爆音アワー

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いい音爆音アワー vol.89 「鍵盤ソロ
♪特集」

いい音爆音アワー vol.89 「鍵盤ソロ♪特集」

2018年4月11日(水)@風知空知

“ソロ”、正しくは”improvisation”ですかね。”ad lib”という言葉もありますね。これはラテン語だそうです。ただし、インプロヴィゼーションもアドリブも”即興演奏”という意味でして、レコーディングで何度もやり直したり、違うテイクをつないだりするのは、当てはまらないかもしれませんね。だからちょっと曖昧に、”ソロ”という言い方をするのでしょうが、でもやはり、そこにはミュージシャンのセンスと技量と偶然(^^)がつまっていて、とても興味深いものです。

特にライブでなくスタジオ・レコーディングの場合は、何度も聴かれることを想定してプレイや編集をしているわけですから、プレイヤー自身だけでなくプロデューサーなど周りの人達の思いもそこには含まれていますしね。

ソロをとることがいちばん多い楽器はエレキギターでしょうが、エレキギターほどは自由度がないからこそ、センスや技量が見えやすいピアノやオルガンのソロ。鍵盤に叩き込んだ、偉大なミュージシャンたちのイマジネーションに耳を傾けてみませんか。
福岡智彦 (いい音研究所)
セットリスト
▶エレクトリック・ピアノ
Steely Dan「Everyone's Gone to the Movies」

必要にして充分なソロ。この裏にいくつのアウトテイクがあったのだろう?

∨4th アルバム『Katy Lied(うそつきケティ)』(1975年3月発売)収録

作詞・作曲:Walter Becker & Donald Fagen/プロデュース:Gary Katz

レーベル:ABC

全米13位

※electric piano solo: Donald Fagen or VIctor Feldman (vibraphone) ?
・Steely Danに、Michael McDonaldLarry Carltonが初参加したアルバム。

・ドラムはJeff Porcaro(「Any World」を除く)。このとき弱冠20歳


スティーリー・ダン:

1948年1月10日、Donald Fagenが米国ニュージャージー州パッサイク郡で生まれる。

1950年2月20日、Walter Beckerがニューヨーク市クイーンズで生まれる。

1972年10月、ABCレコードより、1st アルバム『Can’t Buy a Thrill』リリース。

1974年3月、3rd アルバム『Pretzel Logic』リリース。

 この後、フェイゲンとベッカー以外のメンバーはバンドを離脱。

1975年3月、4th アルバム『Katy Lied(うそつきケイティ)』リリース。

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Brian Auger's Oblivion Express「Marai's Wedding」

ハモンド・オルガンを最も得意とする人ですが、これはエレピで。

∨2nd アルバム『A Better Land』(1971年発売)収録

作詞・作曲:traditional/編曲:Jim Mullen/プロデュース:Brian Auger

レーベル:RCA

※electric piano solo: Brian Auger


ブライアン・オーガー:

1939年7月18日、英国ロンドン市ハマースミス生まれ。

1965年、”The Steampacket”を結成。Julie DriscollやRod Stewartがいた。契約問題により、正式なレコーディング音源はない。

1966年、”The Steampacket”は解散。”Trinity”を結成、ドリスコールをバックアップし、いくつかのヒットを放つ。

1970年、”Brian Auger's Oblivion Express”を結成。1977年までに10枚のアルバムをリリースする。このグループからは後に”Average White Band”を作るドラマーのRobbie McIntoshやSteve Ferroneが育った。ジャズ・ギタリストのJim Mullenも在籍した。

1980年代半ば、Kim Simmonds、Gregg Errico、Tim Bogertとともに”Maestro”というバンドを結成。ツアーを行うがレコードのリリースはない。

2005年、”Brian Auger's Oblivion Express”復活。

2012年、3作目のソロ・アルバム『Language Of The Heart』リリース。
The Crusaders「Keep That Same Old Feeling」

ジョー・サンプルのソロはメロディラインが美しい。

∨第1弾シングル・カット(1976年発売)

9th アルバム『Those Southern Knights』(1976年発売)収録

作詞・作曲:Wayne Henderson/プロデュース:Stewart Levine

レーベル:ABC

米R&Bチャート21位 アルバムは全米38位、R&B 9位、Jazz 2位

※electric piano solo: Joe Sample
・Wayne Henderson (tb)、Wilton Felder (t.sax)、Joe Sample (key)、Stix Hooper (dr)のオリジナルメンバーに、Larry Carlton (g)とRobert ""Pops"" Popwell (b)という助っ人が加わった最強メンバーによるアルバムはこれ1枚のみ。
ザ・クルセイダーズ:

1960年、テキサス州ヒューストンでWayne Henderson (tb)、Wilton Felder (t.sax)、Joe Sample (key)、Stix Hooper (dr)の4人で結成、LAに移転した後、”The Jazz Crusaders""と名乗り、1961年にデビュー・アルバム『Freedom Sound』をリリースした。

1971年、グループ名を”The Crusaders”と改める。

1976年、9th アルバム『Those Southern Knights』リリース後、ヘンダーソンがプロデューサーとしての道に専念するためグループを離れる。

1983年、フーパーがグループを離れる。その後も数枚アルバムをリリースするが、1991年のアルバム『Healing the Wounds』を最後に活動停止。サンプルはソロで活躍する。

2014年4月5日、ヘンダーソン死去。

2014年9月12日、サンプル死去。

2015年9月27日、フェルダー死去。

2017年11月27日、ポップウェル死去。満66歳。


▶ハモンド・オルガン
大村憲司「Left-Handed Woman」

ハーヴィー・メイソンのプロデュースにロスの超一流ミュージシャン。今ではありえない豪華レコーディングです。

∨2nd アルバム『KENJI-SHOCK』(1978年発売)収録

作曲:大村憲司/プロデュース:Harvey Mason

レーベル:Alfa

※organ solo: Greg Mathieson


・LA録音。

・drums: Jeff Porcaro/bass: Mike Porcaro/guitar: Kenji Omura + Steve Lukather/percussion: Victor Feldman/organ & e-piano: Greg Mathieson/trumpet: Jerry Hey/t-sax: Larry Williams
おおむら けんじ:

1949年5月5日 - 1998年11月18日 神戸市生まれ。

1971年、”赤い鳥”に参加。

1973年、”赤い鳥”を脱退し、村上秀一らと”エントランス”を結成。

1974年、”バンブー”、1975年に”カミーノ”を結成。

1980年、”YMO”のサポートギタリストとして国内およびワールドツアーに参加。

1980年代〜、アレンジャーとして、山下久美子大江千里、本田美奈子などを手がけ、セッション・ギタリストとしても数多くの楽曲に参加。

1998年11月18日、肝硬変(アルコール性肝疾患)で、死去。満49歳没。
SANTANA「All the Love of the Universe(宇宙への歓喜)」

ライブ感溢れるソロ。これは”即興演奏”だと思います。

∨4th アルバム『Caravanserai』(1972年10月1日発売)収録

作詞・作曲:Carlos Santana, Neal Schon/プロデュース:Carlos Santana, Mike Shrieve

レーベル:Columbia

アルバムは全米8位、全英6位

※organ solo: Gregg Rolie
・guitar: Carlos Santana + Neal Schon (solo)/bass: Douglas Rauch/a-bass: Tom Rutley/drums: Michael Shrieve/organ, e-piano: Gregg Rolie/timbales: José ""Chepito"" Areas/congas, vocal: James Mingo Lewis/vocal: Rico Reyes

・本作を最後にグレッグ・ローリーとニール・ショーンが脱退し、2人を中心に翌1973年、”Journey”を結成した。
サンタナ:

1966年、サンフランシスコで”Santana Blues Band”が結成される。

1969年、 “Woodstock Music and Art Festival”(8月15〜17日)の企画運営への協力を請われたBill Grahamは、彼が育てていたバンド=”SANTANA”を出演させることを条件に引き受けた。

 同年8月後半、デビュー・アルバム『SANTANA』リリース。全米4位のヒット。

1970年9月、2nd アルバム『ABRAXAS(天の守護神)』リリース。シングル「Black Magic Woman」(全米4位)が牽引し、全米1位を獲得。

1971年9月、3rd アルバム『SANTANA III/Man with an Outstretched Hand』リリース。全米1位。

1972年10月1日、4th アルバム『Caravanserai』リリース。

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▶シンセサイザー
Chaka Khan「And the Melody Still Lingers On (Night in Tunisia)」

「クラヴィター」というショルダー・シンセでソロを弾くのはハービー・ハンコック。

∨3rd ソロ・アルバム『What Cha' Gonna Do For Me(恋のハプニング)』(1981年8月15日発売)収録

作詞:Chaka Khan, Arif Mardin, Frank Paparelli/作曲:Dizzy Gillespie/プロデュース:Arif Mardin

レーベル:Warner Bros.

アルバムは全米17位、R&B3位

※Clavitar solo: Herbie Hancock
・Dizzy Gillespieが1942年に作曲したジャズ・スタンダード。ガレスピー本人がトランペットで参加している。

・1946年のCharlie Parkerの4小節のアルトサックス・ソロがサンプリングされて挿入されている(シンセがユニゾン)。サンプリングすることを決めたのはマーディンが編曲を終えた後だったが、このためにキー変更をし、すべて書き直した。
チャカ・カーン(本名:Yvette Marie Stevens)

1953年3月23日、米国イリノイ州シカゴ生まれ。

芸名のChakaはナイジェリアやベニン、トーゴで使われるヨルバ語で「炎/赤い」という意味。Khanは最初の夫の姓。

13歳の時、ヨルバの聖者より”Chaka Adunne Aduffe Hodarhi Karifi”という名前をもらう。

1967年、継母の影響でブラック・パンサー党に入党する。

1972年、ファンク・バンド”Rufus”から誘われ、参加。

1973年7月、”Rufus”、デビューアルバム『Rufus』をリリース。

1978年10月、Arif Mardinプロデュースによる1st ソロ・アルバム『Chaka』リリース。デビュー曲「I'm Every Woman」がR&B1位のヒット。

1982年、”Rufus”解散、ソロに専念する。

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Daft PunkDigital Love」

手弾きのソロではないかもしれませんが、おもしろいので選曲。

∨第3弾シングル・カット(2001年6月11日発売)

2nd アルバム『Discovery』(2001年2月26日発売)収録

作詞・作曲:Thomas Bangalter, Guy-Manuel de Homem-Christo, Carlos Sosa, George Duke

レーベル:Virgin

全仏22位、全英14位 アルバムは全仏2位、全英2位、全米23位

※synth. solo: メンバー2人がいろんな機材を組合せて作った。「シーケンサーの助けを借りて」と説明されている。
・George Dukeの「I Love You More」(1979)をサンプリングしている。

・「GAP」のCMで使用され、本人達もロボット姿で出演して話題となった。

・「NOKIA」の携帯電話「Nokia 5300」のCMでも使用された。
ダフト・パンク:

トーマ・バンガルテル(Thomas Bangalter、1975年1月3日 - )

ギ=マニュエル・ド・オメン=クリスト(Guy-Manuel de Homem-Christo、1974年2月8日 - )
1994年、シングル「The New Wave」でデビュー。

1995年、シングル「Da Funk」をリリース。ヨーロッパを中心に世界的ヒットとなる。

1997年1月、1st アルバム『Homework』リリース。

2001年3月、2nd アルバム『Discovery』をリリース。先行シングル「One More Time」は、2人が大ファンであったという日本の漫画家、松本零士が手がけたアニメーション・クリップも注目を集め、フランス初登場1位、全英2位、日本でも30万枚を売り上げる大ヒットに。

2013年5月、8年ぶりの、4th アルバム『Random Access Memories』をリリース。ファレル・ウィリアムスをフィーチュアした先行シングルの「Get Lucky」は全英1位、全米2位。アルバムは全英・全米ともに自身初の初登場1位を記録した。

2014年、第56回グラミー賞にて「Record Of The Year」、「Album Of The Year」を含む5部門を制覇。授賞式ではファレル・ウィリアムス、ナイル・ロジャース、スティーヴィー・ワンダーとともにパフォーマンスを披露した。


▶アコースティック・ピアノ
佐野量子「哀愁エクスプレス」

めったに楽器ソロはない歌謡曲の世界で、この弾きまくりピアノは立派♪

∨12th シングル(1988年11月1日発売)

作詞:有川正沙子/作曲:牧野信博/編曲:鷺巣詩郎

レーベル:RCA

※piano solo: 中西康晴?(確証ありません)


さの りょうこ:

1968年8月22日、静岡県富士宮市生まれ。

夫は競馬騎手の武豊。
1984年10月、日本テレビ系ドラマ「気分は名探偵」で女優デビュー。

1985年4月21日、RCAレコードより「ファースト・レター」で歌手デビュー。

1994年12月、芸能界からの引退を宣言。

1995年、騎手、武豊と結婚。
荒井由実「天気雨」

ソロは特にどうってことないですが、とにかく曲がいいので。

∨4th アルバム『14番目の月』(1976年11月20日発売)収録

作詞・作曲:荒井由実/編曲・プロデュース:松任谷正隆/コーラスアレンジ:山下達郎

レーベル:EXPRESS

アルバムはオリコン1位、年間4位

※piano solo:松任谷正隆
・松任谷正隆との結婚式の9日前に発売。

・このアルバムから松任谷正隆がプロデュースするようになる。

・drums: Mike Baird/bass: Leland Sklar

・歌詞に出てくる「ゴッデス」は茅ヶ崎にあるサーフショップ。
あらい ゆみ:

1954年1月19日、東京都八王子市生まれ。

1970年、高校2年の時、加橋かつみに曲を提供、シングル「愛は突然に…」として1971年発売される。

 同年、アルファ・ミュージックの作家契約第1号となる。

1972年4月、多摩美術大学に入学。

 同年7月、シングル「返事はいらない」でデビュー。

1973年11月20日、1st アルバム『ひこうき雲』リリース。

1975年8月、バンバンに提供した「いちご白書をもう一度」発売、オリコン1位を獲得。

1975年10月5日、シングル「あの日にかえりたい」リリース。アーティストとして初のオリコン1位獲得。

1976年11月20日、4th アルバム『14番目の月』リリース。

1976年11月29日、松任谷正隆と結婚。

・・・
Nina Simone「Love Me or Leave Me」

とても味があるピアノを弾く人です。

∨2nd シングル「I Loves You, Porgy」(1959年発売)のB面

1st アルバム『Little Girl Blue』(1958年6月24日発売)収録

作詞:Gus Kahn/作曲:Walter Donaldson

カヴァー<オリジナル:Ruth Etting(1928年)

レーベル:Bethlehem Records

※piano solo: Nina Simone
・ジャズのスタンダード曲。最初はブロードウェイ・ミュージカル「Whoopee!」のために書かれた。
ニーナ・シモン:

1933年2月21日 - 2003年4月21日 米国ノースカロライナ州トライオン生まれ。

1950年夏、ニューヨークのジュリアード音楽院で学ぶ。

フィラデルフィアの名門カーティス音楽院への進学を試み、試験の結果はよかったが、断られる。黒人差別によるものだと思われる。

(彼女の死の9日前、カーティス音楽院は彼女に名誉学位を授けた)

1958年6月、1st アルバム『Little Girl Blue』をリリース。シングルの「I Loves You, Porgy」は全米18位、R&B2位のヒットとなる。

1960年代の黒人公民権運動にも積極的に参加する。

2003年4月21日、乳癌による闘病生活の末、死去。満70歳。
Bruce Springsteen「Growin' Up」

デビュー・アルバムより。声も演奏も初々しい。

∨1st アルバム『Greetings From Asbury Park, N.J.(アズベリー・パークからの挨拶)』(1973年1月5日発売)収録

作詞・作曲:Bruce Springsteen/プロデュース:Mike Appel, Jim Cretecos

レーベル:Columbia

アルバムは全米60位

※piano solo: David Sancious
・マネージャーのMike AppelとColumbiaのJohn Hammondは、ブルースを第2のボブ・ディランと想定していたので、当初はギター弾き語り曲がアルバム中5曲もあった(結局2曲)。

・この時点の”E Street Band”は、Bruce Springsteen (vo,ag,eg)、Clarence Clemons (sax)、Vini ""Mad Dog"" Lopez (dr)、David Sancious (p,organ,key)、Garry Tallent (b)
ブルース・スプリングスティーン

1949年9月23日、米国ニュージャージー州ロングブランチ生まれ。

1973年1月、1st アルバム『Greetings From Asbury Park, N.J.(アズベリー・パークからの挨拶)』リリース。

1975年8月、3rd アルバム『Born To Run(明日なき暴走)』リリース。

1975年10月27日、「Time」と「Newsweek」の表紙を同時に飾る。

1977年、ロックと映画の評論家だったジョン・ランドーがマネジャー兼プロデューサーに。

1978年6月、4th アルバム『Darkness On the Edge Of Town(闇に吠える街)』リリース。

1980年10月、2枚組アルバム『The River』リリース。シングル「Hungry Heart」が初のトップ10に。

1982年9月、6th アルバム『Nebraska』リリース。

1984年6月、アルバム『Born In the U.S.A』リリース。

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Ramsey Lewis「Spring High」

春を感じるピアノの音、そして音の選びが絶妙なソロ。

∨42th? アルバム『LOVE NOTES』(1977年発売)収録

作曲・編曲:Stevie Wonder/プロデュース:Ramsey Lewis & Bert deCoteaux

レーベル:Columbia

全米JAZZチャート7位、POPチャート79位

※Steinway piano solo: Ramsey Lewis
・Fender Rhodes & Arp Odyssaey: Stevie Wonder/drums: Keith Howard/bass: Ron Harris
ラムゼイ・ルイス:

1935年5月27日 イリノイ州シカゴ生まれ。

4歳からピアノを始める。

1956年、イザーク・ホルトIsaac ""Red"" Holt (dr)、エルディー・ヤングEldee Young (b)と”Ramsey Lewis Trio”を組み、チェス・レコードよりアルバム『Ramsey Lewis and the Gentlemen of Swing』でデビュー。

1965年、ライブ・アルバム『The “In” Crowd』は全米2位、グラミー賞獲得。

1966年、ヤングとホルトが離れ、ルイスは後に”Earth, Wind & Fire”を結成するモーリス・ホワイトMaurice Whiteをドラマーとし、クリーヴランド・イートンCleveland Eaton (b)と新トリオを結成。(〜1970年)

1974年、モーリス・ホワイトをプロデューサーに迎え、アルバム『Sun Goddess』リリース、全米5位。

・・・
Pat Metheny Group「Tell It All」

入れ替わりの激しいグループですが、ピアノのライル・メイズは不動の相棒。

∨4thアルバム『FIRST CIRCLE』(1984年発売)収録

作曲:Pat Metheny, Lyle Mays/プロデュース:Pat Metheny

レーベル:ECM

アルバムは全米109位、JAZZチャート2位

※piano solo: Lyle Mays
・グラミー賞で「Grammy Award for Best Jazz Fusion Performance」受賞。

・guitar,Synclavier-guitar,sitar: Pat Metheny/piano,key.,trumpet: Lyle Mays/bass: Steve Rodby/voice,perc,guitar: Pedro Aznar/drums: Paul Wertico

・ECMでの最後のアルバム。
パット・メセニー:

1954年8月12日、米国ミズーリ州リーズサミット生まれ。

1976年、ジャコ・パストリアスJaco Pastoriusを迎えて制作した初リーダー作『Bright Size Life』をECMよりリリースしソロ・キャリアをスタート。

1978年、”Pat Metheny Group”を結成、1st アルバム『Pat Metheny Group』をリリース。

1979年、2nd アルバム『American Garage』リリース。全米JAZZチャート1位。

さらに、『Offramp』(1982年)、ライブ・アルバム『Travels』(1983年)、『First Circle』(1984年)をリリース。

・・・
Ben Folds Five「The Last Polka」

弦が2、3本切れるんじゃないかと心配してしまうほど激しいピアノ。

∨1st アルバム『Ben Folds Five』(1995年8月8日発売)収録

作詞・作曲:Ben Folds, Anna Goodman/プロデュース:Caleb Southern

レーベル:Passenger
ベン・フォールズ・ファイヴ:

ベン・フォールズBenjamin Scott Folds (vocal, piano) 1966年9月12日、米国ノースカロライナ州ウィンストン・セーラム生まれ

ロバート・スレッジRobert Sledge (bass) 1968年3月9日、米国生まれ

ダレン・ジェシーDarren Jessee (drums) 1971年4月8日、米国テキサス州ヒューストン生まれ
1993年、米国ノースカロライナ州チャペルヒルで結成。

1995年8月、1st アルバム『Ben Folds Five』をリリース。米国ではチャートインしなかったが、日本では30万枚以上売り上げ、J-WAVEで1996年の年間最優秀新人アーティストに選ばれた。オリコンでは72位。

1997年3月、2nd アルバム『Whatever and Ever Amen』リリース。「Song For The Dumped」の日本語バージョン「金返せ」が収録されたこともあり、日本ではオリコン6位、再び30万枚を売り上げる。米国でもシングル「Brick」が17位となり、アルバムも42位まで上った。

・・・
Michael Franks「Antonio's Song (The Rainbow)」

再びジョー・サンプル、今度は生ピアノで登場。サックスソロはデヴィッド・サンボーン。

∨3rd アルバム『Sleeping Gypsy』(1977年2月発売)収録

作詞・作曲:Michael Franks/編曲:Claus Ogerman/プロデュース: Tommy LiPuma

レーベル:Warner Bros.

アルバムは全米119位

※piano solo: Joe Sample
・前作『The Art of Tea』に引き続き、”The Crusaders”のJoe Sample、Wilton Felder、Larry Carlton他、David Sanborn(alto-sax)、Michael Brecker (sax)、John Guerin (dr)、Ray Armando (perc)らが参加。
マイケル・フランクス:

“Mr. AOR”, “The Voice of AOR”と呼ばれる。

1944年9月18日、米国カリフォルニア州ラ・ホーヤ生まれ。

14歳の時、最初のギターを購入。日本製の「マルコ・ポーロ」というメーカー。6回分のプレイベート・レッスンがついていて$29.95だった。このレッスンがフランクスが受けた音楽教育のすべてである。

UCLA他いくつかの大学で文学を学び、UCLAで臨時講師を務める。

1973年、自主制作アルバム『Michael Franks』を発表。1983年に『Previously Unavailable』として再発される。

1976年2月、Warner Bros.と契約し、2nd アルバム『The Art of Tea』をリリース。

1977年、3rd アルバム『Sleeping Gypsy』リリース。いくつかの曲をブラジルで録音する。

1978年、4th アルバム『Burchfield Nines』リリース。

 以降コンスタントにアルバムをリリース。

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次回の爆音アワーは・・・

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