。

さらなる挑戦をしていきたい
──現在は、リリースイベントの真っ最中。今回、2ndアルバム『Party in the SKY』を5千枚以上売り上げることを目標にしていると聞きました。その理由も教えてください。
K.B:5千枚を売り上げたら何かがある…というわけではなく。僕らADDICTIONも、今年の6月で結成5周年を迎えます。僕らとしては、今回のリリースを通しさらにもう一段高いところへ上がり、より上を目指していきたい。僕らは、相応の経験を重ねてきたグループ。だからこそ、5千枚を越すくらいの力を持っていないと、本当の意味で今のADDICTIONがネクストレベルへ進むことは無理。そう感じている自分たちがいるからこそ、あえて自分らの意識を鼓舞するためにも5千枚というハードルを掲げました。
ASCH:5千枚というハードルを越えられなかったとしても、次のステップへ行ける可能性だってないとは言えないですけど。もしそうなったとしても、さらに上のステージで勝負するとなったときに、相応の結果を示せていないグループの場合、かなり苦戦を強いられることになるとは感じていること。そのためにも、自分たちが誇りに思える結果をしっかり胸に刻み、そのうえで、さらなる挑戦をしていきたいんです。そのためにも、「数字」という一つの結果は、今のADDICTIONにとっては大切なことだと5人とも捉えています。
MYUJI:もちろん、5周年だって長く活動してゆくうえでは通過点なのはわかります。でも僕らは、ただ長くやれれば良いではなく、しっかりと結果も示したうえで長く続ける道を描きたい。そのために掲げた目標数字が5千枚。それに、社長が「5千枚突破したら高い焼肉店へ連れていく」と言ってくれたので、それも僕等の密かなモチベーションにもなっていますからね(笑)。

『Party in the SKY』は今の5人の想いを結集した作品
──最期に、改めて2ndアルバム『Party in the SKY』についての言葉をいただけますか?
TAKT:2ndアルバム『Party in the SKY』は、ADDICTIONとして歩み続けた4年半の集大成であり、今の5人のADDICTIONの想いを結集した作品であり、未来へ勝負を仕掛けてゆくための「ADDICTIONの全力」を詰め込んだ作品。
とても自信を持てるアルバムだからこそ、5千枚という数字だって残せるはずだと僕らは信じてる。こういった活動も、軽い気持ちで続けられるものではないことはメンバーみんな十分にわかっていること。何より僕らは、ファンのみんなとこれからも長く一緒に歩み続けたい。そのためにも一つの結果を導き出し、ADDICTIONの未来をさらに広げていきたい。そんな勝負となるアルバムです。
K.B:このアルバムには、今の僕らの想いがしっかり詰め込まれています。ぜひ、それを感じていただけたら、そんな幸せなことはないなと思っています。
それと、アルバム発売後となる4月14日に、ADDICTIONはお台場のVenus Fortでリリースイベントを行います。そこには本当に一人でも多くの人たちに集まってもらい、あのお洒落な空間をTRIP(ファン)たちで埋め尽くしたいし、その光景をTRIPのみんなと一緒に味わたい。この日も無料で観れますから、ぜひ時間を作って応援をしに来てください。
TEXT 長澤智典

アーティスト

UtaTen

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