1月6日@EX THEATER ROPPONGI

1月6日@EX THEATER ROPPONGI

アンティック-珈琲店-、
活休前ラストライブが終了し
15年の歴史に幕

本編終了後のアンコールは2回。1回目では、結成12年目にして進出を果たしたメジャーシーンでリリースした2曲を披露。個人的には、メジャーデビュー曲「千年DIVE!!!!!」でアンカフェは新たな可能性の扉を開いたと感じていた。他アーティストからの提供曲とはいえ、それをしっかりアンカフェ色に染め上げ、抜群の疾走感を突きつけたサウンドに未来の広がりを感じてワクワクしたことを覚えている。そして、2回目のアンコールは、メンバーが一人ずつ登場し、客席へメッセージを伝えていくスタイルでスタート。それぞれの想いを込めたメッセージ、ぜひ受け止めて欲しい。

■輝喜
アンティック-珈琲店-は、坊くんも含めてすごく不思議なメンバーが集まったバンドだと今さらながら強く思います。どんなに素晴らしいミュージシャンが5人集まっても、この曲とこの空気感はできません。この出会いは偶然じゃないと思います。神様がこの5人を選んでアンティック-珈琲店-を作ってくれたんだと僕は信じています。今日、あともうちょっとだけ演奏したら、僕はアンティック-珈琲店-を去ります。だけど、明日になってもその先も、僕はずっとアンティック-珈琲店-が大好きです。アンティック-珈琲店-の音楽を僕は信じているし、みんなと一緒に歩んで作り上げてきた思い出と軌跡、足跡をずっと信じてる。それは、形が変わってもずっと変わりません。みんなもきっと、アンティック-珈琲店-に出会って、生まれた想いや気持ちがあるはずです。この先も、つらいことや悲しいことがいっぱいあると思うけど、カフェっ仔は男も女も“スマイル一番”でしょ。絶対なくしたらだめだよ。本当に、15年間ありがとうございました」

■ゆうき
「カフェっ仔からはよく“アンティック-珈琲店-にはたくさんのものをもらいました。ありがとうございます”っていうメッセージや手紙をもらいます。それと同じように、メンバーも皆さんからいろんなものをもらい、いろんなことを学びました。そのおかげで成長してこうしてここに立つことができているんだと思います。今までの年月は、楽しいことばかりじゃなく、活動休止などもありました。皆さんも、つらいことや悲しいことを乗り越えてきたと思います。アンカフェは今日が終わったら(今の形としては)なくなってしまうことを考えると、みんなにも不安な気持ちがあると思います。僕も、今まで一緒だったカフェっ仔がいなくなってしまうと思うと不安です。でも、君たちだったら、この先もどんなことでも乗り越えていけると思います。みんなが頑張っていることを知っているので、それを糧に俺も頑張っていけるんじゃないかと思っています。みんな大好き! ありがとうございました!」

■カノン
「今まで俺は、アンティック-珈琲店-という大きな船の中にいていろんな景色を見てきました。そこには、協力してくれるスタッフさんやカフェっ仔の皆さんがいて、先陣を切って舵を取ってくれるみくがいて。その一員で本当によかったなと思います。バンドをやっていると、“みんなが行くなら俺も一緒にそっちに行くよ”と思う場面も少なからずありました。でも、これからは自分で決めた道をただ一人行くしかない。そこは地獄のようなところかもしれないし、すごく怖いけど、この決意は揺らぎたくないというか……揺らがせたらこの決断を受け入れてくれた皆さんにも失礼なことだなって。だから、この一言につきます。皆さん、本当にありがとうございました」

■たくや
「人生はいつどこで何があるか分からないなと思います。自分にとっての人生の転機は、11年前、アンティック-珈琲店-というバンドに出会ったことです。加入した時はギターを弾くことでイッパイイッパイで。ステージからの眺めを楽しむ余裕も、誰かのためにギターを弾く、感謝の気持ちを持ってステージに立つ、そんな気持ちもなかったと思います。今でも未熟者ではあるんですけど、支えてくれるみんながいる幸せを感じて、みんなのためにギターを弾こうって思えるぐらいには成長できたんじゃないかと思います。アンティック-珈琲店-というバンドはすごく居心地が良くて、(離れるのは)寂しいし名残惜しいです。さっき、裏でみくさんが“がんばれ”って言ってくれたんですけど、そうやって背中を押してくれる人もいなくなっちゃいますが、ここから先は自分の足で人生を強く生き抜いていこうと思います。本当に幸せな11年でした」

■みく
「僕にとってアンティック-珈琲店-は人生でした。活動休止が決まって、最初は、自分一人でアンカフェを続けようと思っていたんですけど、ツアーを廻っていくなかで、メンバーが隣にいないとできないなと思いました。一人でやってもアンティック-珈琲店-じゃないので。みんなでやることが楽しいから僕はバンドを選んだんです。それが終わっちゃうなら、この5人が集まるまでは歌はいいかなと思いました。先のヴィジョンが決まっているわけではないけど、歌はとりあえずやめようと思いました。ちょっと離れてしまうけど、みんなの幸せを願っています。幸せになってね。15年間、自分一人では見られない景色をたくさん見せてもらったし、感動することや人の役に立とうと思える気持ちとか……。そういう心を僕に教えてくれたのはみんなです。15年間すごく幸せでした。ありがとうございました」

時に言葉に詰まりながらも、思いのたけを盟友でもあるカフェっ仔に伝えたメンバーたち。みくの感謝の言葉に続いて演奏されたのは、「巡りあえた奇跡」。続く「BondS〜絆〜2015ver.〜」の演奏前にみくは“みんなの思いや気持ち、ステージに届けてね! 俺たちも届けるから!”と叫び──本当の最後となる「スマイル一番イイ♀~2015ver.〜」の前には「笑顔でお別れは難しいかもしれないけど、輝喜も言っていたように、みんなには笑っていてもらいたいです」というメッセージを残した。この楽曲で今日一番の一体感を場内に生み出し、それまでのヴィジュアル系シーンにはなかった、明るくカラフルで楽しい“原宿ダンスロック”旋風を巻き起こしたアンティック-珈琲店-の歴史は幕を下ろした。

EX THEATER ROPPONGIに集まった一人一人のカフェっ仔の顔を見ることはできないけれど、メンバーの願い通り、みんなの泣き顔は見たくない。みく・takuya・カノン・ゆうき・輝喜の5人が並ぶアンティック-珈琲店-の姿を見ることはもう叶わないかもしれないけれど、彼らが紡いでいた音楽やメッセージは不滅だから。自分たち自身、そして、ずっと一緒に歩んできたカフェっ仔たちの未来の笑顔のために2日間のライブをやり切った5人のためにも、スマイル一番の精神を忘れず生きていけたらいいなと思う。アンティック-珈琲店-、15年間本当にありがとう。いつか再び笑顔の5人が揃う日が来ることをかすかな希望として心に留めながら、それぞれの道へと進んで行くあなたたちの背中を見送ります。
Text by 須田真希子
Photo by 青木早霞(PROGRESS-M)
【セットリスト】
01.MY▽LEAPS FOR “C"
02.覚醒ヒロイズム~THE HERO WITHOUT A "NAME"~
03.流星ロケット
04.スノーシーン
05.逃避回路
06.我侭行進曲
07.似非占い
08.キャンデーホリック
09.踊るメルヘン時計
10.エスカピズム
11.YOU
12.ニャッピーメドレー
13.ダックのマジカルアドベンチャー
14.メープルガンマン
15.テケスタ光線
16.Cherry咲く勇気!!
<ENCORE>
01.千年DIVE!!!!!
02.ラフ・ソング
<ENCORE>
01.巡りあえた奇跡
02.BondS~絆~2015ver.~
03.スマイル一番イイ♀~2015ver.~

※▽は白抜きハートになります
DVD『LIVE CAFE 15th Anniversary Year Grand Finale』2019年4月24日(水)発売
    • 【Musing盤】(2DVD+A4サイズ写真集)
    • JBBF-5019~20/¥15,000(税込)
    • ※完全限定受注生産
    • <収録内容>
    • ・ライブ本編収録&Making映像
    •  
    • <販売期間>
    • 受付開始:2019年1月10日(木)
    • 受付締切:2019年3月17日(日)23:59まで
    • ※詳細はオフィシャルHPにて!
    •  
    • ◎Musingオリジナル特典
    • ・メンバー全員または、お好きなメンバーのサイン&あなたのお名前入りビッグフォトカード1枚プレゼント
    • ※メンバー全員用のビッグフォトカードに名前を書くメンバーは選べません。
    • ※音楽ポータルサイト「Musing」のみでのお取り扱いとなります。
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OKMusic編集部

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