オフィシャル写真より

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3周年の『FGO』人気の理由を徹底分析
! “ゲーム・海外・コスプレ”から魅
力を紐解く【Fate/Grand Order】

3周年を迎えた『FGO』。いちファンがその人気と魅力について、さまざまな角度から語ります。

みなさんは、『Fate/Grand Order』(以下FGO)というゲームをご存知ですか?
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2015年夏より『Fate』シリーズのスマホ向けゲームとして始まり、2018年7月30日に3周年を迎えた作品で、2018年5月の時点で日本語版は1300万DLを達成。さらに2019年にはTVアニメ化&劇場アニメ化が決定するなど、人気はさらに加速し続けています。
この記事では、7月28日(土)・29日(日)に開催された3周年リアルイベント『FGO Fes.2018』での盛り上がりを振り返るとともに、『Fate』シリーズの原点から触れ、あまりに好きすぎて海外のリアルイベントにも足を運ぶようになった筆者が、『FGO』の人気を様々な視点からご紹介したい思います。
過去最大、過去最高の盛り上がりを見せた『FGO Fes.2018』大型の台風が訪れ、一時期中止もするのではないかと囁かれた『FGO Fes.2018』。1日目は大雨となりとても環境が良かったとは言えませんでしたが、そんな台風など関係なく、終始大きな事故なく大盛り上がりとなりました。
参加者入場口では、『FGO』のキャラクター(以下サーヴァント)たちが巨大ディスプレイでお出迎え。また大型円柱ではここでしか見て聞くことができない声優参加の特別映像も公開。多くの参加者が足を止めて映像を楽しんでいました。
『FGO』は今まさに全盛期!?
『FGO Fes.2018』では、とにかくファンが体験しながら楽しめる企画ばかり。「サーヴァントと巡る世界展」では、中国やアルプス、日本、アメリカなどその土地の衣装を着こなしたサーヴァントたちがお出迎えしていて、描き下ろしサーヴァントをひと目見ようと長蛇の列ができていました。
ほかにもゲーム内に登場する宝具(武器)を現物大にして再現した「宝具展示エリア」に、歴史年表やゲーム内登場のマシンの展示、企業ブースでは公式痛車や新作『Fate』シリーズのフィギュア発表など、会場内すべてが見ごたえしかありません。
28日の夜に行われた、一夜限りの音楽ライブ『Fate Night FES.』では、坂本真綾さんやLiSAさんなど、『FGO』や『Fate』シリーズの楽曲を手がけるアーティストが、休憩する暇もなく一気にライブを披露。『Fate』シリーズの一ファンである筆者は、2時間の濃厚なライブに、ただただ圧倒されました。
2017年に続き、『FGO』の大型リアルイベントは今年で2回目でしたが、去年以上の規模に去年以上の盛り上がりがここにはありました。ゲームリリースから3年が経ち、今が全盛期なのではないかと、『FGO Fes.2018』に参加して感じました。
『FGO』いつからハマった? アンケート実施
『FGO』からハマった人は意外と多いCharacter JAPANにてアンケート<「Fate」シリーズ、あなたがハマったのはいつから?>を実施。
最も多かった回答は『FGO』リリース後の「2016~2018年」。次いでPC版『Fate/stay night』が発売された「2004~2006年」、またアニメ『Fate/Zero』や『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』が放送された「2010~2012年」「2013~2015年」の時期からハマった人も比較的割合の高い結果になりました。
PC版『Fate/stay night』発売から『FGO』リリースまでの2004~2015年に『Fate』シリーズにハマった人は約7割と、全体で見れば割合は高いですが、一方で2016年以降に『Fate』シリーズにハマった人が3割以上もいるということが分かります。
元々『Fate』シリーズはストーリーや世界観が非常に魅力的で、その魅力を『FGO』で初体験してハマっていった人が多いのではないか…と筆者は考えます。
魅力的なキャラクターが多い『FGO』には、魅力的なキャラクターが多く登場します。2018年8月の時点で210以上の過去の英雄がサーヴァント(英霊)となって登場しており、聞いたことのある英雄も多いため親しみを持ちやすく、すぐにキャラクターのことが好きになりやすい土壌があります。
また男性女性に関わらず、好きな属性をカバーしていることも魅力です。
例えば男性サーヴァントで言えば、長身細身のイケメンから年齢高めの渋いオジサンがいますし、女性サーヴァントだと清楚美人からハイテンションなキャラクター、ツンデレもいます。
そして第一印象で気になるサーヴァントが出てきたところで、さらにゲームをプレイしていってどんどん引き込まれ、さらに史実も調べるようになり、より好きになる人も…。
こういったことが人気の理由のひとつではないかと思います。
ちなみに筆者は、『FGO』に登場するサーヴァントの出身地でピックアップ召喚(ソシャゲのガチャ)を行うのが大好きです。過去にはニコラ・テスラと繋がりがあり、『FGO』のストーリーにも登場した舞台の近くであるナイアガラへも訪れました。
すさまじい人気!海外での盛り上がり
海外での人気はすさまじい『FGO』は現在海外版が配信中です。
日本でのリリースから約1年1ヵ月後の2016年9月29日に、中国大陸を対象とした簡体字版、2017年5月18日に台湾・香港・マカオを対象とした繁体字版、6月25日に北米を対象とした英語版、11月21日に韓国版が配信。
さらに2018年4月にはシンガポール、タイ、フィリピン、ベトナム、オーストラリアの東南アジア地域にも英語版の配信地域が拡大しています。
日本以外の配信地域の中では、特にアジア圏での人気は高く、簡体字版は2018年7月の時点で900万DL、繁体字版は400万DLを突破しています。
海外においても、日本と同じく『Fate』シリーズから好きな人と『FGO』からハマった人に分類できると思います。『Fate』シリーズから好きな人は日本語版をプレイしている方が多く、特に中華圏は日本語版をプレイする人を多く見かけます。
また『FGO』は日本以外の配信地域でもリアルイベントを展開していて、2018年1月に上海にて1周年記念イベント、台北ゲームショウにてゲーム内の部屋をイメージしたブースの出展、アメリカではシアトルやロサンゼルスなど大型のアニメ・ゲームコンベンションイベントで声優参加のステージを行い、盛り上がりました。
2018年3月に開催されたシアトルのイベント『Sakura-Con 2018』では、FGOクリエイティブプロデューサーの塩川洋介さん、エリザベート・バートリー役やアストルフォ役を演じる大久保瑠美さんが登壇したステージを開催。
超満員となった会場では、人気サーヴァントのジャンヌ・ダルク〔オルタ〕が英語版にて初登場することがアナウンスされ、拍手喝采。その後行われたふたりのサイン会では、長蛇の列ができていました。
また、英語版1周年のタイミングで行われたロサンゼルスのイベント『Anime Expo 2018』FGOステージでは、塩川洋介さんとともにアルトリア・ペンドラゴン役の川澄綾子さんとアーラシュ役の鶴岡聡さんが登壇。
『Anime Expo 2018』内でも非常に大きかったステージ会場が埋まるほどの人気っぷりで、1周年を記念した聖晶石(ゲーム内アイテム)の配布など新情報が発表されたときの発狂に近い盛り上がりは、今でも印象強く残っています。
年々増加!『FGO』コスプレの盛り上がり
コスプレとしての魅力筆者は仕事、そして趣味でコスプレ撮影を行うことが多いのですが、『FGO』がリリースされた2015年から今に至るまで、『FGO』のコスプレイヤーが増加していると肌で感じています。
元々『Fate』シリーズでセイバーや遠坂凛、間桐桜などの人気キャラクターのコスプレは多かったのですが、『FGO』からさらに人気が拡大。コスプレの分野で一大ブームになっています。
大型のコスプレイベントへ行けば、まず間違いなく『FGO』のコスプレイヤーをたくさん見かけること間違いなし。
さらに、『FGO』のコスプレ人気は日本だけでなく海外でも大人気です。中国大陸や台湾、香港など中華圏は日本並みの人気で、さらにシンガポールやタイといった東南アジアから、アメリカやカナダなど北米でも数多くの『FGO』コスプレイヤーが登場しています。
東南アジアでは英語版の配信地域に入っていないときから、かなりのコスプレイヤーが『FGO』にチャレンジしていました。
配信地域に入っていないヨーロッパや中南米、アフリカでも、今後『FGO』の人気がどうなるのか…今後調査したくなります。
3周年イベントのレポートから、『FGO』の人気の秘訣、そして海外、コスプレから見た『FGO』の人気の高さをまとめてみましたが、いかがだったでしょうか。これから4周年目に入り、一体どこまで『FGO』の人気が高まるのか、全く検討がつきません。
いちファンとして、今後も『FGO』を追いかけていきたいと思います。

ウレぴあ総研

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