「Baby, Come To Me」、「I Don’t Have The Heart」が全米1位に輝き、グラミー受賞者でもあるR&Bシンガーのジェイムス・イングラムが、1月29日66歳で亡くなった。『TMZ』によると、脳腫瘍を患っていたという。
友人で女優/ダンサーのDebbie Allenが、Twitterでその訃報を伝えた。
オハイオで誕生し、70年代LAに移り住んだイングラムは、Revelation Funkというバンドで音楽活動を始め、レイ・チャールズのバンドでキーボードを演奏。クインシー・ジョーンズに発掘され、ソロ・デビューした。

パティ・オースティンとのデュエット「Baby, Come To Me」(1982年)、リンダ・ロンシュタットとの「Somewhere Out There」(1986年)、「I Don’t Have The Heart」(1990年)などがヒットしたほか、クインシー・ジョーンズのアルバム『The Dude』(1981年)に参加し、「One Hundred Ways」でグラミー賞最優秀男性R&Bヴォーカル・パフォーマンスを受賞。マイケル・ジャクソンの『Thriller』に収録された「P.Y.T.(Pretty Young Thing)」も共作している。

グラミー賞は、1985年にもマイケル・マクドナルドとのデュエット「Yah Mo B There」で最優秀R&Bパフォーマンス(デュオorグループ with ヴォーカル)を受賞した。

クインシーは、「僕のベイビー・ブラザー、ジェイムス・イングラムの訃報にどれだけ僕の♥が痛んでいるか、言葉にはできない。あのソウルフル、ウィスキー・サウンドなヴォイスで、ジェイムスは魔法のようだった。彼はこれまでもこれからも比類なき存在だ。Rest In Peace マイ・ベイビー・ブラザー…君は永遠に僕の♥の中に」との追悼の言葉を寄せている。
合掌。

Ako Suzuki

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