高橋 優
『世界で一番読まれたい手紙』
- 第1回 僕の吉井和哉さんへ -
拝啓 「Four Seasons」という曲を書いてくれて本当にどうもありがとう。 あなたの作品は全部が最高。あなたには羽根が生えているし、夜はたまにスイートな のでしょう。そんなロックスターなあなたに憧れて僕も歌を始めたと言って過言じゃ ないのです。あなたは僕の永遠のスーパーヒーロー。
人はいつも“見えない重圧”と戦っています。とりわけ思春期の僕はとても弱虫だっ たので、その重圧によく負けました。人目がやけに気になって、何事にもクヨクヨする ようになっていたある日、“まず僕は壊す”と唄い出すあなたの曲に出会いました。文字 通り、“いじる喜び覚えたて”の僕だったので、あなたの歌詞がまるでハスラーの球みた いにズボズボ入ってきました。“馬鹿のままでいい 馬鹿のままがいい”というフレー ズに何度救われたことか。「Four Seasons」は、僕のために作られた歌なのだと思い込 むようになりました。今でもこの曲を聴けば、当時のズボズボ感が鮮明に蘇ります。
いつの日か実際にお会い出来たそのときは“「Four Seasons」を僕にありがとう”と 言わなくてはなりません。その時を、今から心待ちにしているのです。 敬具
あなたへの一文字・・・「艶」
人はいつも“見えない重圧”と戦っています。とりわけ思春期の僕はとても弱虫だっ たので、その重圧によく負けました。人目がやけに気になって、何事にもクヨクヨする ようになっていたある日、“まず僕は壊す”と唄い出すあなたの曲に出会いました。文字 通り、“いじる喜び覚えたて”の僕だったので、あなたの歌詞がまるでハスラーの球みた いにズボズボ入ってきました。“馬鹿のままでいい 馬鹿のままがいい”というフレー ズに何度救われたことか。「Four Seasons」は、僕のために作られた歌なのだと思い込 むようになりました。今でもこの曲を聴けば、当時のズボズボ感が鮮明に蘇ります。
いつの日か実際にお会い出来たそのときは“「Four Seasons」を僕にありがとう”と 言わなくてはなりません。その時を、今から心待ちにしているのです。 敬具
あなたへの一文字・・・「艶」