エドガー・サリヴァン 佐々木 萌
『東京文化びと探訪』
- 第五回『心のルーツ』
志村正彦さん -
お上りさんの私が、これから素敵な文化びとになるべく
毎月、これまで出会った尊敬すべき文化人たちに触れていきます。
心を奪われる人なんてそう多くいない。
目に入る言葉や情報、人の量が今の時代多すぎて
よりたくさんのものを目にしているはずなのに、
そのなかで心に残るものが、子供の頃より減っているのではないかとさえ思う。
そんなとき、私は志村正彦さんを思う。
音楽に純粋に心を奪われた日のことを思う。
目に入る言葉や情報、人の量が今の時代多すぎて
よりたくさんのものを目にしているはずなのに、
そのなかで心に残るものが、子供の頃より減っているのではないかとさえ思う。
そんなとき、私は志村正彦さんを思う。
音楽に純粋に心を奪われた日のことを思う。
北海道の雪の街で、出会って心奪われた音楽に
生で触れる事が叶わないまま、この世界から居なくなってしまった彼。
今もいつでも聴く事ができるけれど、なんとなく
特別な瞬間じゃないといけないと思っている。
たまに、自分を振り返るように。
たまに、助けを求めるように。
わたしの音楽が空も超えて広く響くまでやると決めているのは、彼のおかげだ。
生で触れる事が叶わないまま、この世界から居なくなってしまった彼。
今もいつでも聴く事ができるけれど、なんとなく
特別な瞬間じゃないといけないと思っている。
たまに、自分を振り返るように。
たまに、助けを求めるように。
わたしの音楽が空も超えて広く響くまでやると決めているのは、彼のおかげだ。