【ライヴレポ】BOYS AND MEN、念願の
初ナゴヤドームでワンマンライヴ!「
新たなるスタートはナゴヤドームであ
り、これからも僕らは続いていく」

東海地方出身・在住の男性メンバーで構成されたエンターテイメント集団“ボイメン”こと、BOYS AND MENが、1月14日に、愛知・ナゴヤドームにて『ボイメン夢まつり〜ツッパリ町おこしお兄さん最強烈伝〜』ライヴを大成功で終わらせた。

内容は、ほとんどぶっ通しで歌い続けての約3時間半。ドームクラスでライヴを遂行するのは初めてだったが、円陣を組んだメンバー10人の姿は大きく意気揚々としていた。セットはアリーナに華やかな花道を設け、オーディエンスとは柵を隔ててかなりの至近距離だ。ライヴのスタートは、ステージ両サイドの大きなモニターに映し出された彼らのかけ声から。1曲目は、「炎・天下奪取」。だが、その曲の序盤で、なぜか裸体となって桶ダンスを披露する彼ら。ツッコミが上がっていそうな会場から爆笑をさらうが、すぐに曲がカットアウトされて、モニターには和田アキ子が。
「お前ら、ちゃんとやれ!」。ボイメンとゆかりのある和田の激を飛ばすひと言映像で、ここからはクール路線で突っ走るボイメン。辻本達規と弟分である祭nine.による和太鼓の合奏から、ナゴヤドームを盛り上げるために作られたアルバム楽曲「男気 夢 音頭」。ドドンと打ち上がった祭モードに、会場はぐっと熱くなった。<ついにここまでオイラも来ちまったな〜>の歌詞がこのシチュエーションとリアルにリンクして、一気にヒートアップしている。アリーナの花道を赤い旗を掲げて思いっきり走りまわるボイメン。そのボイメンを見つめる会場中が、メジャーデビュー後のヒット曲から、2013年に結成されたあたりの懐かしの楽曲までを感極まって聴き入っている。さらに当初、名古屋っぽい演出をしたいと水野勝が言っていたように、要所要所に「名古屋メドレー」や「なごやめしのうた」を盛り込んで、ボイメンならではの優しさと愉しさが詰め込まれた構成だった。
やはりドームゆえに見応えたっぷりステージは、MCでのトークは少なく、歌い上げる彼らでほぼ後半まで持っていった感が素晴らしかった。吉原雅斗は、今日がめちゃくちゃ楽しみで昨日はまったく眠れなかった」というように、水野も「眠れないほどの格別感を味わっている」と目を潤ませた。
「名古屋のグループがナゴヤドームに立つということはやはり格別に嬉しいです」(水野)
「周囲から無謀だと言われていたナゴヤドームのライヴができたのは、みんなのおかげ。本当にありがとうございます」(小林豊)
という言葉通り、夢を叶えたボイメン。後半、まだこのメンバーでボイメンとして始動する前の舞台のタイトルである楽曲「ストレートドライブ」を歌うと、モニターに結成当時の映像が流れて−。一瞬、時が止まった。誰も見向きもしてくれない路上で歌っていた彼らの姿(映像)と、その前ではナゴヤドームを埋めている彼らがいる。そして、ラスト2曲前。彼らの兄貴分であり、楽曲を提供してくれているナオト・インティライミがゲストで登場。「あなたに出逢えたこと」を初コラボでパフォーマンス。そのままエンディングへ。
そしてビックサプライズが待っていた。なんと2020年に、結成10周年記念としてのアリーナツアーが決定していると発表されたのだ。「確かにナゴヤドームが終わりではありません。僕らは名古屋の町おこしお兄さんとして、名古屋から全国へ、名古屋から世界へエンターテイメントを発信していきたい。その新たなるスタートはナゴヤドームであり、これからも僕らは続いていくんです」(水野)
2020年、ドームで得たものを生かして大きく飛躍し、再びアリーナツアーで新たな一面を魅せてくれるに違いない。
写真/田中聖太郎写真事務所

ランキングBOX

“気になる人の気になるランキング”をテーマに、様々な分野の著名人へ直撃した「MY BEST3」を紹介!オリジナルのランキングインタビュー記事をはじめグルメなどのトレンド情報やエンタメなどのストレートニュースなども毎日配信中です。

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • Key Person
  • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
  • Editor's Talk Session

ギャラリー

  • 〝美根〟 / 「映画の指輪のつくり方」
  • SUIREN / 『Sui彩の景色』
  • ももすももす / 『きゅうりか、猫か。』
  • Star T Rat RIKI / 「なんでもムキムキ化計画」
  • SUPER★DRAGON / 「Cooking★RAKU」
  • ゆいにしお / 「ゆいにしおのmid-20s的生活」

新着