2月10日@Zepp Tokyo

2月10日@Zepp Tokyo

ビッケブランカ、
オーディエンスの大合唱も起きた
自身最大規模の全国ツアーファイナル

2月10日(日)、ビッケブランカにとって自身最大規模の全国ツアー『WIZARD TOUR 2019』のファイナル公演がZepp Tokyoにて開催された。幕開けは2018年11月にリリースされた2ndフルアルバム『wizard』のオープニング曲であり、この日仕様にあつらえた楽曲「Wizard」。紗幕に映し出されるビッケブランカの大きな影がフロアーの興奮とともに大きく揺れている。

「ウララ」でステージの全貌が現れ、「ファビュラス」「アシカダンス」といきなりテンション高いナンバーを連発。ステージをフルに使ってステップを踏んだり、マイクパフォーマンスで魅了したり、もちろん鍵盤を鳴らしたりと、極上のエンターテイナーっぷりがすでに炸裂だ。

また、「Moon Ride」からの3曲はビッケブランカもギターをプレイ。「Buntline Special」ではキーボードのにしのえみもギターを弾き、ギタリストの井手上誠を交えてのトリプルギター編成に。音源では井手上とビッケブランカが左右に分かれてギターを鳴らしていたが、まさかこういうアプローチでくるとは。目にも耳にも贅沢なライヴバージョンに会場は大いに沸いていた。

撮影:星野健太/取材:山田邦子
2月10日(日)、ビッケブランカにとって自身最大規模の全国ツアー『WIZARD TOUR 2019』のファイナル公演がZepp Tokyoにて開催された。幕開けは昨年11月にリリースされた2ndフルアルバム『wizard』のオープニング曲であり、この日仕様にあつらえた楽曲「Wizard」。紗幕に映し出されるビッケブランカの大きな影がフロアーの興奮とともに大きく揺れている。「ウララ」でステージの全貌が現れ、「ファビュラス」「アシカダンス」といきなりテンション高いナンバーを連発。ステージをフルに使ってステップを踏んだり、マイクパフォーマンスで魅了したり、もちろん鍵盤を鳴らしたりと、極上のエンターテイナーっぷりがすでに炸裂だ。また、「Moon Ride」からの3曲はビッケブランカもギターをプレイ。「Buntline Special」ではキーボードのにしのえみもギターを弾き、ギタリストの井手上誠を交えてのトリプルギター編成に。音源では井手上とビッケブランカが左右に分かれてギターを鳴らしていたが、まさかこういうアプローチでくるとは。目にも耳にも贅沢なライヴバージョンに会場は大いに沸いていた。

“みなさんも楽しみにしてくれてたとは思いますが、絶対に僕は言い切れます!絶対に僕のほうが楽しみにしていました!”と満員のフロアーを見渡しながら興奮気味の挨拶をしたあとは、少しだけ落ち着いたトーンのナンバーを。東京では久しぶりに披露するという「Wednesday」から始まり、音源ではギターとベース以外はビッケの打ち込みだった「Lights Out」をバンドサウンドで。逆に、普段はバンドで演奏することが多いが“今日はなるべく素のまま届いてほしくて”と映画『詩季織々』の主題歌「WALK」をピアノ弾き語りで披露。また、日テレ系ドラマ『獣になれない私たち』の挿入歌として書き下ろした「まっしろ」については、“この先も一生大切に歌っていけるんだろうなという、確信めいたものがある曲。ターニングポイントになった、大好きな曲。(ドラマの水田伸生監督から)自分の知らない自分の良さを引き出してもらえた曲です”と言葉を添える。自身の曲を聴いて“この作品のために、こんな曲を書いてほしい”と求められることが多くなったという昨年を振り返りながら、静かな口調ではあったが、今年もその期待にどんどん応えていきたいという曲作りに対する新たな決意を感じさせるような表情が印象的だった。

ここからは、またまた新しい試みが。キーボードのにしの、ドラムの若山雅弘、そしてビッケブランカの3人がステージ奥に移動し、DJブースでのパフォーマンスだ。“今からここをClub Zepp Tokyoにしたいと思います!”と叫び、回り始めたミラーボールに照らされながら「夏の夢リミックス」でスタートすると、「Smash(Right This Way)」「キロン」をまさにクラブ仕様のビートでフロアーを沸かした。前半のトリプルギターもそうだが、こういった新たな試みに思い切ってチャレンジできるのは、最新アルバムに収められている楽曲の振り幅によるところも大きいはず。ソングライティングの面においてこれまで以上の充実ぶりを見せつけただけでなく、『wizard』というアルバムは、その先にあるライヴの構成や展開の面でも重要な役割を担っていることを痛感させられたコーナーでもあった。

いよいよライヴも終盤戦。「Slave of Love」の多幸感は「Winter Beat」でさらに昇華し、開放感と解放感に満ちあふれた「Great Squall」へ。今回のライヴではビッケ以外のメンバーによるコーラスがどのパートでも多用され、温かさや重厚感、切なさなどあらゆる感情表現を増幅させていたが、このラスト3曲は特に、人間の声の力が集約されていたように思う。もちろん、熱を帯びたオーディエンスの大合唱も含めてだ。

“僕にとっては、間違いなく人生で一番幸せな瞬間です。今日、この最高の日を僕にくださってありがとうございました!”。そう感謝を述べたアンコールでは“どうしてもこの曲がやりたかった”という「Wake up sweetheart」を披露。また、春にはシングルをリリースし、6月14日(金)に新木場Studio Coastで一夜限りのスペシャルワンマンライヴ『Voom Voom Room』を開催することも発表された。最後は素晴らしい時間と興奮を共有した2,500人のオーディエンスと記念撮影。またすぐにでもこの幸せな空気感を味わいたい、そんなふうに思えてならないエンディングだった。

撮影:星野健太/取材:山田邦子

【セットリスト】
1.Wizard
2.ウララ
3.ファビュラス
4.アシカダンス
5.Moon Ride
6.Buntline Special
7.Black Rover
8.Wednesday
9.Speech
10.Lights Out
11.WALK
12.まっしろ
13.夏の夢リミックス
14.Smash(Right This Way)
15.キロン
16.Slave of Love
17.Winter Beat
18.Great Squall
<ENCORE>
Wake up sweetheart

【ライブ情報】
『Voom Voom Room』
6月14日(金) 東京・新木場Studio Coast
<チケット>
■オフィシャル先行受付 ※抽選受付
2月10日(日)21:00~2月24日(日)23:59
受付URL:https://eplus.jp/vickeblanka0614-hp/
2月10日@Zepp Tokyo
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『Voom Voom Room』

6月14日(金) 東京・新木場Studio Coast

<チケット>
■オフィシャル先行受付 ※抽選受付
2月10日(日)21:00~2月24日(日)23:59
受付URL:https://eplus.jp/vickeblanka0614-hp/

OKMusic編集部

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