L→R ikoma(Gu&Cho)、PON(Vo&Gu)、LOVE大石(Dr)、たく(Ba)

L→R ikoma(Gu&Cho)、PON(Vo&Gu)、LOVE大石(Dr)、たく(Ba)

【ラックライフ インタビュー】
ライヴハウス育ちの俺たちの仲間の歌

好評放送中のTVアニメ『「食戟のソーマ 餐ノ皿」遠月列車篇』のオープニング主題歌でもあるニューシングル「シンボル」。作品の世界観を反映させながらも同曲がラックライフと仲間のバンドの歌になった経緯をPON(Vo&Gu)が語る。

もっとすごい夢を話せたら最高だと
思って「シンボル」は作ったし、
歌っていく

今回の「シンボル」は歌というか、声の印象がちょっと変わってませんか?

攻めてますよね(笑)。

歌い方を変えたんですか?

曲ごとにそれに合った歌い方は意識してますけど、それは昔からなので、今回変わったと思われたということは、その幅が広がったのかな。でも、曲も曲なので、結構攻めていこうという気持ちはありましたね。

その「シンボル」がオープニング主題歌に使われているTVアニメ『「食戟のソーマ 餐ノ皿」遠月列車篇』TVアニメ『食戟のソーマ 餐ノ皿』の原作は、『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載されている人気コミックですが、PONさんは以前に『週刊少年ジャンプ』のようなバンドになりたいと言っていましたよね。ということは、今回オープニング主題歌を担当することは…。

いや、もう激アツですよね(笑)。シンプルにめっちゃ嬉しかったです。『ジャンプ』毎週読んでましたからね。少年マンガの代表じゃないですか。好きな作品も多いし、周りもみんな読んでたし。『食戟のソーマ』ももちろん読んでました。ジャンプを読みながら育ったような人間としては、ジャンプに連載されている漫画のオープニング主題歌を歌うってすごい嬉しいです。周りの友人たちも喜んでて、“『ジャンプ』に載ってたやん!”って。そういうの嬉しいですよね。

じゃあ、「シンボル」を作るのは容易かった?

いや、結構しんどかったですね(笑)。 

どんなふうに作っていったんですか?

オーダーが特になかったということもあって、どういうものを向こうが求めているか分からないから、僕が考える『ソーマ』のイメージをもとにカラーの違うものをいくつか作った中で、これが一番いいかなって思ったのが「シンボル」だったんですよ。

『食戟のソーマ』って料理で対決する作品ですよね?

“スポ根の料理版”って言ったらちょっと違うのかな? 主人公が仲間と助け合って料理で闘いながら成長していくんです。めちゃめちゃジャンプっぽいでしょ? 絵に躍動感があって、めっちゃカッコ良いんです。僕の最初のイメージでは、中華鍋をブワーッと振ってるイメージがいいなと思って、炎がブワッ! チャーハンがブワー!みたいにいったらカッコ良さそうだなって作っていきました(笑)。

なるほど。仲間と助け合いながらというところが、PONさんがツイートしていた“ライヴハウス育ちの俺たちの仲間の歌です”につながるわけですね。

作品の中に自分と重なるところを探したらそうなりました。自分の夢を叶えるためにさまざまなものと闘いながら物語が進んでいく中で、いろいろな人たちと出会って、それぞれに成長して、それぞれの夢に走っていくっていうところはバンドも一緒だなって思います。僕らもライヴハウスで活動しながら、いろんな仲間と出会うわけですよ。その仲間と打ち上げでお酒を飲んで…僕はコーラですけど(笑)、ああでもないこうでもないと言い合い、夢を語り合いながら、それぞれの道に進んでいって、それぞれの場所で闘って、またライヴハウスで一緒になる。そこが僕の中でアニメとすごくリンクして、それを軸に作っていきました。

その時点で冒頭でおっしゃっていたように攻めている曲を作ろうと考えてたんですか?

そうですね。ギラギラした感じというか、炎とか中華鍋とかがブワー!っていうイメージからして攻めているじゃないですか(笑)。だから、カッコ良い感じの曲がいいなと。去年の夏にリリースした「リフレイン」もギラギラしていたかもしれないけど、それとは違うギラギラだなって思いながら作ってましたね。

新しいアー写もそんな感じで(笑)。歌い出しのキーがいつもより低めじゃないですか。それもあって声の印象が変わったように感じたんですが、肝の据わった感じも聴きどころのひとつでは?

クールな感じが出ていたら嬉しいです。這いつくばっているというか、ドドドドみたいな感じが出ればいいと思って(笑)。

歌詞はどうでしたか?

1番はスッと書けたんですけど、2番以降はちょっと考えましたね。強気ではいられないというか、曲中でずっと強気でいるのは自分っぽくないと思ったから、2番のAメロでちょっとへこたれてる(笑)。毎年ラックライフがやっている『GOOD LUCK』ってイベントに出てくれる仲間のバンドのことを歌っているんですけど、ほんとに10年ぐらいずっと一緒にやってきて、未だにお互いに好きで、刺激し合いながら…でも、負けたくないと思いながら活動してるんだけど、それほど進んでないんですよね、お互いに。それがすごく悔しい。10年も一緒にやってきたのに、結局ほんのちょっと規模が広がっただけで、毎回打ち上げで同じ話をしてるってどうなんだろう?って思ったんですよ。もちろん、今だって最高にカッコ良いと思っているし、向こうも思ってくれているだろうし…。だから、また一緒にやるんだけど、お互いにもっと頑張って、その先でまた違う夢の話をしたいよねって。ずっと変わらずにいられることもすごく素敵なことだと思うけど、お互いがもっと成長して、その先で一緒にやれた時、もっとすごい夢を話せたら最高だと感じて「シンボル」を作ったし、これから歌っていこうと思っています。

ライヴハウスの仲間はとても大事な存在なんですね。

高校や地元の友達とは感覚が違うんですよ。そこが不思議なんですよね。最近、いろいろな人とご飯を食べに行くようにしていて、高校の友達にも会うし、バンドのヴォーカリストで集まる時もあるし。どっちもすごく楽しくて、どっちも素の自分な んですけど、分かってもらっているところが違うんですよね。 高校の友達には歌とか音楽とか人に対する想いとか、そういう話ってしないけど、逆に人生とか老後とか、そういうもっと大きなことは全部言い合えるんです。逆にバンドの仲間っていうのは、ひとつのこ とに特化した理解のし合い方なんですよね。そういうことを考えると、どっちも大切だと思います。ただ、バンドって仲良くなるタイミングってなかなかないんですよね。対バンとかで楽屋入りした時は知らない同士じゃないですか。“よろしくお願いします”って挨拶はするけど、そこではそん なに距離は縮まらない。それなのにお互いのライヴを観て“打ち上げに行きましょうか”ってなった瞬間、すごい距離の縮まり方をするわけですよ。でも、そんなにしょっちゅう会うわけじゃないし、年に3回か4回会ったら、よく対バンしているほう。それでも親友みたいになれることもあるんです。それがめっちゃ不思議なんですよね。

OKMusic編集部

全ての音楽情報がここに、ファンから評論家まで、誰もが「アーティスト」、「音楽」がもつ可能性を最大限に発信できる音楽情報メディアです。