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ディズニーオタクが作ったディズニー
映画 『シュガー・ラッシュ:オンラ
イン』レビュー

ディズニー長編アニメーション最新作『シュガー・ラッシュ:オンライン』が2018年12月21日(金)に全国公開されます。 全米公開に先駆けその内容をネタバレなしでレビュー。

ディズニー長編アニメーション最新作『シュガー・ラッシュ:オンライン』が2018年12月21日(金)に全国公開されます。
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全米公開に先駆けその内容をネタバレなしでレビュー。
ゲームの世界からネットの世界へ前作『シュガー・ラッシュ』は鑑賞必須
2012年に公開された映画『シュガー・ラッシュ』の続編である『シュガー・ラッシュ:オンライン』。
今作の舞台は前作から6年経った、現実と同じ時間軸の世界です。
前作はアーケードゲームの内側の世界観を描き出し、ディズニーでは無い会社のゲームキャラクターも出演しました。
ゲームの世界や他社キャラクターは今作でも当たり前のように登場。
説明なく描かれるので、前作の鑑賞は必須と言えるでしょう。
見事な世界観の構築
そして今作ではラルフとヴァネロペが新たにインターネットの世界へと冒険に出かけます。
インターネットの世界は『モンスターズ・インク』のドア倉庫のように無限のように広がる世界。
地面近くが古いネット、空に近くにつれて最新のネットという構造の未来都市風デザインです。
普段私たちが使っていて、今この記事を書くのにも読むのにも利用しているインターネットが、ディズニーの手で行ってみたい夢のある空間になります。
この世界観の作り方はさすがディズニーです。
その中にネットの負の部分も忍ばせるのもディズニーらしい描き方。
プリンセスシーンはどうなる?
ディズニーマニアなら爆笑!?そして、予告編などでも度々登場しているディズニープリンセスが現れます。
これはインターネット上のディズニー公式サイト「Oh My Disney」をヴァネロペが訪れるというストーリー上で発生するイベント。
自身もプリンセスであるヴァネロペが白雪姫からモアナまでのディズニープリンセスたちの楽屋を訪れます。
カメオ出演で物語には関わらないのかと思いきや、プリンセスたちがヴァネロペに語る話はその後重要な役割を担います。
前作はゲームの小ネタが散りばめられていましたが、今回はディズニーの小ネタがいっぱい。
「Oh My Disney」ではプリンセス以外のキャラクターも登場。
ディズニー、ピクサー、マーベル、スター・ウォーズのキャラクターが現れ、ディズニーマニアを楽しませてくれる小ネタが次々と出てきます。
プリンセスも細かな自分のエピソードや、予告編でも登場したTシャツの単語、自分の歌を挟み込んでくるなど、それぞれの作品を知っていると笑えるシーンが盛りだくさんです。
全編を通して「ディズニーオタクが作ったディズニー映画」であることを感じました。
「友情」か「夢」か物語は大親友であるラルフとヴァネロペが違う世界を目指したら…? というテーマになっていきます。
「友情」と「夢」のどちらかを選ぶという、シンプルながら難しいテーマ。
小難しい社会問題ではなく、ディズニーが大切にする要素をテーマに選んでいるのも『シュガー・ラッシュ:オンライン』らしいセレクトです。
前作『シュガー・ラッシュ』から自分の居場所・役割について考えてきた2人が選んだ答えには驚かされました。
『シュガー・ラッシュ:オンライン』
2018年12月21日(金)日本公開

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