SPIN.DISCOVERY Vol.07 出演アーティ
スト 3. ものんくる ジャズと日本語
ポップスをブレンドした新感覚ユニッ
ト! 彼らが辿り着いた「ここにしか
ない世界」を目撃せよ

6月10日(日)に表参道WALL & WALLにて開催するSpincoaster主催イベント、“SPIN.DISCOVERY”。第7回目となる今回は“女性ボーカル・アクト”にスポットを当てて開催します。

今回はジャズと日本語ポップスをブレンドした独自の世界観を奏でる新感覚ユニット、ものんくるをご紹介。

結成は2011年1月、当時音大生だった吉田沙良(Vo.)が大学からオリジナル作品の制作を提案されたことから始まったとのこと。録音メンバーを探す中、他のバンドなどでジャズ・ミュージシャンとして活動していた角田隆太(Ba.)と対バンで知り合い、フィーリングのよさを感じ声をかけたことで活動がスタート。角田が書くオリジナル曲を録音しつつ完成させた1枚のミニ・アルバム『SARA』が、ものんくるとしての最初の作品となりました。
ものんくる、というバンド名の由来は、伊丹十三が編集長を務めていた1981年創刊の幻の雑誌「モノンクル」から引用したとのこと。その柔らかい響きが、今では日本語詞の韻を大切にするバンドの世界観を象徴する言葉としても響いてきます。

2012年には、Motion Blue YOKOHAMAにて念願の単独公演を成功させ、続く2013年には1stアルバム『飛ぶものたち、這うものたち、歌うものたち』をリリースしました。アコースティック・プログレ〜ジャズ・ポップまでを横断するソングライティングが話題となり、ライブでもソールドアウトが続くようになり、その注目度は右肩上がりに上昇。
先述の1stアルバムのプロデューサーは菊地成孔。本人をして「彼等を世に出さずに何をすれば良いのか」と言わしめるほどの大きな出会いをキッカケに、その後のアルバム制作にもプロデューサーとして名を連ね、バンドの飛躍を支える存在となります。TBSラジオ『菊地成孔の粋な夜電波』にも、ものんくるのふたりは度々ゲスト出演。師弟関係でありつつカジュアルな掛け合いも魅力でした。

2014年には、2ndアルバムにしてメジャー・デビュー作『南へ』を発表。菊地成孔が主催するレーベル〈TABOO〉から新人第一弾のリリースとなり、アコースティックかつ芳醇なメロディに、童謡の一節をも取り入れた歌詞など、ポップで洗練されたラブソングが話題の作品となりました。そして同年には、かつて大江千里、狭間美帆、石若駿なども受賞した“Jazz Japan Disc Award”のアルバム新人賞を受賞。ジャズ・ファンからの支持を確固たるものとしました。
2015年から2016年にかけてはライブ活動に注力し、“FUJI ROCK FESTIVAL”、“JAZZ SUMMIT TOKYO SUMMER FESTIVAL”、“KAWASAKI JAZZ”などのフェス出演やアルバム・ツアー、そしてCOTTON CLUB(東京・丸の内)での単独公演など経て、バンドとしての演奏力が大きく磨かれることに。

2017年には待望の3rdアルバム『世界はここにしかないって上手に言って』をリリース。iTunesやSpotify、Apple Musicなどのストリーミング配信でジャズ部門1位を獲得しました。そんなチャートの存在感も相まり、ツアー・ファイナルでは新規ファンや年齢層が若いリスナーも目立つ満員御礼のライブとなり、ジャズ・ファン以外にも名前が広く知れ渡ることとなりました。
配信限定シングル『魔法がとけたなら』をリリースし、2018年に入って念願のBLUE NOTE TOKYOでの初の単独公演をソールドアウト。その勢いのまま、いよいよ“SPIN.DISCOVERY”へ降り立つこととなります。

先日、4年間に渡ってお世話になった〈TABOO〉レーベルを卒業し、新たなステージへ飛び立ったものんくる。彼らが辿り着いた「ここにしかない世界」を、表参道WALL & WALLでぜひ目の当たりにしましょう。


【イベント情報】

Spincoaster Presents “SPIN.DISCOVERY vol.07”

日時:2018年6月10日(日)
OPEN 17:00 / START 17:30
会場:表参道 WALL&WALL
料金:
前売り ¥2,900

(Peatix | e+ イープラス)

/ 当日 ¥3,400(+各1D)

出演:
AAAMYYY
chelmico
MALIYA
ものんくる

[Opening Act]
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■イベント公式サイト:http://discovery.spincoaster.com/

Spincoaster

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