【RUSH BALL 2018 クイックレポ】2日
目スタート、Ivy to Fraudulent Gam
eが念願のメインステージで吠える

RUSH BALL 2018 Ivy to Fraudulent Game(OPENING ACT)
『RUSH BALL 2018』、2日目も雲ひとつない快晴。オープニングアクトとして、メインステージからスタートダッシュを決めたのはIvy to Fraudulent Game。大島知起(Gt)の美しく緻密に作りこまれたギターリフが印象的な「she see sea」から始まったステージ。酷暑を超える熱い会場に涼感を与え、徐々に体が目覚めていく感覚を覚える。凛とした歌声の寺口宣明(Gt/Vo)はブレスさえも音色に代え、ひたすら前をじっと見据えて歌いこむ。オーディエンスたちは深い青を想わせる楽曲の世界観に浸り、気持ちよさそうな表情を見せる。
Ivy to Fraudulent Game
続く「Parallel」は今年9月26日にリリースされる(予定)メジャー1stシングルだ。派手さはないものの、深層へ染み入る音は気付けばオーディエンスの心情を掴み、福島由也(Dr)が刻むビートがより深みへと侵食してくる。カワイリョウタロウ(Ba)のリズムも曲が進むほどに興奮度合いを高めていくので、曲の最後にはものすごい集中力でステージに魅入っていることに気付かされる。
Ivy to Fraudulent Game
昨年はATMCでクロージングアクトを務めていた彼ら。「去年は向こうでライブをして。約束したこっち(メイン)のステージが実現した。立つからには……」とギターをかき鳴らしながらイベントに懸ける思いを語るので、実は後半はよく聞き取れなかった……。それでも最後「負ける気がしねーーー!」と会場後方にまで響くような熱い叫びに、ステージに懸ける思いを確かに感じることができた。そこからは先ほどまでの流麗なギターロックサウンドから一転、荒々しくも力強い「青写真」では「起きてるか、大阪!来い!」と、観客を煽るたびにバンドのテンションがさらに高まっていく。
Ivy to Fraudulent Game
最終曲「革命」では野外の広い空に似合う開放感たっぷりのギターロックサウンドで魅了! バンドのサウンドもより頼もしさが増し、「あ、会場がひとつになった!」と会場の熱量が倍増していくのを肌で感じる。「また来年会いましょう!」、最後に寺口が叫んだ言葉は来年までにさらにパワーアップしてくることを約束してくれるものだと信じている。
さぁ、オープニングアクトで勢いがついた『RUSH BALL 2018』2日目! これからも最高のステージが次々に待ちわびている!

文=黒田奈保子 撮影=田浦ボン

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