ボカロ曲シャルルが超人気な3つ理由、歌詞の世界観を解説!

ボカロ曲シャルルが超人気な3つ理由、歌詞の世界観を解説!

ボカロ曲シャルルが超人気な3つ理由
、歌詞の世界観を解説!

ボーカロイド曲「シャルル」をご存知ですか?

数多くの歌い手さんがカバーもしているので、ボカロ曲が好きな人や、純粋に歌い手さんのファンの人は聞いたことある方が多いはず。
この記事では、その人気や歌詞の世界観をご紹介します。
シャルルとは
2016年10月12日にネット上で公開された楽曲です。VOCALOID音源のひとつ「v flower」が使用されています。
ニコニコ動画では(2018年11月時点で)520万回、YouTubeでは1020万回という再生数を誇る人気曲です。
「v flowerが歌っている曲と言えばこれ!」と言ってもいいかもしれませんね。また、2016年10月17日は作詞作曲者のボカロP、バルーンさんによるセルフカバーバージョンも公開され、話題になりました。
作った人はボカロPであるバルーン
さきほども書きましたが、作詞作曲者はボカロPであるバルーンさん。
2013年4月に【GUMI】造形街【オリジナル曲】を投稿して、ボカロPデビューをしました。もともとはドラムのプロを目指していましたが活動に限界を感じ、ドラムセットなどを売り払ってパソコンとギターを購入、それから作詞作曲を始めたそうです。
【GUMI】造形街【オリジナル曲】を投稿したのは作曲を始めてからなんと約一ヶ月!音楽大学出身なので基礎は出来ていたのかもしれませんが、それでもすごい速さですね!
2017年からは須田景凪という名義でシンガーソングライター活動も開始。多岐に渡って、精力的に活動されています。

人気の秘密1:共感できる歌詞
まず目を引かれるのはその歌詞です!
冒頭の歌詞ですが、これだけで大切な人との別れの曲だと分かりますね。泣いて、そして笑って。例えば失恋してしまった時、こんな感情を覚えた方はきっと多いはず。そんな「別れ」についての歌詞が人々の共感を得ました。

人気の秘密2:歯切れのいいギターフレーズ
ノリやすく聴きやすい四つ打ちのリズムと、おしゃれな曲調。まるで海外、しかもヨーロッパ辺りの音楽を聴いているような気分になりますね。歯切れのいいギターのフレーズも耳に残ります。
「賑やか」と言ってもいい、ロックでおしゃれなサウンドと、切なくて泣ける歌詞。
ギャップが効いていて、でもバランスはしっかり取れている。
それが人気の理由だと言えます。

人気の秘密3:カラオケで歌いやすい
この曲は歌ってみたの動画が非常に多いことで有名です。つまり「歌ってみたい!」と思える曲調なんです。例えばイントロ。歌とギターだけで始まり、どんどん盛り上がっていきます。「笑って」の部分で鳥肌が立った人も多いはず。
サビも中毒性が高く、一度聴くとなんとなくでも口ずさめるはずです。「謳って」の部分って、いつのまにか覚えて、鼻歌しちゃいますよね…。
軽快なメロディーですが、特別、言葉数が多いわけではありません。滑舌に自信がなくても大丈夫です。何より、おしゃれな曲を歌えるってかっこいいですよね!まちがいなく、カラオケでオススメなボカロ曲のひとつです。使用されているVOCALOID「v flower」は女性の声を元に作られていますが、男性でも歌えますよ。
ぜひバルーンさんのセルフカバーバージョンを参考に!

シャルルの歌詞の世界観は「別れ」
シャルルの魅力のひとつ、歌詞の世界観を紐解いていこうと思います。
上にも書いた通り、テーマは「別れ」。大切だったはずの人と離ればなれになる瞬間……設定からして切ないですね。曲は「さよならはあなたから言った」という歌詞でスタート。そこから、その2人のストーリーが少しずつ分かってきます。
大切な人との別れを決意、というよりは「もういいか」という言葉から、諦めや投げやりな気持ちが伝わってきます。理想を投げ捨てなければいけないことへの不満、憤りが込められていますね。
1番のサビの歌詞です。「遠く描いていた日々」は2人の将来でしょう。しかしその理想が叶わなくなってしまった。でも、言い合いをしてもしょうがない、だから笑って別れようという思いが綴られています。
しかしこの「別れ」は、笑ってさよならできるだけの、すっきりとした出来事ではありません。歌詞の主人公は分かっています。この「別れ」が深く自分の心を傷つけることを。「どうして分かり合うことをやめてしてしまったんだろう…」と、いつかは思う。でもきっと、それが自分の糧になるはず。それを胸に、別れを決断しています。

例えば「これは素敵な出会いだった」「恋の素晴らしさが分かった。別れてしまうけど、お互いがんばっていこう」というポジティブな意味合いの歌であれば、「互いのせいで今があるのに」という言葉選びはしないでしょう。「互いのおかげで今がある」になるはずです。
しかし、そうではない。つまり、どれだけ深く相手のことを思ったか、それゆえに別れなくてはいけなくなったか、という状況が見て取れます。トラブルがあっても嘘をついてその場を取り繕うことはできます。ただ、相手のことを考えるとそれが出来ないのです。思いの深さが感じられますね。
『哂い合ってさよなら』
最後の歌詞です。「笑い合って」という表現ではなく、「い合って」。「哂」という言葉には微笑み、そして失笑という意味があります。この「別れ」にお互いが失笑する。悲しくて、でもどうしようもなくて、笑うしかないよね。曲の切なさがぎゅっと詰め込まれた言葉ではないでしょうか。

「シャルルを歌ってみた」オススメ動画を紹介
シャルルの歌詞の世界観やサウンドに魅了された多くの方が「シャルルを歌ってみた」動画を投稿されています。今回はその中のオススメ動画を3つご紹介!
メガテラ・ゼロ
最後にもう一つの秘密を
いかがでしたか?ここまで読んで頂いた方であれば、「シャルル」の魅力が分かって頂けたはずです。ちなみに、タイトルの「シャルル」ですが、フランス語圏の男性名として知られています。
この曲では「僕」という一人称が登場するので、普通に考えれば「シャルル」という人物が主人公なのかもしれません。ただ歌詞は、男性、女性、どちらも共感できる内容なんですよね。実はそこにこそ、この曲の人気の秘密があります。
皆さんはどう思われますか?
TEXT 荒木若干

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