小桃音まい

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桃色革命 小桃音まいが選ぶ“2017年
アイドル界重大ニュース”

今年も様々な女性アイドルが活躍を見せた2017年を振り返り、アイドルグループ「桃色革命」の中心メンバーである小桃音まいさんが、「2017年のアイドル界 重大ニュース」について語った。

GirlsNews取材班は、12日に青山RizMで行われた桃色革命とDEAR KISSのツーマンライブの会場に訪れ、ソロ時代から8年に渡ってアイドルとして活動し続けている“まいにゃ”こと小桃音まいさんに、今年1年のアイドル界の重大ニュースを振り返ってもらった。
–今回はまいにゃさんの独断と偏見で選んだ重大ニュースを紹介していただこうと思います。
私はアイドルになる前からモーニング娘。やハロー!プロジェクトのアイドルさんが大好きだったので、ほとんどハロプロ関連ばかりで、ハロプロだけでも語り尽くせそうなんですが、さすがに偏り過ぎかなと思って、よーく考えてきました。
–それでは、出し惜しみなしで、大きなニュースからいきましょうか。
やはり、自分的に1番大きかったのは、“さゆ”(道重さゆみ)の復帰“道重再生”です。
最初にさゆのブログの更新が久し振りにあったんですが、私はちょうど台湾にいて、台湾版のトレンドニュースに“道重さゆみ”が上がっていたんです。一緒にいたメンバーと何ごとかと大騒ぎでした。
でも、すぐには復帰のお知らせがなくて“どういうこと?”と思ったんですが、3つ目ぐらいの更新で“あれ?これは…”って、感じたんです。もしかして、縦読みの暗号化かなって。具体的なことは分からなかったんですけど“これは復帰が決まったのかな”とワクワクしました。
–実際に復帰されたのを見てどう感じましたか?
さゆはモーニング娘。の卒業前も美しくて、最高の状態で卒業したと思ったんですが、戻ってきたら、さらに可愛くて、キレイになっていて“あぁ、これが本当のアイドルなんだな”って思いました。
–では、続いての話題は?
これはセットでお話させていただきますが、“ももち”(嗣永桃子)の引退と、℃-uteさんの解散です。
ちょうど、私がハロプロを好きになって、アイドルになりたいって思っていたときに登場したのがハロプロキッズだったんです。自分と同じくらいの小学生の子がハロプロに入ったのを見て、すごいうらやましいと思ったし、憧れでした。
それから、℃-uteや、Berryz工房が生まれて、今では、それぞれのメンバーが卒業したり、引退したりして次の道に進ん行く姿を見ることになって、あらためて自分にとって、すごく大きな存在だったなと思います。彼女たちがいなかったら、今の私はなかったかもしれません。
–同じアイドルとして、ももちが芸能界もきっぱり引退したことはどう思われますか?
ももちのアイドルとしてのパフォーマンスや、バラエティでのトークの上手さは、まだまだ芸能界で戦えるんじゃないかと思うんですよ。でも、あれだけ賢いももちが選んだ道なんだから、ゼッタイ間違いないと思います。きっと、卒業した今でも私生活でキラキラ輝いて、目標に向かって頑張っていると思いますし、どこかで頑張っていると思うと、それだけで私も頑張ろうって思えます。どうされているか知ることは出来ませんが、今でも応援している気持ちです。
–卒業ライブもアイドルとして最高のステージだったと思います。
最後に小指をたたむところがメッチャ格好よかったですね。その日は自分のライブがあったので会場には行けなかったのですが、あとでビデオで観ました。あのシーンはアイドル史に残る名場面です。
–次の話題は?
またまたハロプロの話題ですが、グループの兼任制度の発表ですね。今年で20週年を迎えたハロプロですが、これまで20年の歴史の中で、タンポポミニモニ。のような派生ユニットはありましたけど、別のユニットに所属しながら、他のユニットとしても活動するというのは今まで一度もなかったことです。まさしく、“ハロマゲドン”のようなすごい衝撃でした。
–記者としては、所属の説明が複雑になって大変です(笑)
そうですよね。テレビの“おはスタ”に船木結ちゃんが出たときにテロップ(新おはガール カントリー・ガールズ & アンジュルム兼任アイドル)がめちゃくちゃ長くてビックリしました(笑)。
兼任と聞いて最初は、どっちも中途半端にななりそうで心配していたんですが、先日のどぅー(工藤遥)のモーニング娘。卒業コンサートで、ちーちゃん(カントリー・ガールズ & モーニング娘。兼任の森戸知沙希)が頑張っているところを見て、“ホントにすごい子が入ってきてくれたんだな”って、感動しました。兼任で大変なんだろうけど、そんな素振りも見せないで頑張っていて“兼任してくれてよかった”って、すごく思いました。あとは、いま話に出た、どぅーの卒業もなんですけど、まだ気持ちの整理がつかない感じです。
–どんどん続けましょうか。
はい。それから、衝撃的だったのが“りさこ”(Berryz工房の菅谷梨沙子)の結婚と妊娠ですね!自分より年下で、ずっとちっちゃかった頃から知っているりさこが“結婚します”で、さらに“妊娠してました”ですよ? ホントに大丈夫なのかって心配になりました。歳の順番から言ったらまだまだと思っていたのに、まさかあの中で一番最初に結婚するのがりさこだとは思いませんでした。
Berryzのころから自由にやっているイメージだったので、りさこらしいなと思う反面、ちょっと寂しい気持ちです。
–結婚といえば、ハロプロ以外でも大きな話題がありましたね。
NMB48の須藤凛々花ちゃんの結婚ですね。しかも、発表の場がまさかの選抜総選挙でした! ツイッターで順位を追って見ていて、“結婚します”って文字が飛び込んできたときには、最初はネタか冗談だと思いました。
それが“本気なんです”と聞いて、さすがAKBさんは何が起こるか判らないなと思いました。本当に何でもアリなんですね。
–いや、AKB48的にもアリかどうかは知りませんけど(笑)。 AKB48では、2月に小嶋陽菜さんが卒業されたり、12月には総選挙で発表があった渡辺麻友さんも卒業されますね。
一時代を築いた“神7″と呼ばれた人がみんないなくなっちゃいますね。私はAKB48グループの中ではSKE48派だったんですが、最初のころのお気に入りのメンバーが抜けてしまってからはあんまり追いかけていません。最近では、SKE48からAKB48に移籍した木崎ゆりあちゃんも卒業してしまいましたね。
他にも今年は、アイドル戦国時代と共に生まれてきたグループが解散したり、メンバーが卒業したりがすごく多かったですね。あれからずっと続いていたアイドルの歴史が節目を迎えたんじゃないかと思います。
私がソロでデビューした頃から、ずっと共演していたアフィリア・サーガさんからも初期のメンバーが全員卒業されてしまいました。どんどん新しいグループが出てきて、アイドルが移り変わる中で、対バンでアフィリアさんと共演するとすごく安心感があったんですよ。でも、メンバーが入れ替わって名前も“純情のアフィリア”に変わってしまったので、寂しいなと思いますね。
コヒメちゃんの卒業については、本当はまだまだ続けたかったけれど、グループの将来についていろいろ考えて決めたことだそうなので、アイドルって本当に難しいなと思いました。大好きだからこそ辞める道を選ばなきゃならいって、なんだか切ないです。
–コヒメさんはお芝居の道に進んで、今は舞台で活躍して輝いています。卒業してもアフィリアの後輩に良い背中を見せているようですよ。
そうですね。やはり、アフィリアが大きくなるまで頑張ってきて、ひとつ大きなことを成し遂げた人なので、身に付けた経験も実力もありますから。卒業しても活躍できるのはスゴイし、カッコイイなと思います。
他にも、私が元いたバージョンミュージックで一緒だった「Tokyo Cheer2 Party」の解散も今年でしたし、nanoCUNE(ナノキュン)から去年改名したnanoRider(ナノライダー)さんもですし、PALETさんも12月で解散されてしまいますね。
–卒業・引退の話題が続きましたが、ほかには?
女子流ちゃん(東京女子流)が、アイドルライブに出演解禁になったこと! 以前、アイドルとして活動していたときにアーティスト宣言をしたときはすごくビックリしました。私もたまにライブに行くくらい好きだったので“アイドルじゃなくなった”ってことに違和感や、“もう共演する機会はないのかな”って、寂しさを感じました。
でも、女子流ちゃんもそれからいろんなことを乗り越えてきて、一回り大きくなって、もう一度アイドルのいる場所に帰ってきてくれたと思うので嬉しいですね。
まだ、共演といってもTIF(東京アイドルフェスティバル)に参加していたぐらいで、直接ステージも観られなかったのですが、初期の代表曲の『おんなじキモチ』を歌っていたと聞いて、それだけで泣きそうになるくらい嬉しかったです。
–TIFではHKT48指原莉乃さんがチェアマンを務めて大きな変化がありました。AKB48グループが出演した代わりかもしれませんが、出演ユニットの数はかなり少なくなりましたからね。出演された側としてはどんな印象でしたか?
ソロだった初年度からあの手この手で、なんとかTIF連続出場を続けているんですが、去年はソロとして最後の出演をして、今年は桃色革命でグループとして出演させていただきました。でも、出演はすごく狭き門で、ギリギリまで大変でした。いい加減、すんなり出たいです(笑)。
–新しいグループもどんどん出てきて、移り変わりの激しい1年でもありましたが、今年活躍したなと思うアイドルさんは?
最近の話題では、BiSHさんのMステ(ミュージックステーション)出演にはビックリしました。これはアイドル史的にもけっこう大きな出来事ですよ!!秋元康さんがプロデュースされているAKBさんや坂道グループみたいなメジャーアイドルさんもちろんすごい大活躍をされていますけど、大っきな事務所さんや後ろ盾があるわけじゃないBiSHさんが、Mステに出るのは本当にスゴイことだと思います。
ライブアイドル出身で売れたグループと言うと、Perfumeさんや、ももクロさんもいますけど、そうやって、アイドル界だけじゃなく、一般の方にも認知される、本当の意味で“売れた”と言えるアイドルは少ないので、BiSHさんがこれからどうなっていくのか楽しみです。
–他に印象に残っている出来事は?
悲しい話題になってしまうのですが、エビ中(私立恵比寿中学)の“りななん”(松野莉奈)が亡くなられたことには、すごくショックを受けました。私よりずっと年下の子が、まだまだ夢を追いかけている途中の子が、急死されたと聞いて、残念な気持ちでいっぱいです。
残されたメンバーのつらさを考えると本当に胸が痛くて“このままエビ中がなくなってしまうのでは”と心配だったのですが、それでも笑顔で頑張っているエビ中さんを見て感動しました。メンバーのぁぃぁぃ(廣田あいか)は“転校”(脱退)を表明しましたけど、どういう形であれ、メンバーのひとりひとりに未来があって、それぞれの人生があるべきだと思うので、これからもいろんなことに挑戦していってほしいと思います。私も、一日一日を大切にしなきゃいけないなと思いました。
ちょっと暗い話題だったんで、今度は嬉しかった話をしますね。カントリー・ガールズにいたまなかちゃん(稲場愛香)が、地元の北海道で研修生のリーダーとして復活されたんですよ! 喘息がひどくて1年半前に急にカントリー・ガールズを辞めてしまったので、このままフェードアウトしてしまうのかと心配していたんです。ダンスが凄く上手で、もともと北海道で他のユニットで活躍していたくらい、アイドルと、歌って踊ることが大好きな子な子だと思っていたので、いなくなってしまうのはすごく寂しいと思ってました。喘息もよくなったみたいで、復帰できてすごく嬉しいです!
アイドルにとって一度辞めて戻ってくるのは、すごく勇気がいることだと思うんですよ。自分がいない間に離れてしまったファンもいるかも知れないし、ほかの新しいアイドルさんもどんどん出てきて、周りの環境も変わってしまいますから。そんなに大変だっていうのを判った上で戻っきてくれるのは、本当にすごくありがとうって気持ちでいっぱいで、嬉しいです。
–お話ありがとうございました。では最後に全体を振り返って一言お願いします。
卒業と解散が数えきれないくらい多くて、今年は寂しいことが多いですね。これも節目なんでしょうか。ハロプロも大きく変わったし、これから新しい時代が始まるんでしょうね。
でも、アイドルって、キラキラしている時期に強く輝いている分だけ、いつまでもフレッシュさが続くわけではないので、代謝をしてくことがアイドル業界が続いてくためには必要なことなのかもしれません。寂しいけれど、最近はそう思っています。
でも、続けていくことも大事なんじゃないかって。今を支えている子がいるからこそ、次の新しい子が生まれてくるわけで。今いるグループさんにはみんな売れて欲しいと思います。その中で、桃色革命が一番売れてくれたら嬉しいんですけどね(笑)。
桃色革命は、9月より全国を巡ったツアー2017秋「タイムマシーン革命」の東京ファイナル公演を、12月27日19時より渋谷・TSUTAYA O-WESTにて開催する。
 
【ライブ情報】
17.12.27 幸せのシブヤフェス~大忘年会LIVE~ supported by IDOLidge @TSUTAYA O-WEST
17.12.27 桃色革命ツアー2017秋「タイムマシーン革命」@TSUTAYA O-WEST
17.12.28 桃色革命presents「サンキューSLOPE!また逢う日まで」@神戸SLOPE
17.12.29 アイドル大忘年会フェス in 大阪 supported by IDOLidge @LIVE SQUARE 2ndLINE(大阪府)
17.12.30 桃色革命 「革命的FREEワンマン~大阪ラストライブ2017~」@LIVE SQUARE 2nd LINE(大阪府)
17.12.30 年末FREE BOMBER!!≪朝≫in大阪 supported by IDOLidge @2nd LINE
17.12.30 桃色革命 秘密の大忘年会 in 大阪
17.12.31 桃色革命 「革命的FREEワンマン~桃レボなりのカウントダウン~」@Glad
桃色革命 オフィシャルサイト http://www.monstarjapan.jp/momoiro/

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