ベリーグッドマン 新たなスタート地
点となった夢の舞台・大阪城ホールワ
ンマン

1月20日に行なわれたベリーグッドマン初の大阪城ホールでのワンマンライブ『ベリーグッドマン“てっぺんとるぞ2019”~超好感男は大阪城へ~』のオフィシャルレポートをお届けする。
1月20日、ベリーグッドマンが大阪城ホールでワンマンライブ『ベリーグッドマン“てっぺんとるぞ2019”~超好感男は大阪城へ~』を開催した。大阪城ホールはベリーグッドマンが目標としてきた夢の舞台で、昨年の5月に開催決定の発表をし、10月にはベストアルバム『BEST BEST BEST』もリリースして、この日に向けていろんな準備を行ってきた。
そしていよいよその日が来た。開演時間となり、ちょっとレトロな映画風のオープニングムービーが流れた後、Rover MOCA HiDEXがステージに登場し、「ライトスタンド」でライブがスタートした。曲中に、MOCAが「大阪城ホール、調子はどうですか? オレたちの歌ちゃうで! みんなの歌やで!!」と呼びかけると会場の1万人のファンも一緒に歌い、早くも一体感を生み出していく。火薬の特効とともにアップテンポな「Trip」が続き、ファンも一緒に右に左に体を揺らす。「Brand New World」では「やっぱり大阪最高です! やっぱりべリグがナンバーワン!」とコール&レスポンスを行い、「Vibes UP!!」では全員でタオルを回すなど、曲ごとにいろんな形でファンを盛り上げていった。
ベリーグッドマン
ベリーグッドマン

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「エキスパンダー」の後、Roverが「ようこそ皆さん、大阪城ホールへ!」と挨拶し、「インフルエンザをかいくぐって今日お集まりの皆さん、本当にありがとうございます! 本日はベリーグッドマンと一緒に、最高に楽しい時間にしてもらいたいので、僕たちも一生懸命歌います!」と感謝の気持ちを伝えた。「次に歌う曲は、大阪城ホールで本当に歌いたかった曲です。僕たちここまで負けじ魂でここまで来ました。さらに今日からスタートできるように歌わせてください」というRoverの言葉に続いて始まったのは「ライオン」。つらいことがあっても乗り越えられる“応援歌”として親しまれているこの曲も大合唱となった。
ベリーグッドマン
「僕たち、ここに立ってるの、夢じゃないですよね? 夢ひとつ叶いました。夢を実現させることもかっこいいと思いますけど、夢に向かって一生懸命努力して、『絶対叶えるんや』と追いかけてる時こそ、真の男というか、夢に向かって戦っている姿こそがかっこいいと思ってます」とMOCAがさらなる“てっぺん”を目指すことを宣言。「みなさんの夢も応援できるようなそんなチームに成長したいと思います」と言って、「Hello」をみんなで歌った。
「ペンライトをお持ちでしょうか? お持ちでない方はスマホでも結構ですので、皆さん一斉にライトを点けてみてください!」とRoverが呼びかけ、ライトが点灯する中、ベストアルバムの最後に収録されている「i」が披露された。この曲を歌いながら、3人はトロッコで場内を移動し、サブステージへ。「僕たちの結成のきっかけとなったアコースティックでやっちゃっていいですか!」と、ここからはRoverとHiDEXのギター2本の演奏によるアコースティックセットで、懐かしい曲も含めてメドレーで聴かせてくれた。たくさんの声援を聞きながら、「“MOCAさん”が“お母さん”に聞こえたので、お母さんに送るを」と言って、「おかん~yet~」を演奏。
ベリーグッドマン
ベリーグッドマン
「やっと大阪城ホールに立ててるんやなって実感しています」とHiDEXがうれしい気持ちを話し、二人との出会いなどを振り返るトークを展開。「今日来てくれてるみんなが、また明日からいつも通り元気に過ごしてくれることを願って作った曲です」と「コンパス」を歌いベリーグッドマンの原点とも言える曲をじっくりを聴かせてくれた。
後半は、「ベリーグッド」をコール&レスポンスで、「TTS」をタオル回しで盛り上げ、「Mornin’ 」「ウグイス」を聴かせた後、「夢の舞台もあっという間で、次の曲で最後になります!」とRoverが話すと、会場から「えぇー!」という大きな声が。そしてMOCAの「えぇー!(A)じゃなくて」という呼びかけに、ファンが「ビー!(B)」と応え、3人のバックでDJを務めるMANA-Bを紹介。ベリーグッドマンのライブに欠かせない存在となっているMANA-Bは「僕は3人には感謝しかないです。僕は4年前、自分の夢を諦めて、初めて夢を諦めるつらさを知って、毎日涙を流したんですけど、3人が『一緒にやりましょう』と声をかけてくれて、その日から新たな夢がスタートしました」と感謝の気持ちを3人に伝えた。暖かい雰囲気の中、「今日がゴールでもなんでもなく、通過点でございます。給水所でございます。しっかり水分補給して次のステージに行けるように、僕たちも頑張って行きますので、よろしくお願いします」とファンに向けて気持ちを伝え、「ハイライト」で本編を締めくくった。
ベリーグッドマン
アンコール前、ステージの大型ビジョンに「重大発表」として、5月から行う全国ホールツアー「ベリーグッドマン”もっと てっぺんとるぞ宣言“ツアー2019『i AM the BEST』」の追加公演4公演が決定したことと、関西エリアでの野外ワンマンライブを秋に2日間に渡って行うことも発表された。その発表で会場が大いに沸く中、メンバーが登場し、「eBASEBALL パワプロ・プロリーグ」のエンディングソング「プレイヤー」、「飲みニケーション」「Good Time」を繰り出していく。そしてHiDEXが「愛するみんなに作った曲を聴いてください」と「YOU」を歌い、夢の舞台・大阪城ホールでのワンマンライブが終了した。
ベリーグッドマン
これまでの5年間の想いがギュッと詰まったライブは大成功のうちに幕が下ろされたが、Roverが「通過点」と言った通り、大阪城ホールはゴールではなく、次への新たなスタート地点だということも改めて感じさせてくれたライブだった。秋に開催が決定した野外ワンマンライブの詳細は5月に発表されるが、その次なる“てっぺん”に向けて走り出したベリーグッドマンのこれからの活動に注目していきたい。

文=田中隆信 撮影=KEIKO TANABE
記事未掲載カット含む全ライブ写真は【コチラ】

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