2018年注目の若手バンド10選!カッコ
良いバンド豊作の年

カッコ良いバンド豊作の年!2018年注目
の若手バンド10選

日本では数年に一度、”バンドブーム”が訪れる。
古くはサザンオールスターズRCサクセションがヒットした1970年代後半〜1980年代前半の第一次バンドブームから、THE BLUE HEARTSユニコーンが台頭した1990年前後の第二次バンドブーム、X JAPAN(当時はX)やLUNA SEAなどのヴィジュアル系ブーム、ナンバーガールやくるりなどの’97年の世代、HIGH STANDARDをはじめとするメロコアブーム、2000年代前半の青春パンクブーム、そしてロックフェスの定着……と、ざっくりと振り返るだけでも、この30~40年で社会現象となるようなブームが何度も起きている。

2017年~2018年の音楽シーンを見ると、カッコ良いバンドが、一気に何組も台頭してきている印象だ。……これって、もしかして、何度目かのバンドブームが訪れているのでは? 

というわけで、今年注目の若手バンドを10組、厳選してご紹介します。

Tempalay

チル、ローファイ、DIY、シティカルチャー、ファッション、お酒、などのワードにピンと来た人は、まずはTempalay(テンパレイ)からチェック。アメリカ西海岸やカナダのインディシーンからの影響を感じさせる”脱力系サウンド”が特徴。

メンバーは、小原 綾斗(Gt. & Vo.)、竹内 祐也(Ba.)、藤本 夏樹(Dr.)の3人を中心に、ソロ活動やモデルとしても活躍するサポートメンバーのAAAMYYY(Cho. & Syn.)を加えた4人。

メンバー全員にユーモアがあり、漏れなく全員おしゃれ。2018年はカルチャー的なアイコンとしてさらなる活躍を予想。Tempalayを聴きながら飲む酒はウマい。
(Tempalay『新世代』MV)

Tempalay
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teto

……バズリズム出ちゃいましたね(2018年1月5日深夜)。本格ブレイク待ったなし。

コアな音楽ファンのあいだからはカート・コバーン(コベイン:NIRVANA)や峯田和伸(銀杏BOYZ)と並べて語られるほど熱狂的に支持されているバンド、teto(テト)。メンバーは、小池貞利(Vo. & Gt.)、山崎陸(Gt.)、佐藤健一郎(Ba.)、福田裕介(Dr.)の4人。

世間の流行や音楽シーンの文脈、評論家たちによる分析などのすべてを吹き飛ばす、有無を言わせぬ圧倒的存在感。代表曲『9月になること』は、サビまで聴いたらたぶん惚れる。ゲストボーカルはリーガルリリーのたかはしほのか。

tetoを紹介するには、「これがロックバンドだ」の一言で足りる。
(teto『9月になること』MV)

teto
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NOWEATHER

千葉出身のロックバンド、NOWEATHER(ノーウェザー)。大畑カズキ(Vo. & Gt.)、伊藤勇太(Gt.)、篠原朴哉(Ba.)で構成される。BS-TBSの次世代バンドを発掘するオーディション番組『イクゼ、バンド天国!』グランドチャンピオン大会にてTSUTAYA賞を受賞した注目の若手。

歌詞における日常を切り取る描写のうまさ、短いフレーズが放つ余韻、鋭さがありながらついつい口ずさんでしまうメロディの良さ、そして伸びやかなボーカル(特に高音の出し方)などが、どことなくクリープハイプを彷彿とさせる。

2018年1月24日に『さよなら恋人』をタワーレコード限定シングルとして、『オーバードライブ』をTSUTAYAレンタル限定シングルとしてリリース。
(NOWEATHER『さよなら恋人』MV)

NOWEATHER
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羊文学

音楽を聴く環境の変化により、近年では、邦楽や洋楽といった区別が消滅しつつある。環境が変わればうまれる音楽にも変化があり、Suchmos、yahyel、CHAID.A.N.ドミコPAELLAS、The fin、DYGLなど、音楽シーンの最前線にいるバンドの楽曲からは、一聴するだけで海外音楽の影響を感じることができる。

そうしたなか、海の外側と内側どちらの流れも組んだ注目のバンドが、羊文学(ひつじぶんがく)。2017年10月にデビューE.P『トンネルを抜けたら』をリリースしたばかり。

メンバーは、塩塚モエカ(Vo. & Gt.)、ゆりか(Ba.)、福田ひろ(Dr.)。音はシューゲイザー、歌は邦ロック。”ネオ邦ロック”とでも言うべきか。
(羊文学『春』MV)

羊文学
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INNOSENT in FORMAL

2017年11月に突然アーティスト画像、リリース情報、MVを公開したバンド。映画のスクリーンから飛び出して来たロックバンドとのことだが、2018年1月時点で詳細はほとんど不明。

バンドサウンドにラップを乗せ、ややエレクトロニカの要素もある。そしてこのヴィジュアル。カートゥーンバンドといえばGorillazを想起せずにはいられないわけだが、何か関係があるのだろうか……?
INNOSENT in FORMAL『One for you』MV)

INNOSENT in FORMAL
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2018年注目の若手バンド10選!カッコ良いバンド豊作の年はミーティア(MEETIA)で公開された投稿です。

ミーティア

「Music meets City Culture.」を合言葉に、街(シティ)で起こるあんなことやこんなことを切り取るWEBマガジン。シティカルチャーの住人であるミーティア編集部が「そこに音楽があるならば」な目線でオリジナル記事を毎日発信中。さらに「音楽」をテーマに個性豊かな漫画家による作品も連載中。

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