Base Ball Bear 武井佑吏監督による
「Flame」のMV公開

Base Ball Bear最新作のEP『ポラリス』リード曲「Flame」のMV(ショートバージョン)が公開された。
今回のMVは、小出祐介自身も絶賛した2018年公開の映画『赤色彗星倶楽部』の武井佑吏監督による作品。バンドサイドからのラブコールによって実現したというMVは、楽曲の世界観と込められたメッセージを可視化したショートミュージックフィルムとなっている。
また、今回のミュージックビデオ公開に合わせ、1月9日(水)より「Flame」の先行配信を開始。その他の収録楽曲についてはDISC1のみの配信となり、1月30日(水)より順次配信開始される。
■武井佑吏 監督 コメント
片田舎のその高校では自転車+イヤホンというスタイルで通学することが禁止されていました。危ないからです。それでも家を出て校門をくぐる直前まで、白昼堂々の数多ボーイズ&ガールズはイヤホンを手放せませんでした。ビビッドなタワレコの袋に入れて、気になるあの子と貸し借りした『完全版「バンドBについて」』。今でもぼくはあのカラッと晴れた田んぼ道を駆け抜けながら夏待中です。
『Flame』という曲は、ポジティブもネガティブも、生活の瞬間瞬間を愛しむ歌だと思っています。例えば、付き合っていた彼女がタヌキ顔の店員を気に入っていたとして、わざわざ家から少し距離のあるコンビニに向かって夜道をトコトコ行きます。アイスを買って店を出ると二人してケラケラ笑います。タヌキに会ったから。何が起こってあんなに愉しかったのか、笑ったのか今となっては全く検討が付かないとしても、その瞬間には、人生における幸福の液体(溶け出したスーパーカップのバニラ味)みたいなものが勿体ないくらいダラダラと流れていて、溢れ出た刹那を、脳を引っ掻いてでも焼き付けておかなければいけないことが、世の中には度々あります。走馬灯というとなんだか大げさですが、日々順番に更新されていく記憶を掬いとるような、かき集めるような映像を目指しました。決して劇的ではないですが、暮らしの中できっと誰もが背負っていく場面の連続を想像して頂けるとうれしいです。

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