スリップノットのショーン・クラハン
「次が最後って気がする」

ひと月ほど前、スリップノットのニュー・アルバムに向け着々と準備を進めていると話したショーン・クラハンだが、最新のインタビューで気になる発言があった。「俺にとってこれが最後になるかもしれないって気がしてる。俺は十分、働いた」と話した。
クラハンは、この4ヶ月ほど自身の人生や現状について考える時間を持った結果たどり着いたいまの心境を、抽象的ではあるが、ポッドキャスト『The Jasta Show』でこう明かした。
「正直言うと、この音楽、俺らがいま書いている音楽は、心の中に目を向けている証拠だ。“俺らは俺らのためにこれをやる”って、断言できる。この音楽が発表されたら……、俺はなにかおかしなことが起きるんじゃないかって気がしてる。まあ、それは俺らみたいな連中にとってはいつものことだけど。俺らはアルバムに巻き込まれ、空が突然変わるんだ」
「ただ俺にとっては、これまでだって気がする。俺ら、年をとりつつある。俺は“おい、これで終わりだ!”なんて言うつもりはない。みんなを失望させる必要はないからな。だが、さっき言ったように、俺は自分と向かい合っていて、友人やブラザーに対しきつい言葉がいっぱい出てくる…。俺らはいい状態にある。だが、世界は広い。俺は十分働いたよ」「俺にとってはこれで最後になるかもしれない」
スリップノットの新作は、ベーシストのポール・グレイが亡くなってから初めてリリースされた『.5: The Gray Chapter』(2014年)以来となる。新作の制作は本当に初期の段階にあり、その方向性はまだまだ変わる可能性が高い。
Ako Suzuki

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