【Shout it Out ライヴレポート】
『GOODBYE MY TEENS』
2018年1月20日 at 恵比寿LIQUIDROOM
Shout it Outが、東京では昨年の6月以来となるワンマンライヴを恵比寿LIQUIDROOMで開催。新旧の曲を織り交ぜて自由にセットリストを組んだという2時間の熱演は、さらなる成長とともに彼らの“今”をビビッドに印象付けた。
リリースパーティーでもツアーファイナルでもないことから、ちょっと唐突にも感じられた今回のワンマン公演。去年1年かけて、ひたすらライヴに打ち込んできた自分たちの姿を観てほしかったということらしい。彼らが昨年、全国で行なったライヴの数は100本以上。そんな武者修行の成果なのか、“20歳になって1年半。若さに頼ってばかりもいられない。10代を成仏させに来た”と山内彰馬(Vo&Gu)が語った気持ちの変化ゆえなのか、この日、2時間に及ぶ熱演を通して、彼らはさらに逞しくなった姿を観せてくれた。
まだまだ気持ちが先走ってしまうきらいはあるものの、山内の歌声は以前よりも太くなるとともに感情を前に押し出す力がかなり増したと思うし、細川千弘(Dr&Cho)の手数とキメの多いドラムも、ますますパワーアップ。それに煽られるように棹隊の音色も歪みが増していたように感じられた。前のめりの演奏だけがShout it Outじゃないとばかりに「夜間飛行」「列車」で横ノリのリズムを交えたり、「ギターと月と缶コーヒー」をフォーキーに聴かせたり、ドラマチックな「エンドロール」をダイナミックに演奏したりと流れにアクセントを付けながら、懐かしい曲も織り交ぜ演奏した。リリースにとらわれずに自由に組んだセットリストを、ファンのみならずメンバー自身も楽しんでいたようだ。青春パンク調の新曲「アフタースクール」も1月27日の配信リリースに先駆けて披露。疾走するようなその勢いは、2018年のスタートダッシュにはぴったりだった。さらなる変化を見せ始めた彼らのこれからが楽しみだ。
リリースパーティーでもツアーファイナルでもないことから、ちょっと唐突にも感じられた今回のワンマン公演。去年1年かけて、ひたすらライヴに打ち込んできた自分たちの姿を観てほしかったということらしい。彼らが昨年、全国で行なったライヴの数は100本以上。そんな武者修行の成果なのか、“20歳になって1年半。若さに頼ってばかりもいられない。10代を成仏させに来た”と山内彰馬(Vo&Gu)が語った気持ちの変化ゆえなのか、この日、2時間に及ぶ熱演を通して、彼らはさらに逞しくなった姿を観せてくれた。
まだまだ気持ちが先走ってしまうきらいはあるものの、山内の歌声は以前よりも太くなるとともに感情を前に押し出す力がかなり増したと思うし、細川千弘(Dr&Cho)の手数とキメの多いドラムも、ますますパワーアップ。それに煽られるように棹隊の音色も歪みが増していたように感じられた。前のめりの演奏だけがShout it Outじゃないとばかりに「夜間飛行」「列車」で横ノリのリズムを交えたり、「ギターと月と缶コーヒー」をフォーキーに聴かせたり、ドラマチックな「エンドロール」をダイナミックに演奏したりと流れにアクセントを付けながら、懐かしい曲も織り交ぜ演奏した。リリースにとらわれずに自由に組んだセットリストを、ファンのみならずメンバー自身も楽しんでいたようだ。青春パンク調の新曲「アフタースクール」も1月27日の配信リリースに先駆けて披露。疾走するようなその勢いは、2018年のスタートダッシュにはぴったりだった。さらなる変化を見せ始めた彼らのこれからが楽しみだ。
撮影:知衿/取材:山口智男