舞台『鉄コン筋クリート』が開幕 主
演・若月佑美(乃木坂46)は「緊張が
無いかと言われたら嘘になります」

11月18日(日)から11月25日(日)に天王洲 銀河劇場にて上演される、舞台『鉄コン筋クリート』が初日を迎えた。
『鉄コン筋クリート』は、『週刊ビッグコミックスピリッツ』で連載されていた、松本大洋氏による漫画。暴力が飛び交い、大人の思惑がうごめく混沌とした街“宝町”が舞台に、二人の少年“シロ”と“クロ”が生き抜く物語である。2006年には劇場版アニメが公開され、第80回アカデミー賞アカデミー長編アニメ映画賞にノミネートされるなど、国内外で人気の作品だ。同作初の単独舞台化となる舞台『鉄コン筋クリート』では、クロを11月いっぱいで乃木坂46を卒業する若月佑美が演じる。シロ役は、モデル、歌手、女優として活躍する三戸なつめ
舞台『鉄コン筋クリート』ゲネプロ (c)松本大洋・小学館/2018舞台「鉄コン筋クリート」製作委員会
初日を迎え、主人公のクロを演じる若月佑美(乃木坂46)、シロを演じる三戸なつめ、演出の松崎史也氏の3名が、報道関係者からの取材に応じた。
左から、三戸なつめ、若月佑美(乃木坂46)、松崎史也氏 (c)松本大洋・小学館/2018舞台「鉄コン筋クリート」製作委員会
――初日を迎えた心境を聞かせてください。
若月:ついにこの日が来たか!という感じです。私自身がすごく大好きな作品でしたし、乃木坂46として出演する最後の舞台なので、この舞台に全力をかけようと思ってきました。緊張しやすいのですが、頑張りたいと思います!
三戸:今の心境は、なんだかニヤニヤしちゃいます。とても楽しみで、みんなで作り上げたものを早くお客様に観て欲しいなと思っています。
舞台『鉄コン筋クリート』ゲネプロ (c)松本大洋・小学館/2018舞台「鉄コン筋クリート」製作委員会
――少年役を演じると聞いた時の感想を教えてください。
若月:役として、性別を超えられる日が来るとは思っていなかったので、嬉しいなと思いました。“少年”は、女性と男性の狭間にいるような存在だと思うので、自分の女性な部分が、良きところに働くといいなと思います。
三戸:私は、男の子の役をやると聞いた時に、何の違和感もありませんでした。「シロ」というキャラクターが大好きなので、「私がやりたい!」と思っていました。
舞台『鉄コン筋クリート』ゲネプロ (c)松本大洋・小学館/2018舞台「鉄コン筋クリート」製作委員会
――女性が男の子を演じるというのは、最初から演出プランに入っていたのですか?
松崎:そうですね。普通に男の子がやるよりも、背格好や声質、演技の質感的にも女の子が演じた方が良いなというのは、第一にありました。結果として、それ以上に二人はそういうコンセプトとか当初の予定とかを大幅に超えて本当にとても“クロ”と“シロ”になってくれているので、そこを楽しみにしていただきたいです。
舞台『鉄コン筋クリート』ゲネプロ (c)松本大洋・小学館/2018舞台「鉄コン筋クリート」製作委員会
――原作ファンも観に来ると思いますが、プレッシャーはありますか?
若月:よく読んでいた漫画だったので、自分がお客様の立場としても“舞台化!”と聞いたら「おおー!観に行きたい!」と思う作品でした。緊張が無いかと言われたら嘘になりますが、稽古をしてきて「宝町がそこにある!」と思えたので、「観て欲しいな」と自信を持って言えます。
三戸:「プレッシャーはありますか?」と聞かれて、「あ、そういえば」と思い出すのですが(笑)「自分たちの鉄コン筋クリートを作ってきた」という自信があるので、あまりプレッシャーは感じていないです。「鉄コン筋クリートが好き」という気持ちは、私たちもお客様も共通して持っているものだから、感じることは違うかもしれないけれど、何か生きていくヒントになることや新しい発見を見つけてもらえたら嬉しいです。
舞台『鉄コン筋クリート』ゲネプロ (c)松本大洋・小学館/2018舞台「鉄コン筋クリート」製作委員会
――舞台の見どころは?
若月:初めてアクションに挑戦させていただいて、クロはたくさんの場所で戦って、シロや町を守ろうとするところを見て欲しいです。
三戸:シロは表情が豊かで、変顔をしている時間が多かったり、歌を歌っていたりする部分が、シロらしさだなと感じるので、そういったキャラクターを楽しんでもらいたいなと思います。
舞台『鉄コン筋クリート』ゲネプロ (c)松本大洋・小学館/2018舞台「鉄コン筋クリート」製作委員会
――お客さまに向けてコメントを。
若月:舞台「鉄コン筋クリート」は、3つオススメポイントがあります。1つ目は、舞台のセットがとてもユーモアに溢れていて、カッコ良いことです。ただ座ってセットを観ているだけでも面白いですし、私は劇場でこのセットを初めて見たときに圧倒されたので、皆さんにも感じていただきたいです。
2つ目は、“クロ”と“シロ”の関係性が漫画やアニメなどのイメージもあると思いますが、舞台ならではの関係性や物語があるので、そこに注目していただきたいです。
3つ目は、宝町がそこにある!と来てくださった皆さんに感じていただけるほど、素晴らしいキャストの皆さんが世界観を作り上げてくださっています。さらに原作があるので“2.5次元舞台”というジャンルになりますが、演劇として、とても面白い物語となっております。是非劇場に足を運んで下さったら嬉しいです。よろしくお願いします。
舞台『鉄コン筋クリート』ゲネプロ (c)松本大洋・小学館/2018舞台「鉄コン筋クリート」製作委員会

舞台『鉄コン筋クリート』ゲネプロ (c)松本大洋・小学館/2018舞台「鉄コン筋クリート」製作委員会

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