“紅白”効果で米津玄師「Lemon」が
1位を獲得!あいみょんは「マリーゴ
ールド」など5曲がランクイン!!<歌
ネット週間ランキング>

2019年最初の歌ネットランキング1位は、米津玄師の「Lemon」となった。昨年39週連続1位という大記録を打ち立てた本作。11月25日付ランキングで2位、翌週12月2日付ランキングで1位、その翌週12月9日付ランキングで2位となりこのまま失速していくかと見られたが、年末年始で再度1位へと返り咲く結果に。これは昨年大晦日に放送された『第69回NHK紅白歌合戦』の影響も大きいのではないだろうか。

米津は終盤の24組目に登場。故郷である徳島県の大塚国際美術館から生中継で出演し、ローソクの幻想的な光に包まれながらテレビ初歌唱となる「Lemon」を堂々と披露。歌手別視聴率は44.6%を記録し、豪華絢爛な出演者の中、大トリを務めたサザンオールスターズに次ぐ2位となった。また歌唱後には司会者とトークする場面もあり、総合司会を務めた内村光良が「米津さんがしゃべっている!」と興奮する姿も話題に。楽曲の持つ世界観を見事に表現しきったのはもちろん、米津の素顔も垣間見られたことで、本作「Lemon」の人気が再燃したようだ。
「Lemon」の注目度が上がったことにより、「LOSER」は前週7位から3位、「Flamingo」は前週9位から7位へと、ほかの米津楽曲も上昇。今後もこの流れは続いていくのか、期待しながら見守りたい。
また、今週のランキングで米津とともに席巻しているあいみょんにも注目したい。“紅白歌合戦”で歌唱した「マリーゴールド」が2位を記録したのを筆頭に、4位に「今夜このまま」、8位に「君はロックを聴かない」、9位に「貴方解剖純愛歌 〜死ね〜」、10位に「愛を伝えたいだとか」と計5曲がランクイン。“紅白歌合戦”で真っ赤なセットアップを着用したあいみょんは、初出場ながら冒頭の弾き語りを実に堂々と披露。気負いは一切感じられない自然体な佇まいで、幅広い世代に好印象を与えたに違いない。それぞれの楽曲がランクインしているのも“紅白歌合戦”の影響といえるのではないだろうか。なお、いずれの楽曲も前週よりランクアップを果たしている。
そのほかUruの「プロローグ」が5位、back numberの「オールドファッション」が6位という結果に。2組ともに“紅白歌合戦”には出場していないものの、楽曲の人気は昨年から引き続きといったところ。2組ともテレビでの露出が少ないだけに、その分ミステリアスで歌詞に注目が集まるのではないだろうか。back numberは、新曲「HAPPY BIRTHDAY」が深田恭子主演の新ドラマ『初めて恋をした日に読む話』(TBS系)の主題歌にも決定。TBSドラマとその主題歌は相乗効果でどちらも話題になることが多いので、次作の動向にも注目していきたい。
文/木村桂子

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