【関ジャニ∞】最新LIVE&リサーチで
徹底分析! エイトとエイターの揺るが
ぬ"結束力"の正体

先日無事千秋楽を迎えた、関ジャニ∞の最新ツアー。ウレぴあ総研では2013年から行ってきた「関ジャニ・リサーチ」の結果を交えて、関ジャニ∞のライブの魅力を徹底分析! そこから見えてきた関ジャニ∞快進撃の理由、そしてエイトとエイターの絆とは?

2013年11月8日から2014年1月19日にかけて、全国5大ドーム・全13公演を見事になし遂げ有終の美をかざった『関ジャニ∞ LIVE TOUR JUKE BOX』。昨年末は2度目の紅白歌合戦出場も実現し、2013年は12月から2014年2月まで3ヶ月連続シングルリリースを行うなど、ますます爆走中の関ジャニ∞が、今回のツアーでもまたひとつレベルアップした姿を見せてくれた。
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今回はウレぴあ総研が独自に実施した「関ジャニ・リサーチ」の結果をもとに、東京ドーム公演最終日を徹底レポートする。
(※関ジャニ・リサーチの結果は2013年11月8日17:00〜2014年1月31日00:00までにウレぴあ総研HPからネット回答したデータを集計したもの。本文中のデータは2014年1月22日現在)
2014年1月19日、彼らのホームである「京セラドーム大阪」公演をもって、約3ヶ月に渡る『関ジャニ∞ LIVE TOUR JUKE BOX』は無事に全13公演の幕を下ろした。今回のライブは「ファン投票企画」を盛り込むなど、関ジャニ∞(以下:エイトと表記)とファン(以下:エイターと表記)にとって実験的なライブツアーとなった。
ここ最近テレビや映画、ラジオなどあらゆる場所で活躍するエイトだが、この躍進の裏には彼らが長年培ってきたライブ・パフォーマンスへの熱い思いがあるようだ。今回は東京ドーム・ラスト公演(2013年11月10日)を中心に、ウレぴあ総研が独自に実施した「関ジャニ・リサーチ」の結果をふまえて、エイトのライブを徹底解剖してみよう……!

新しいファン層の獲得に成功!
2013年11月10日、開場2時間前にも関わらずムンムンとした凄まじい熱気に包まれる後楽園駅。改札口はごった返し、「先に帰りの切符を買っておこう」「今のうちにお手洗い行かないと」「先にグッズ並んどいて!」――そんな会話が飛び交っている。周りを見渡すと人波の7、8割が「JUKEBOX」と書かれた白いモコモコのバッグを肩に下げている。この集団……明らかに「エイター」である!
 
2013年11月8日から10日までの東京ドーム3デイズで幕を開けた『関ジャニ∞ LIVE TOUR JUKE BOX』。今回徹底解剖する11月10日は、3デイズのラストライブにあたる。
東京ドーム公演を皮切りに、12月14日の札幌ドーム(北海道)、12月21日〜23日のナゴヤドーム(愛知県)、1月1日〜2日の福岡ヤフオク!ドーム(福岡県)、そして追加公演も含んだ1月17日〜19日までの京セラドーム大阪(大阪府)と全国5大ドームを巡回した今回のツアーは、先日無事に全公演を終えた。
東京ドームに到着すると、あたりは老若男女のエイターでびっしりと埋め尽くされていた。学校の制服を着くずした女子高生エイター、幼稚園くらいの「お子さんエイター」、そして奥様世代のマダムエイターがいるかと思えば、革ジャンを着こなし錦戸亮のうちわを持参するダンディーなおじさまエイターの姿も。おじさままで魅了するとは、恐るべし関ジャニ∞。
さらに、ふと横をみると「この子ジャニーズ?」と見紛うような、爽やかイケメン大学生風の「男のエイター」が2人組で参戦しているではないか……マジかよ。数年前のライブと比べると性別、世代を超えて多様なファン層が増えていることが一目瞭然である。
持参するグッズに変化が?
今回のツアーグッズ持参率に見るエイターの変化
そうこうしているうちに、22番ゲートに到着。ゲート頭上を見上げると、そこには『関ジャニ∞ LIVE TOUR JUKE BOX』の看板がドドーンと掲げられていた。周囲には、”カシャッ・カシャッ”と真剣な面持ちで写真を撮りまくるエイターたち。中には、自撮り写真にちゃっかりと看板を写し込もうと奮闘するエイターもちらほら。
さて、くるっと左を向くとドームとグッズ売り場の中間地点にカラフルな「巨大JUKEBOX」が設置されているのを発見…!アルバムジャケットと同様のJUKEBOXデザインに、くちびるがニヤッと笑う「KANJANI∞」ロゴがあしらわれたファン垂涎もので、こちらにもエイターが殺到し四方八方から写メの嵐を浴びせかけている。
これまでの関ジャニ∞ツアーでは、デビュー当時から販売されているグッズの中でもファンが好みのものを持参する傾向があったように思える。ところが記者の実感として、『JUKEBOX』ツアーでは今回のツアーグッズを持参するエイターが非常に多かったのだ。
これはバッグやTシャツだけではなく、ライブの必需品でもある「ペンライト」「うちわ」についても言えることだった。もちろん、今回のツアーグッズがメンバー安田章大が手がけた普段使いしやすいデザインだったことも関係しているだろうが、何かほかにもワケがありそうだ。
そこでウレぴあ総研がおこなった「関ジャニリサーチ」をチェックしてみよう。「いつからファンになった?」(※2002年から2013年までの12の選択肢から1つを選択)という設問に対して、次のような結果が寄せられている。
1位 2012年(16.19%)2位 2011年(11.29%)
3位 2006年(10.82%)
なんと、全体のうちの約16%が2012年、つまり関ジャニ∞8周年記念の年にファンになったというのだ。2位の2011年を合わせると全体の約3割を占める。単純計算してドーム5万5000人のうち3割と言えば1万6500人……!
もちろん、この結果はウレぴあ総研の「関ジャニ・リサーチ」に回答したエイターのデータであることに注意する必要がある。とはいえ、この結果は興味深い。
(※回答は1端末から1回のみリサーチ結果に反映されている)
このアンケートの設問のうち、1番古い年に設定されているのが2002年である。2002年といえば、エイトが大阪松竹座で『ANOTHER』というミュージカルや、関ジャニ∞として初のコンサートである『関ジャニ8 Xmasパーティー2002』を行った年だ。
またランキング3位の2006年には、『関風ファイティング』でオリコン1位を記録し、NEWS・KAT-TUNと合同のFC『YOU&J』が発足している。
2位の2011年は、『クレヨンしんちゃん』のアニメ・劇場版主題歌を担当しただけでなく、『24時間テレビ「愛は地球を救う」』のメインパーソナリティを務めたり、『関ジャニの仕分け∞』がゴールデン枠でスタートするなど露出も増え、一般的な認知度を高めたことがファン獲得に繋がったのだろう。
最も多く新規ファンを獲得したのは20●●年
もっとも多く新規ファンを獲得したのは2012年
そして1位となったのは2012年である。以前の記事『【関ジャニ∞】興行規模ランキングで1位! 躍進の理由は「ライブ」へのこだわりだ』(http://ure.pia.co.jp/articles/-/19365)でも分析したように、8周年はエイトにとって非常に重要な年で、メディア露出も目立った。
たとえば「∞祭」や「すごはち」などファンと間近でふれあえるイベントを開催し、FC会員ではなくともエイトと会える(しかも無料……!)機会が設けられた。また映画『エイトレンジャー』の公開、紅白初出場も2012年だ。
メンバーはしきりに「エイターに感謝を伝える年」だと述べていたが、結果的に新しいファン層の獲得にもつながったことが今回のリサーチから分かった。
このリサーチ結果をふまえて、「ライブに何回行った?」というリサーチ結果もみてみよう。
1位 1〜3回(23.28%)
2位 10〜20回(18.7%)
3位 4〜6回(15.65%) 
4位 7〜9回(11.64%)
この結果からすると、今回の「関ジャニ・リサーチ」に回答した人のうち、ライブに行った回数が10回未満(1〜9回)の割合が全体の50.57%を占めていることが分かった。
もちろん、この数字だけでは何年度からライブに出向いているのかは知りえないが、1位の1〜3回という数字をみると「ファンになった年」ランキングの1位・2位を記録した2012年と2011年からライブに参加している人が多いのではないかと推察できる。

「JUKEBOX」というテーマを貫いた挑戦的なツアー
さて、舞台は再び東京ドームへ――。
お手洗い待ちで長蛇の列をつくるエイターを横目にドームの中へ。すでにペンライトを手にしたエイターが臨戦態勢で巨大な球体全体を埋め尽くしている。中には大きな手鏡でヘアメイクの最終チェックを行う乙女な(?)女性エイターや、男性同士で談笑する「男のエイター」の姿も。
すると、どこからともなく聴こえてきたのは「エイトコール」だ。開演直前に開場の温度をガンガンと上昇させる「エイト!エイト!」という歓声は、次第に大きくなっていく。5万5000人の「エイトコール」は圧巻の一言で、 このエネルギーに包まれたエイターのテンションもますます急上昇、「これだけ会場が暖まっていれば出て行きやすいわ」となぜかアイドル目線でつぶやきたくなる安定感だ。
すべてのファンが楽しめるライブ構成
ついに開演、過去最高レベルのサプライズ!
そして次の瞬間、パッと会場が暗転…!ドームは一瞬にして、虹色に光るペンライトが作り出す夜空へと様変わりした。同じ瞬間、先ほどまでお行儀よく揃っていたエイトコールは「ギャァアアアアアァァ!!!」という雄叫びに切り替わり、『JUKEBOX』の映像が流れたのもつかの間、聴こえてきたのは、あの曲のイントロだった。……しかも、これまでとはまったく違う音色で聴こえてくる!
脳内イントロクイズ状態で狂喜乱舞する間もなく、前方ステージの巨大カーテンが“バサッ”と降りると、そこに居たのはバンド姿のメンバーだった。そう、ライブでも人気が高いダンス・ナンバー、『ブリュレ』をバンド演奏しているじゃないですか。こ、これはしてやられた……!
毎回しょっぱなから楽しませてくれるエイトだけに、今回は一発目にどんな飛び道具を持ってくるかと恥ずかしながら何パターンか予想して臨んだものの、「これは反則だろォォ!!」という予想のナナメ上具合に見事撃沈。
これまではクールなダンスナンバーとして扱われてきた『ブリュレ』をメンバーの生演奏で生まれ変わらせるとは、なんとも粋な演出だ。続く、『夕闇トレイン』、『宇宙にいったライオン』、『LIFE〜目の前の向こうへ〜』と4曲をバンドアレンジでこなし、開会の挨拶へ。この4曲を通じて、彼らの演奏技術が昨年のライブよりも遥かに向上していることが全身から伝わってきた。
新曲も含めてバンド曲のレパートリーがここまで増えるということは、超多忙なスケジュールの合間のほとんどを演奏練習に費やしているのではなかろうか……という謎の親心が芽生えたところで、メンバー挨拶へ。
村上信五お決まりの「ばかになれますかぁ〜?」にエイターも慣れた様子で「イェェェェ!!!!」と応答。以下、ダブル・アンコールまで全30曲を歌い、踊り、演奏しきった。
【セットリスト】
1.ブリュレ(バンドver.)
2.夕闇トレイン(JUKEBOX)
3.宇宙にいったライオン
4.LIFE〜目の前の向こうへ〜
=挨拶=
5.Dear Summer様!!(JUKEBOX)
6.あおっぱな
7.T.W.L
8.TAKOYAKI in my heart(JUKEBOX)
9.Sorry Sorry love(JUKEBOX)
10.Dye D?
11.Water Drop
12.涙の答え(JUKEBOX)
13.青春ノスタルジー( JUKEBOX)
14.クラゲ( JUKEBOX)
15.ココロ空モヨウ(新曲)
=MC=
16.ビースト!!(JUKEBOX)
17.狩(仮)(JUKEBOX)
18.あなたへ(JUKEBOX)
19.へそ曲がり(JUKEBOX)
20.ズッコケ男道
21.無責任ヒーロー
22.Your WURLITZER(JUKEBOX)
23. West side!!(JUKEBOX)
24. レスキューレスキュー(JUKEBOX)
25. Eightopop!!!!!!!
=MC=
26. All is well (JUKEBOX)
=アンコール=
27. ここにしかない景色(JUKEBOX)
28. イッツマイソウル
29. モンじゃい・ビート
=ダブル・アンコール=
30. 急☆上☆Show!! 
11月10日はダブルアンコールを含めて全30曲を熱唱したが、うち16曲がアルバム『JUKEBOX』に収録された楽曲だった。つまり『JUKEBOX』からは『北風ブルース』1曲を除くほぼ全曲を行ったことになる。残りの14曲は『ズッコケ~』や『無責任~』など一般的にもメジャーな「これぞ関ジャニ∞」という布陣だったこともあり、新しいファンでも『JUKEBOX』を聴いていれば楽しめるような構成になっていたことが特徴だ。
今回のライブはダンスナンバー・バラード・ロック・お笑い・歌謡曲と、これまで挑戦してきたジャンルに加え、バンド・アレンジ、CG映像と組み合わされたテクノポップ調の楽曲、ユニットバトル、そして横山裕のトランペット演奏と、未開拓の地を開拓した挑戦的なライブだった。こうしたライブ構成で、新しいファンも古くからのファンも共に楽しめたのではないだろうか。
お笑いじゃない「クール」な関ジャニを堪能!
お笑い封印?!ライブならでは「クールなエイト」の姿とは
さて、ライブならではの楽しみの一つに、「脱・お笑い系」の「カッコイイ関ジャニ∞」を見ることができる、というものがある。「関ジャニ・リサーチ」では、「関ジャニ∞、歴代アルバムどれがいちばん好き?」という調査も行ったが、その集計結果がこちら。
1位 『8UPPERS』(29.94%) ※2010年
2位 『PUZZLE』(27.87%) ※2009年
3位 『JUKEBOX』(24.13%) ※2013年
4位 『FIGHT』(10.97%)  ※2011年
という結果に。今回のライブツアーでは、1位の『8UPPERS』 (29.94%) からは「LIFE」と「急☆上☆Show!!」の2曲がエントリー。 2位の『PUZZLE』(27.87%)からは『イッツ マイ ソウル』、『無責任~』、そしてライブアレンジの『ブリュレ~』の3曲がエントリーしている。
 
つまりセットリスト30曲のうち5曲が、上位2つのアルバムから選曲されていたのだ。3位の『JUKEBOX』(24.13%)を含めるとセトリ全体の70%が歴代アルバム人気1〜3位の楽曲だと判明。
さらに4位の『FIGHT』(10.97%)からは、『ライオン~』『T.W.L』『Dye D?』『モンじゃい~』『Water Drop』の5曲が選ばれているので、アルバム人気1〜4位の楽曲で全体の約87%が占められていることが分かった。
今回のライブツアーのセトリは、ウレぴあ総研の「関ジャニ・リサーチ」から判明したファンの好きな楽曲傾向を見事に組み込んだ構成になっていたのだ。
 
つづいて「歴代ライブDVDどれがいちばん好き?」をチェックしてみよう……!
1位 『KANJANI∞ LIVE TOUR 2010→2011 8UPPERS』(24.53%)
2位  『KANJANI∞ LIVE TOUR!! 8EST 〜みんなの想いはどうなんだい?僕らの想いは無限大!!〜』(21.85%)
3位 『COUNTDOWN LIVE 2009~2010 in 京セラドーム大阪』(17.96%)
4位  『KANJANI∞ 五大ドーム TOUR EIGHT×EIGHTER おもんなかったらドームすいません』(12.73%)
なんと、ここでも『8UPPERS』が1位という結果に……!1〜4位の結果は歴代アルバムランキングと重なっていることも分かった。
さて、アルバムランキングとDVDランキングで共に1位に輝いた『8UPPERS』(以下:『パッチ』)。この魅力は、ずばり「クールでカッコイイ関ジャニ∞」が拝めるという点に尽きるのではないだろうか。関ジャニといえばテレビでおなじみのお笑い系で、ジャニーズの異端児的存在だと思われがち。
しかし、『パッチ』はメンバー全員が”脱おもしろ系”に挑戦したライブで、メンバー全員が黒いスーツをパキッと着こなし大人な雰囲気をこれでもかと見せつけてくれた。
ネットでも話題の●●姿にファン絶叫
ファン参加型という新しい試み「男気バトル」
この『パッチ』のDVD特典ショートムービー映像の監督、脚本を手がけた中村哲平氏は多くのエイト映像を手がけている。今回のアルバムでは『TAKOYAKI in my heart』のMV、そしてエイター参加型企画「男気バトル」のうち、村上信五・丸山隆平・錦戸亮のユニットが担当した楽曲『ビースト!!』のMVも中村監督が手がけた。
ところで「男気バトル」とはいったい何ごと?という方の為に少々説明すると、今回のライブツアーを大きく盛り上げたユニット対抗企画のことだ。事の発端はアルバム『JUKEBOX』B盤の特典映像として収録されていた『関ジャニ∞ガチンコ選抜 新ユニット決定!!』から始まる。
『ビースト!!』を歌った村上・丸山・錦戸の3名対、『狩(仮)』を担当した渋谷・横山・安田・大倉の4名で、どちらに「男気」を感じるかファンに投票してもらい負けた方が罰ゲームという企画だ。ツアー全公演を終え、結果は『ビースト!!』が圧勝。

ネットで話題となった「ふんどし一丁姿」でファン絶叫
この『ビースト!!』が圧勝した大きな理由のひとつとなったのが、村上・丸山・錦戸の「ふんどし一丁姿」だ。男気をアピールするべくマサイ族風衣装で狩りに出る男を演じた横山・渋谷・安田・大倉ユニットに対抗すべく、ビースト勢は日本の男らしさを表す「ふんどし姿」に挑戦。かっこいいスーツ姿から始まる『ビースト!!』だが、知らぬ間にアリーナ中央で「ふんどし一丁姿」になっているという珍プレーである。
これは瞬く間に「丸ちゃんのお尻きれい過ぎ」「男のエイターも魅了」とネットを賑わせ、ニュースにもなるなど話題をさらった。5万5000人から己のふんどし姿を凝視されるというのは、もはや変態プレイと言っても過言ではない。プロ根性あっぱれである。
翌12月、クリスマスが近づいた名古屋公演では「聖夜」と書かれたふんどしを着用するなど遊び心と笑いのアップデートを忘れないところがエイトらしい。その後も「男気」の暴走はとどまることを知らず、年明けの福岡ヤフオクドームでは「謹賀新年ふんどし(正月飾り付き)」、ラストの大阪京セラドームではゴールドに赤文字で”千秋楽”と書かれたふんどし姿を披露した。
オーラスでテンションブチ上げ状態ということもあったのか、『狩(仮)』メンバー4人も衣装を脱ぎ捨て白地に赤文字で「狩」と書かれたおめでたい姿を披露。「え、この人たちジャニーズだっけ」と一瞬自分の目を疑ってしまうほどの大量出血大サービスぶりだが、ほぼ全裸でも巨大モニターのアップ映像に耐えられるのだから、彼らはやはり歴としたジャニーズなのだ。見ているほうが「なんかすいません」と謎の申し訳なさすら感じる始末である。
バトルを忘れてサービス精神だだ漏れ状態、という男気っぷりを発揮したのもむなしく、敗北を期した「狩」メンバーは罰ゲームという結果に。一軒家を借り切って24時間カメラに見つめられながらの共同生活を送るという。この様子はツアーDVDに特典映像として収められるというから、エイターは”震えて待て……!!”。
共に高め合うエイトとエイターの関係
10周年に向けての意気込み
以上、見事に9周年から10周年への架け橋を作ったエイトだったが、最後に忘れてはならないのは一貫している「エイターへの感謝」の姿勢だ。
今回のアルバムに収録された楽曲『All is well』は作曲・安田章大、作詞・関ジャニ∞でメンバーがそれぞれ自分の担当箇所に歌詞を綴った。エイトからエイターへ、今の気持ちを歌った”ラブソング”だ。
中でも丸山が綴ったパート、「その目の中に写ってる僕らは変わったかな/分からないんだ/だからこうして確かめるよ(略)届いてるよ/その声、想い、大切にするよ」という言葉には、今年で10周年という節目の年を迎えるメンバーの気持ちが集約されているように思える。
気づけば何本もレギュラー番組を抱え、メンバーそれぞれの持ち味を活かした活動の場も広がっている関ジャニ∞。今年は8周年に話題を呼んだ映画『エイトレンジャー』第2弾の公開も決定している。オーラスのアンコールでは生田斗真主演映画の主題曲に抜擢されている新曲『キング オブ 男!』も初披露した。
エイトは10周年もまた、成長した姿でエイターを驚かせてくれるだろう。しかし、この10年で成長したのはエイトのメンバーだけではない。エイトとともに、エイターも成長しているのだ。
9周年のライブツアー『JUKEBOX』を目の当たりにして、「アイドルとファン」という単純な関係性を超え、関ジャニ∞だからこそ培われた「エイトとエイター」の結束力を感じた。ときには誰よりも厳しくメンバーの姿を評価するエイター、そして全力でその視線に応えようとするエイト。ドームの空間を共有していたのは、アイドルと、そのアイドルの後を追うファンの姿ではなかった。お互いにこの場所へ引っ張り合ってきたという、対等なムードがある。
2014年、メンバーだけではなくエイターもともに大きな飛躍の年となるのではないだろうか。今後も新しい顔を見せてくれるだろう無限大の可能性を秘めた「関ジャニ∞」から、まだまだ目が離せそうにない。
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【関ジャニ∞】興行規模ランキングで1位! 躍進の理由は「ライブ」へのこだわりだ [ http://ure.pia.co.jp/articles/-/19365 ]
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