RIZEのドラマーであり、
役者としても活躍する金子ノブアキの
ドキュメンタリーを放映
――「シシド・カフカ×金子ノブアキ」名義の「zamza」のように、他のアーティストのプロデュースを手掛けるというのも、広がっている可能性の1つですね。
「はい。カフカちゃんの現場は面白かったですよ。オファーする作家のキャラを全開で出して、彼女自身が染まっていくスタイルなんです。音楽と映像の、すごくいい融合ができたと思っています。カフカちゃんとは、お互いにドラマーで、歌も歌って、演技の仕事もしているという共通項があるので、“最高にかっこいいMVを作って着地しましょう!"って言ってました。だから、映像もみなさんに観て頂きたいですね」
――バンド活動では、昨年の12月20日にRIZEとして初の日本武道館公演を行いましたが、いかがでした?
「他のバンドとかのサポートで武道館に立ったことは何度もあるんです。でも、RIZEとしてやる武道館がどういうものになるのか、なかなかイメージできなかったんですよね。でも、すごくいいライブができたと思います。お客さんからたくさん力を貰ったし、僕らからも何かしらの力を伝えられたのかなというのを、広い会場だったからこそ強く感じました。人が持っている波動、動物的だけど人間しか持っていないエネルギーっていうのが絶対にあって、それが集まって1つの方角に向かった時は、奇跡のような空間が生まれるんです。だから武道館は想像していた以上に感動しました」
――当日のエピソードは何かあります?
「最前列に、デビューした頃に来ていたお客さんがいたんですよ。おそらく15、16年ぶりくらいに現場に来てくれて。アンコールで前に出た時に見つけて、お互いに“俺! 俺!"“お前か!"ってなりました(笑)」
――(笑)。新宿ロフト20周年のイベントで97年に金子さんがJESSEさんと武道館で一緒に演奏したのがRIZE結成のきっかけなんですよね?
「そうなんです。当時、僕の弟のKenKenは小学生(笑)。人生って、わからないもんですね。バンドっていろんな時期がありますし、僕らもそうだったんですけど、今もこうして活動できていて、みんなに祝福してもらった武道館でした。今回のドキュメンタリー番組は、“武道館以降"っていうものも見えてくる番組になるかもしれないですね」
――“武道館以降"に関しては、ご自身としてはどういうものが見えてきています?
「JESSEはThe BONEZがあったり、サポートギターのRioちゃんも、ベースのKenKenも、それぞれの活動が活発な中、RIZEが20周年ということもあり、スタッフも含めたみんなが1年間を預けてくれたのが2017年なんです。僕も他のことはできないだろうなと思っていました。でも、マネージメントが頑張ってくれて、いい現場にたくさん入ることができたんですよ。『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』で小栗旬くんと再び戦えたり(笑)、『セシルのもくろみ』に出演できたり、『コートダジュールNo.10』で小林聡美さんと10数年ぶりにご一緒できたり。俳優業でも胸を張っていい仕事ができたと言える1年だったんです。昔はいろんなところを飛び回っていた感じだったんですけど、2017年を経てすべてが融け合ってきたというか、身体の準備ができてきたような感覚があるんですよね。だから、2018年以降は、そこからいろんなことが徐々に広がっていくような気がしています」
――ナレーションのお仕事をされる機会もありましたよね?
「はい。この間、中村屋のドキュメンタリー(『独占密着!中村屋ファミリー 勘九郎 父との約束&4歳と6歳の猛稽古 泣いて笑って300日』)のナレーションをさせて頂きました。中村勘九郎くんは、高校の同級生なんです。中村七之助くんは2個下。勘九郎くんの奥さんの前田愛ちゃんは、子役時代に共演して、そこからずっと仲がいいんですよね。あと、僕のドキュメンタリーと中村屋のドキュメンタリーは、実は監督が一緒なんです。これもすごいご縁ですよ。このナレーションは、RIZEの武道館の前日に収録したんですけど、新しい分野のこういう仕事ができたのも、今後の僕にとって大きいと思っています。“いろいろやってきたつもりだったけど、まだまだいろんな世界があるなあ"と感じました」
――『金子ノブアキ〜孤高の表現者〜』も、視聴者が“いろんな世界があるなあ"と感じるものになるのでは?
「そうだと思います。僕はいろんな人との縁で転がってきて、“誰とも違う人生だ"と、胸を張って言えるようになりました。“欲張っていろんな活動をしつつ、全部が自分のキャリアになっちゃった"っていう僕の人生を面白がって頂ければと思っています。そうやって生きてきて、隔離された水たまりに生息している生き物みたいになっちゃたんですよ。『孤高の表現者』っていうかっこいいタイトルですけど、山椒魚みたいな感じです(笑)。いろんな形の人生があることが、この番組を通じて伝わったら嬉しいです」
「はい。カフカちゃんの現場は面白かったですよ。オファーする作家のキャラを全開で出して、彼女自身が染まっていくスタイルなんです。音楽と映像の、すごくいい融合ができたと思っています。カフカちゃんとは、お互いにドラマーで、歌も歌って、演技の仕事もしているという共通項があるので、“最高にかっこいいMVを作って着地しましょう!"って言ってました。だから、映像もみなさんに観て頂きたいですね」
――バンド活動では、昨年の12月20日にRIZEとして初の日本武道館公演を行いましたが、いかがでした?
「他のバンドとかのサポートで武道館に立ったことは何度もあるんです。でも、RIZEとしてやる武道館がどういうものになるのか、なかなかイメージできなかったんですよね。でも、すごくいいライブができたと思います。お客さんからたくさん力を貰ったし、僕らからも何かしらの力を伝えられたのかなというのを、広い会場だったからこそ強く感じました。人が持っている波動、動物的だけど人間しか持っていないエネルギーっていうのが絶対にあって、それが集まって1つの方角に向かった時は、奇跡のような空間が生まれるんです。だから武道館は想像していた以上に感動しました」
――当日のエピソードは何かあります?
「最前列に、デビューした頃に来ていたお客さんがいたんですよ。おそらく15、16年ぶりくらいに現場に来てくれて。アンコールで前に出た時に見つけて、お互いに“俺! 俺!"“お前か!"ってなりました(笑)」
――(笑)。新宿ロフト20周年のイベントで97年に金子さんがJESSEさんと武道館で一緒に演奏したのがRIZE結成のきっかけなんですよね?
「そうなんです。当時、僕の弟のKenKenは小学生(笑)。人生って、わからないもんですね。バンドっていろんな時期がありますし、僕らもそうだったんですけど、今もこうして活動できていて、みんなに祝福してもらった武道館でした。今回のドキュメンタリー番組は、“武道館以降"っていうものも見えてくる番組になるかもしれないですね」
――“武道館以降"に関しては、ご自身としてはどういうものが見えてきています?
「JESSEはThe BONEZがあったり、サポートギターのRioちゃんも、ベースのKenKenも、それぞれの活動が活発な中、RIZEが20周年ということもあり、スタッフも含めたみんなが1年間を預けてくれたのが2017年なんです。僕も他のことはできないだろうなと思っていました。でも、マネージメントが頑張ってくれて、いい現場にたくさん入ることができたんですよ。『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』で小栗旬くんと再び戦えたり(笑)、『セシルのもくろみ』に出演できたり、『コートダジュールNo.10』で小林聡美さんと10数年ぶりにご一緒できたり。俳優業でも胸を張っていい仕事ができたと言える1年だったんです。昔はいろんなところを飛び回っていた感じだったんですけど、2017年を経てすべてが融け合ってきたというか、身体の準備ができてきたような感覚があるんですよね。だから、2018年以降は、そこからいろんなことが徐々に広がっていくような気がしています」
――ナレーションのお仕事をされる機会もありましたよね?
「はい。この間、中村屋のドキュメンタリー(『独占密着!中村屋ファミリー 勘九郎 父との約束&4歳と6歳の猛稽古 泣いて笑って300日』)のナレーションをさせて頂きました。中村勘九郎くんは、高校の同級生なんです。中村七之助くんは2個下。勘九郎くんの奥さんの前田愛ちゃんは、子役時代に共演して、そこからずっと仲がいいんですよね。あと、僕のドキュメンタリーと中村屋のドキュメンタリーは、実は監督が一緒なんです。これもすごいご縁ですよ。このナレーションは、RIZEの武道館の前日に収録したんですけど、新しい分野のこういう仕事ができたのも、今後の僕にとって大きいと思っています。“いろいろやってきたつもりだったけど、まだまだいろんな世界があるなあ"と感じました」
――『金子ノブアキ〜孤高の表現者〜』も、視聴者が“いろんな世界があるなあ"と感じるものになるのでは?
「そうだと思います。僕はいろんな人との縁で転がってきて、“誰とも違う人生だ"と、胸を張って言えるようになりました。“欲張っていろんな活動をしつつ、全部が自分のキャリアになっちゃった"っていう僕の人生を面白がって頂ければと思っています。そうやって生きてきて、隔離された水たまりに生息している生き物みたいになっちゃたんですよ。『孤高の表現者』っていうかっこいいタイトルですけど、山椒魚みたいな感じです(笑)。いろんな形の人生があることが、この番組を通じて伝わったら嬉しいです」
取材:田中大
『金子ノブアキ~孤高の表現者~』
放送日:2月21日(水)夜9:00[WOWOWライブ]