【連休】子連れレジャー・帰省でお役
立ち!「高速の大渋滞を避けるテク」
3つ

土日祝や、GW、お盆、年末年始などの大型連休時に困るのが、高速道路の大渋滞。子連れで年間100日近く、車で遠出するライターが、子連れで10年間お出かけし続けてきた経験から、渋滞回避のとっておきテクニックを3つ紹介。

土日祝や、年末年始、GW、お盆などの大型連休時に困るのが、高速道路の大渋滞。
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私は、子どもが生まれて、間もなく10年間になりますが、アウトドア・レジャー系ライターという仕事柄、キャンプ、トレッキング、海遊び、スノーレジャーなど年間60日、プライベートも含めると100日近く、子どもたちを連れて、車で遠方へお出かけしています。
まともにハマっていたら、子どもたちを疲れさせてしまうのはもちろん、運転手の負担が大きくなってしまったり、レジャー(取材)の時間が少なくなってしまったりと、デメリットが大きいので、全力で避けています。
10年間、子連れでお出かけし続けてきた経験から、渋滞回避のとっておきテクニックを3つ紹介します。
1. 大型連休では、公式の渋滞回避ワザを使う実は、ゴールデンウィーク、お盆、年末年始などの大型連休時には、高速道路のどこを何時に走行すれば渋滞に遭わない(大幅に短縮できる)か、渋滞回避の詳細情報が、公式(※)に出されています。
※NEXCO 東日本、NEXCO 中日本、NEXCO 西日本、JB本四高速、日本道路交通情報センター:JARTICの連名で、おおよそ大型連休の1ヶ月前あたりにリリースされます。(例:NEXCO 中日本のプレスリリース一覧)
ええ!?と驚く方もいるかと思いますが、たとえば、2018年お盆期間の渋滞予測を見てみましょう。
渋滞予測の内容をご確認のうえ、ご利用の日や時間帯を変更いただくなど、渋滞を避けたご利用をお願いいたします。
◇下り線では、8月11日(土)~12日(日)、特に8月11日(土)に渋滞が多発します。
⇒8月9日(木)~10日(金)のご利用をご検討ください。
8月11日(土)と12日(日)は、休日割引が適用されません。8月9日(木)と10日(金)は、休日割引が適用されます。◇上り線では、8月14日(火)~15日(水)、特に8月14日(火)に渋滞が多発します。
⇒8月16日(木)~17日(金)のご利用をご検討ください。
2018年 お盆期間の高速道路における渋滞予測について【全国版】
まずは、いついつに渋滞が多発するので、この日に移動するのがおすすめですよ、という情報です。
加えて、もっと重要な情報が、添付資料に記載されています。
1. 8月11日(土) E17関越自動車道(下り線)東松山IC付近を先頭とする渋滞〔最大40km〕
大泉JCT → 嵐山小川IC区間を走行する場合、渋滞のピークは8~10時で、渋滞がない場合に比べ約3倍 (約1時間25分)の所要時間を見込んでいます。
大泉JCTを5時以前または15時以降に通過する場合の所要時間は約30分と予測しており、 これら時間帯の利用をおすすめします。
【別紙-2】特に長い渋滞の回避例
混雑が見込まれる日でも、どこどこを何時までに(あるいは何時以降に)通過すれば、渋滞に遭わず、どれくらい短縮できる見込みなのかが、図付きで丁寧に解説されているのです。
このケースだと、関越自動車道の大泉JCTを5時以前または15時以降に通過すれば、所要時間が1/3で済みますよ、と提示されています。
かなり精度の高い予測。活用しない手はない
このような渋滞予測は、長年のデータの蓄積から分析されており、精度はかなり高く、私の経験からしても、参考にする価値のあるものです。(もちろん、事故渋滞など予測外の出来事が起きてしまえば、予測以上に渋滞してしまったり、長引いたりしてしまったりすることはあります)
会社の休みの都合もろもろで、わかっていて渋滞に飛び込むしかないケースは仕方ありませんが、大半は、こうした渋滞回避のための情報が出ている事実を知らずに、渋滞にハマってしまっていると思われます。
渋滞にハマって疲れるより、早起きしてのんびり
渋滞にハマってなにもできない、休憩しようにもサービスエリアが大混雑、トイレは行列、ご飯もロクに買えない……。これでは、運転手はもちろん、子どもたちも疲れてしまいます。
おまけにパパ・ママの機嫌が悪くでもなれば、せっかくの楽しい旅行のはずが、台無し。
渋滞回避のため、たとえば早朝に出発するとして、早起きしなきゃいけないのは、それはそれで大変です。
が、頑張ってボトルネック箇所(渋滞の原因となる箇所)を、交通量が増え渋滞が発生する前に通過してしまえば、あとはのんびりするだけ。サービスエリアも空いており、きっと笑顔で朝食が摂れるでしょう。
我が家の場合、早朝出発はもう当然になっているので、子どもたちは眠い目をこすりながら車に乗り、道中はしっかり寝ています。慣れや、その子の性質もありますが、こうなってくれると親も楽ですね。
どうしても早起きが苦手なら…?
2. 前日の夜に出発して、中間地点で1泊する早朝出発テクニックの派生です。早起きが苦手なら、いっそ、前の日の夜に出発してしまいましょう。
大型連休時に、高速道路の渋滞が起きやすいのは、第一に、都内から首都圏を脱出するまでの区間です。そこで、前夜に首都圏から脱出してしまえば、渋滞を避けられます。
目安として、以下県内まで行ってしまえば、大半の渋滞を無効化できます。
東名・新東名高速道路……静岡県中央自動車道……山梨県関越自動車道……群馬県東北自動車道……栃木県常磐自動車道……茨城県渋滞を回避できるだけでなく、1泊することで、翌朝から元気に活動できるメリットもあります。運転手にとっても、子どもたちにとっても、負担を大きく軽減できる方法です。
宿泊は、なるべく安く、素泊まりでいい、という場合には、ファミリー向けロードサイドホテルがおすすめです。
3. 渋滞にハマってしまったらGoogleマップのナビ機能さて、これまで紹介したのは、事前に渋滞を避ける作戦を練りましょう、という話でした。
では、やむなく渋滞にハマってしまったときや、どうにも渋滞を避けようがないときに、可能な限り早く到着するには、どうしたらいいでしょうか。
最も実用的で、精度の高い手段は、Googleマップのナビ機能です。
なぜなら、Googleマップは、スマートフォンから送信された、匿名化された位置情報と速度データを利用して、通行の状況を計算・表示しているため、所要時間予測が驚愕するほどに正確だからです。
また、所要時間予測が正確ということは、迂回路・抜け道の提案も、極めて的確で、提案がある場合はほぼ確実に短縮できます。
20分でも30分でも早く到着したい方、あるいはどれだけ時間が掛かるのかなるべく正確に知りたい方は、ぜひGoogleマップをチェックしてみてください。
その他の基礎テクニック……人と違う行動を取ること!傾向がはっきり出やすい、3連休を例に解説します。通常の週末でも、考え方の方向性は基本的に同じです。
レジャーに出発するときは早朝か夕方
3連休の場合で考えると、下りは、当然ながら初日の午前中に混雑します。都内を朝7時前くらいに出発するタイミングが、ボリュームゾーン。ちょっと早起きしていくか、と思いきや、多くの人が同じことを考えています。
そこで、もっと早く、早朝5時台に出発するか、午後(できれば夕方)に出発することで、渋滞を大幅に避けられます。
帰宅するとき午前中か夜
上り(東京方面)は、3連休の場合はもちろん、最終日が最も混雑するのですが、タイミングは夜ではなく、もっと早めで、お昼過ぎくらいから夕方前に掛けて渋滞が始まり、夜遅く(21時頃目安)になるとほとんど解消します。
翌日から会社や学校、という頭があるため、「ちょっと早く帰ろう」となるわけですが、やはり多くの人が同じことを考えています。
対策としては、まずは午前中に帰る方法が一つ。レジャーの時間が短くなってしまうのが残念ですが、渋滞回避には効果てきめんです。
もう一つは、大きく遅らせて、夕飯を食べてから出発する方法。
少し早めにと夕方前くらいに出発すると、渋滞にハマって、途中で夕飯を食べることになるので、結局は夜の帰宅になるかと思うのですが、旅先で夕飯を食べてから出発しても、帰宅時間はそれほど大きく変わらないはずです。
その分、たくさん旅先を満喫することができるので、思い切って夜に帰ろうと割り切るのも、選択肢の一つです。
日帰り旅行なら3連休最終日がおすすめ
3連休だけど、泊まりがけでなく、1日だけ日帰りで旅行しよう、という場合はどうでしょうか。
遊びに行きやすいのは、3連休の中日ですが、これはやはり、みな考えることは同じ。たとえば、東京ディズニーリゾートも、3連休は中日がもっとも混雑する傾向が強くあります。
日帰り旅行で、渋滞や混雑を避けるなら、3連休の最終日がベター。まず、行き(下り方面)は大した渋滞もなく、すいすい到着できるはず。旅先でも、午後からはどんどん人が少なくなってくるので、レジャーを満喫するのにも良い条件です。
なお帰宅は、早めに帰ろうとすると上記のとおり渋滞にハマるので、遅めのスケジュールがおすすめです。

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