TAKURO(GLAY)、
横浜公演2DAYSが終幕
&2ndソロアルバムの詳細発表
GLAYのリーダーでありギタリストであるTAKUROが、Motion Blue yokohamaにて12月25日(火)、26日(水)の2日間でソロインストライブを行なった。
かねてよりTAKUROは“このソロワークスは、お酒を飲みながら楽しんでもらいたい音楽”と語っており、ライブを行なうシチュエーションとしては最高の会場での開催。夜景が美しい、赤レンガ倉庫にあるステージとあって、会場に向かう人からは“ライブに行く”というよりは、“ディナーに行く”といった雰囲気が感じ取れた。会場の中は各々お酒を楽しんだりと、落ち着いた雰囲気が漂っており、その穏やかな空気と共にステージ後方からTAKUROが登場。GLAYのド派手な演出登場とは異なり、ジャジーな雰囲気を漂わせながらライブは始まった。
1曲目は2016年にリリースされた、1stアルバムより「Lullaby」。リズムに合わせたギターとサックスの掛け合いが気持ち良いナンバーである。会場が暖まり、続いて2019年2月27日(水)リリースの2ndアルバム『Journey without a map II』に収録予定の新曲「Swingin' Tokyo 2020」。こちらはクリスマスを匂わせた、このシーズンにはぴったりの楽曲だ。楽曲全体のメロディーはスウィングしているのに、ギターが奏でるメロディーが心地良いのは、さすがTAKURO節と言える。
“まだ明日は仕事って人もいるのかな? それなら明日の事を忘れるくらい熱い夜にしましょう!”とTAKUROは語りかけ、2017年のライブからお馴染みの「TIMELESS WONDER」を披露。ジャジーな演奏とTAKUROらしいキャッチーなメロディを楽しむことが出来るナンバーである。その後は1stアルバム収録の「Autumn Rain」「RIOT」を演奏し、最後は新曲「SARAH 派手にやれ!」を披露。サックスが主軸となり、激しくギターとぶつかったりと情熱的なナンバーであり、横浜の夜は熱く燃えた。
“サンキュー!最高でした!”と心から感謝の言葉を告げ、本編は終了。しかし会場からは冷めやまぬ酔いと共にアンコールが起き、もちろんTAKUROもそれに応え、再度ステージに登場した。
アンコールで披露したのは新曲「やすらぎのチセ」。このナンバーは今回のライブで初披露された。切ないピアノ、それに合わせギターが優しく語りかけるようなスローバラードだ。タイトルにある“チセ”はアイヌ語で“家”を意味し、冬の厳しい北海道で外から家に帰った時に感じる温もり、そんな気持ちにさせてくれる楽曲である。TAKUROも“北海道の自然を感じ、生まれた曲”と語っており、ジャンルは違うがどこかGLAYらしさを感じることが出来る。“今日は本当にありがとうございました! 来年はGLAY25周年となります。共に歩んで行きましょう!”と最後に語り、2018年最後となるライブは幕を閉じた。
美しい夜景、そして美しいメロディの数々、それにお酒と共に身を委ねる。TAKUROが届けたい音楽が、ここに体現されていたであろう。
また同日2ndアルバム『Journey without a map II』の収録楽曲内容も発表! 収録される全10曲には、ファンク、ジャズ、ブルースなど様々な要素が詰め込まれており、今作も盟友でありギターの師でもあるB'zの松本孝弘によるトータルプロデュースであること、さらに収録曲「北夜色 Port Town Blues」は同氏からの楽曲提供であることが発表された。
Larry Carltonと共作でリリースした「TAKE YOUR PICK」では、第53回グラミー賞にて“最優秀インストゥルメンタル・ポップ・アルバム”部門を受賞するなど、名実共に世界的ギタリストである松本。TAKUROも師と仰ぐ彼の楽曲をどのようなサウンドで弾きこなしているのか、聴ける日が今から待ち遠しい。
アルバムとしては、ロサンゼルス在住の一流ミュージシャンとのレコーディングに加え、前回のツアーをともにしたメンバーや、新たにピアニストの小野塚晃を迎え、前作よりも芳醇で奥行きのあるサウンドが詰まっている。ギター、エフェクター、アンプ、そしてミュージシャン&レコーディングスタッフ、さらには弦にまで1音1音こだわり抜いてレコーディングされた珠玉の楽曲たちは必聴だ。
なお、公式HPでは今作のオフィシャルインタビューも公開されている。2019年でGLAYはデビュー25周年となるが、何故その前にTAKUROは2作目のソロアルバムをリリースするのか。そして彼がこの作品に込めた想いを、是非ここから一足早く感じてもらいたい。
Photo by 岡田裕介
かねてよりTAKUROは“このソロワークスは、お酒を飲みながら楽しんでもらいたい音楽”と語っており、ライブを行なうシチュエーションとしては最高の会場での開催。夜景が美しい、赤レンガ倉庫にあるステージとあって、会場に向かう人からは“ライブに行く”というよりは、“ディナーに行く”といった雰囲気が感じ取れた。会場の中は各々お酒を楽しんだりと、落ち着いた雰囲気が漂っており、その穏やかな空気と共にステージ後方からTAKUROが登場。GLAYのド派手な演出登場とは異なり、ジャジーな雰囲気を漂わせながらライブは始まった。
1曲目は2016年にリリースされた、1stアルバムより「Lullaby」。リズムに合わせたギターとサックスの掛け合いが気持ち良いナンバーである。会場が暖まり、続いて2019年2月27日(水)リリースの2ndアルバム『Journey without a map II』に収録予定の新曲「Swingin' Tokyo 2020」。こちらはクリスマスを匂わせた、このシーズンにはぴったりの楽曲だ。楽曲全体のメロディーはスウィングしているのに、ギターが奏でるメロディーが心地良いのは、さすがTAKURO節と言える。
“まだ明日は仕事って人もいるのかな? それなら明日の事を忘れるくらい熱い夜にしましょう!”とTAKUROは語りかけ、2017年のライブからお馴染みの「TIMELESS WONDER」を披露。ジャジーな演奏とTAKUROらしいキャッチーなメロディを楽しむことが出来るナンバーである。その後は1stアルバム収録の「Autumn Rain」「RIOT」を演奏し、最後は新曲「SARAH 派手にやれ!」を披露。サックスが主軸となり、激しくギターとぶつかったりと情熱的なナンバーであり、横浜の夜は熱く燃えた。
“サンキュー!最高でした!”と心から感謝の言葉を告げ、本編は終了。しかし会場からは冷めやまぬ酔いと共にアンコールが起き、もちろんTAKUROもそれに応え、再度ステージに登場した。
アンコールで披露したのは新曲「やすらぎのチセ」。このナンバーは今回のライブで初披露された。切ないピアノ、それに合わせギターが優しく語りかけるようなスローバラードだ。タイトルにある“チセ”はアイヌ語で“家”を意味し、冬の厳しい北海道で外から家に帰った時に感じる温もり、そんな気持ちにさせてくれる楽曲である。TAKUROも“北海道の自然を感じ、生まれた曲”と語っており、ジャンルは違うがどこかGLAYらしさを感じることが出来る。“今日は本当にありがとうございました! 来年はGLAY25周年となります。共に歩んで行きましょう!”と最後に語り、2018年最後となるライブは幕を閉じた。
美しい夜景、そして美しいメロディの数々、それにお酒と共に身を委ねる。TAKUROが届けたい音楽が、ここに体現されていたであろう。
また同日2ndアルバム『Journey without a map II』の収録楽曲内容も発表! 収録される全10曲には、ファンク、ジャズ、ブルースなど様々な要素が詰め込まれており、今作も盟友でありギターの師でもあるB'zの松本孝弘によるトータルプロデュースであること、さらに収録曲「北夜色 Port Town Blues」は同氏からの楽曲提供であることが発表された。
Larry Carltonと共作でリリースした「TAKE YOUR PICK」では、第53回グラミー賞にて“最優秀インストゥルメンタル・ポップ・アルバム”部門を受賞するなど、名実共に世界的ギタリストである松本。TAKUROも師と仰ぐ彼の楽曲をどのようなサウンドで弾きこなしているのか、聴ける日が今から待ち遠しい。
アルバムとしては、ロサンゼルス在住の一流ミュージシャンとのレコーディングに加え、前回のツアーをともにしたメンバーや、新たにピアニストの小野塚晃を迎え、前作よりも芳醇で奥行きのあるサウンドが詰まっている。ギター、エフェクター、アンプ、そしてミュージシャン&レコーディングスタッフ、さらには弦にまで1音1音こだわり抜いてレコーディングされた珠玉の楽曲たちは必聴だ。
なお、公式HPでは今作のオフィシャルインタビューも公開されている。2019年でGLAYはデビュー25周年となるが、何故その前にTAKUROは2作目のソロアルバムをリリースするのか。そして彼がこの作品に込めた想いを、是非ここから一足早く感じてもらいたい。
Photo by 岡田裕介
【TAKURO コメント】
「このソロプロジェクトは、『Journey without a map』(=地図なき旅)というタイトルの通り、型にとらわれずに自分のギタリストとしての表現力のアップを求めてスタートしました。
GLAYには、HISASHIという看板ギタリストがいますが、彼とのコンビネーションをより強くすることと、彼とは真逆の世界をもうひとつ構築することで、バンドの幅が広がればいいなと考えました。
リードギタリストとしてHISASHIのアイディアが鳴っているその裏で俺が掘り下げているジャズやブルースという響きがGLAYの新しい武器のひとつになればいいなと思います。
シンガーではないのでギターで歌うということになっちゃうんですけど、自分がフロントに立ってライブをやることでボーカリストの孤独みたいなものを知って、TERUが持っている重責みたいなものを自分も感じて学べればと思います」
GLAYには、HISASHIという看板ギタリストがいますが、彼とのコンビネーションをより強くすることと、彼とは真逆の世界をもうひとつ構築することで、バンドの幅が広がればいいなと考えました。
リードギタリストとしてHISASHIのアイディアが鳴っているその裏で俺が掘り下げているジャズやブルースという響きがGLAYの新しい武器のひとつになればいいなと思います。
シンガーではないのでギターで歌うということになっちゃうんですけど、自分がフロントに立ってライブをやることでボーカリストの孤独みたいなものを知って、TERUが持っている重責みたいなものを自分も感じて学べればと思います」
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