BUCK-TICK、新曲も披露した年末恒例
の14年連続日本武道館公演、大盛況の
うちに終幕!

今年のBUCK-TICKは6月に25周年を記念して制作され、約3ヶ月ものロングランヒットを記録したドキュメンタリー映画『劇場版 BUCK-TICK ~バクチク現象~』の上映で、まさに“バクチク現象”を全国に巻き起こしたが、活動の焦点は楽曲制作にあてており、関東圏での単独ライブも3月11日に日本青年館で開催した東日本復興支援チャリティーLIVE『TOUR 2013 COSMIC DREAMER Extra~WE LOVE ALL!』以来、約9ヶ月ぶりであった。

チケットは瞬時にSOLD OUTを記録し、まさにプレミアム・ライブとなった今年の年末日本武道館公演。
BUCK-TICKのライブを待ちわびた多くの人たちで日本武道館は膨れ上がり、開演前からその“期待”と“興奮”が早くも沸点に達しつつあるその時、SE「THEME OF B-T」が鳴り響きメンバーがステージに現れると、1曲目から新曲「STEPPERS -PARADE-」を披露。
そして櫻井敦司(Vo)の「THE DAY IN QUESTION楽しんでください」との一言でこの日のライブが幕を開けた。

いきなりの新曲披露に興奮と驚きを隠せない観衆を前に、「NATIONAL MEDIA BOYS」「キャンディ」「Django!!! –眩惑のジャンゴ-」「ミウ」「BUSTER」「CREAM SODA」「ドレス」「BRAN-NEW LOVER」と新旧を織り交ぜた人気楽曲を立て続けにパフォーマンスしていくと早くも会場はBUCK-TICKの織りなすメロディーと、作り出された世界観に呑み込まれて行った。

そしてSE「-Rainy-」が流されると、ライブの第二章がスタートしていく。
「セレナーデ –愛しのアンブレラ-」「羽虫のように」「スズメバチ」「MY FUCKIN’VALENTINE」「RHAPSODY」「くちづけ」「KISS ME GOOD-BYE」とこちらも間髪入れずにプレイしていく姿は、ライブ第一章とはまた一味違うカラーの楽曲と世界観を見せてくれた。まさに圧巻の一言に尽きるパフォーマンスである。

 ライブ本編の終了後もBUCK-TICKの世界感から抜け出したくない多くの観衆のアンコールの歓声に、再び登場したメンバー。
ここでも惜し気もなく「エリーゼのために」「真っ赤な夜」「ROMANCE」「太陽ニ殺サレタ」と新旧の人気楽曲を披露し観客をBUCK-TICKの虜にしていく。
そしてダブル・アンコールとなった冒頭に櫻井敦司は「映画(テーマソング)にもなりました曲を聴いてください。

みなさんもパレードに来てください」と言い、こちらも新曲の「LOVE PARADE」を披露する。そして、インディーズ時代の「FLY HIGH」を挟んで、最後に櫻井敦司は「ありがとう。今日もなんだかんだありましたが、みなさんどんな1年でしたか?また来年遊びましょう!また来年会いましょう!どうにかなるさ!最後踊ってください!」と言い、「独壇場Beauty-R.I.P.-」でBUCK-TICKの2013年を締めくくった。

メンバーがステージを後にする光景はまさに「LOVE PARADE」の歌詞にもあるように、“今 幕が下りる 拍手と歓声と投げキス みんなが笑ってくれる 出来すぎた夢の様だね”を具現化していた。BUCK-TICKが2014年にどんなパレードで僕らをどんな所へ連れて行ってくれるのか楽しみなライブであった。

尚、この日本武道館のライブの模様は当日もライブ生配信を行ったYahoo! Japanにて1月中旬から編集版がアーカイブ配信されることが決定している。ご覧になるにはプレミアム会員限定であるが、この日の感動と興奮が甦るまたとない機会である。さらに、ニコニコ生放送では12月23日に行われた郡山公演の模様が独占放送されることも決定している。BUCK-TICKのパレードはまだまだ続きそうだ。

文:森 久

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