1万人から選ばれた100人の未来のクリ
エイターが、エイベックス発のアイデ
アソンに集結!
テーマは、「Surprise the world!!」。
約1万エントリーの中から選ばれた約100名の学生の参加者達が、 12月1日(金)にグランドオープンしたエイベックスビルに集まり、1日を通して アイデアソンに 取り組んだ。また、音楽事業の執行役員と部長職社員、そして第一線で活躍するクリエイター社員たちが審査委員として協力。
オープニングには、エイベックス・エンタテインメント株式会社 レーベル事業本部 執行役員本部長 猪野丈也氏が「いつの時代も新しいものを生み出して来たのは若者たち。当社の創業当初からの精神である『業界の常識はエイベックスの非常識』という言葉のように、枠にはまらないぶっとんだアイデアを楽しみにしています」と激励した。
アイスブレイクの後、発表されたお題は「音楽✕〇〇✕りんご」。エイベックスらしいぶっ飛んだお題だが、考える上でのポイントは「りんごに対して様々な捉え方や発想をしてみる」こと。猪野氏は、なぜ「りんご」なのか?という点について次のように解説した。
「りんごには様々な意味合いや世界観がありますよね。そしてりんご1つでもそれぞれ表情も違うし、言語によって呼び名も違う。個人の想像力によって背景にあるストーリーを創ることもできる。今や、音楽とアップルは切っても切れないですしね…」
さらに開幕するにあたって猪野氏は、「我々の仕事は人の心を動かすこと。人を感動させるために必要な要素を審査基準に入れました。皆さんの想像力で世界の人々を感動させてほしい。」と述べ た。
まずは個人で考えたアイデアに対して、参加者同士で「面白い!」と思うアイデアに投票し合う形でチームが編成され、いよいよ最終発表に向けてアイデアを煮詰めていった 。
審議により見事最優秀賞に選ばれたのは、生まれたときに親から贈られ、一緒に育っていき、人生を音楽で振り返る人工知能「Rinko」を提案したチーム。
「プレゼンのキャッチ力と、企画が愛にあふれていた。AIを使っての音楽制作というだけでなく、音楽をパーソナライゼーションするという我々がディスカッションしている未来を見据えた視点も既に持ち合わせており、大変素晴らしかった」と審査員長の猪野氏はコメントした。
最終発表時に講評を行った、エイベックス・エンタテインメント株式会社 レーベル事業本部 スペシャルプロジェクトユニット チーフプロデューサーの油井誠志氏も「はじめに『命あり、そして音楽』というメッセージの提示がすごく良かったです。テクノロジーとか手法とかあると思うけど、先に自分たちの思いや大切にしたいこと、人間から始まっていることがすごく音楽と親和性があって良い。そういう人達がクリエイティヴを担っていくのはエイベックスとしても良いことだと思います」と評価した。
また、個人賞として5人の参加者も表彰された。それぞれ、クリエイティヴ・アイデアソン中に発揮したバランス力や着眼点、率先して自分の役割を作ったことなど、個々の取り組みが評価ポイントになった。
今回のアイデアソンでは、人と音楽の接し方を再構築するなど、音楽の既存概念を変え、新しい価値を創造する試みがあるものが多く見受けられた 。
なお、クリエイティヴ・アイデアソンで優勝したグループと個人で受賞した参加者は、今後、エイベックスの音楽事業のリアルプロジェクトにメンバーとして参加できる予定。
エンタテインメント企業最大規模のリソースが揃う環境でエイベックスのクリエイター社員とともに、どんなプロジェクトを世界に仕掛けていくのか、彼らの今後にぜひご期待いただきたい。
■ avex group internship 2017 Hack the Music
http://intern.avex.co.jp/2017/
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