フォーリミを今年が終わる前に聴いて
おきたい件。

フォーリミはなぜリスナーを惹きつける
のか。

(出典:Twitter)

2008年にメロコア王国名古屋で結成された04 Limited Sazabys。通称フォーリミ。メロコア界の急先鋒として界隈で最も勢いがあるバンドの一つとして認められている彼ら。Vo.GENの少年のようなハイトーンボイスとライブパフォーマンスの高さでリスナーの心を鷲掴みにしている。2015年のメジャーデビューからじわじわとファンを獲得し、今やバンド界を背負って立つ彼らだが、メロコアって全部同じに聴こえてしまうというリスナーの声も多い。しかし、フォーリミは一味も二味も違う個性的なバンドなのです。2017年が終わる前に、彼の魅力を再確認しておきたい。今回はメロコア界のニュースタンダードであるフォーリミをご紹介します。

フォーリミってどんなバンド?

(04 Limited Sazabys「Letter」(Official Music Video))

前述もしたように、フォーリミは名古屋出身の4ピースバンド、GEN(B, Vo)、HIROKAZ(G)、RYU-TA(G, Cho)、KOUHEI(Dr, Cho)で構成されている。メンバーは皆、1988年生まれの29歳。バンドマンとして油の乗った年齢だ。また、少年ような風貌を持つGENは女性にも人気な存在。ライブ中にちらっと見える腕のタトゥーにギャップ萌えしてしまうファンも多いのではないだろうか。そして名古屋といえば、BACK LIFTを始め、ENTH、POTなどといった実力派の若手バンドを多く送り出しているメロコア王国。その第一線に存在しているのが彼らだ。インディーズ時代から人気は高く、シングル・アルバムを合わせて4枚リリースし、2015年満を持してメジャーデビューを果たしました。全国40本のライブツアーやバンド主催の『YON FES2016』を地元名古屋で開催し成功を収めるなど精力的に活動を行っています。また2017年2月に行われた武道館ライブでは、チケットは即完売の大成功を収め、現在のバンドの立ち位置を証明することになりました。
この頃の音楽界隈はメロコアというジャンルの位置がまた上位に上がってきていると筆者は考えています。Hi-STANDARDの復活や現在も一線で活躍する10-FEETなどの重鎮に加え、WANIMAキュウソネコカミ、ヤバいTシャツ屋さんなど若手が90年代のメロコア文化を落とし込み活躍を続けています。スタンダードになりライバルも多いメロコア界。フォーリミは圧倒的なライブパフォーマンスとGENのハイトーンボイスを武器に個性的なバンドの多いメロコア界隈で戦っているわけです。

フォーリミはライブもすごい!

(04 Limited Sazabys「Feel」LIVE(2017.2.11@NIPPON BUDOKAN))

彼らのライブはコメディー要素も含まれた非常に楽しいもの。以前のライブでは「NEWS 04」と題し、ドラムのKOUHEIが女子高生の制服を盗んだ疑いで逮捕されたという映像を流し、会場を盛り上げるなどパフォーマンス以外でもファンを楽しませてくれている。そして武道館の映像を見て分かるように彼らのライブ技術は相当なものだ。武道館ライブのチケットが即完売になるくらいなので、技術は申し分ないと思うが、ファンの盛り上がり方が違う。ライブを重ねるたびにレベルを上げてくる彼らのストイックさには驚かされます。曲間は極めて短く、畳みかけてくるライブパフォーマンスはファンの興奮を駆り立てる最高の舞台をぜひ一度生で見て頂きたい。
そして、筆者が個人的に注目しているのが、彼らのライブグッズ。最近ファッション性の高いアイテムを販売するバンドも多いが、彼らのグッズは群を抜いてオシャレだ。
(出典:公式サイト)

流行中のアパレルアイテムをグッズに落とし込みタウンユースできるデザインのものを多く販売している。このコーチジャケットは撥水性にも優れ、アクリルコーティングまでしてあり金額は6000円。このレベルのものが数千円代で買えるなんてかなりお買い得だ。この他にも、パーカーやスリープにプリントが施されたロンTなどファッション性の高いグッズが多く展開されている。ライブや公式サイトでゲットできるので合わせてチェックしてほしい。

オススメしたいのはこの3曲!

今後も目を離せないフォーリミ。ここでは筆者のオススメする楽曲を紹介していこうと思います。彼らの世界観に酔いしれちゃってください!

Squall

(04 Limited Sazabys「Squall」(Official Music Video))

カロリーメイト『ニコイチメイト』WEB ムービー テーマソングとして起用されたメジャー3rdシングルSquall。ドラムソロからスタートするこの曲は力強いメッセージ性の高い楽曲になっています。キャッチーながらどこか切なさのあるサウンドは彼にしか生み出せないものです。「弱気が勇気と後ずさりしてる五月雨どうして太陽笑えよ」というリリックは主語が人ではなかったり、人ではないものに語りかけているなど、ファンタジー的な要素も含まれたリスナー全員の背中を押してくれる名作に仕上がっています。

swim

(04 Limited Sazabys「swim」(Official Music Video))

インディーズの1stシングルのこの曲は、ファンからも人気抜群な楽曲。爽やかなメロディーとGENの声がマッチして青春映画やポカリのCMの曲にも使えそうなとてもいい楽曲です。キャッチーなメロディーと歌詞は一度聴いたら頭から離れない、思わず口づさんでしまいます。ファンの中ではベストオブ夏ソングと言われるこの曲。フォーリミを語る上でこの楽曲は押さえておきたいです。

monolith

(04 Limited Sazabys「monolith」(Official Music Video))

3rdミニアルバム『monolith』に収録されるこの曲は、これぞメロコアというメロディーが胸に突き刺さります。フォーリミらしい力強いリリックとテンポがスピーディーな楽曲は聴く人を虜にします。聴くだけで元気になる。そんな楽曲ですね。やはり彼らの楽曲に共通するのが聴くと元気になるということだと思います。落ち込んだ時や嫌なことがあったときフォーリミを聴いて元気づけられた方も多いのではないでしょうか。
(出典:Twitter)

新曲やライブをするたびに進化を続けていくフォーリミ。明るいメロディーと力強い彼らの楽曲はこれからもリスナーの心を元気にしていくに違いありません。これからのメロコア界、いや全バンド界を背負って立つだろうこの4ピースバンドに注目し続けていきたいと筆者は考えます。ぜひ皆さんも一度生で彼らの熱いステージを観てもっともっと彼らの魅力を感じてくださいね。


04 Limited Sazabys公式サイト: http://www.04limitedsazabys.com/
04 Limited Sazabys公式Twitter:https://twitter.com/04LS_nagoya

フォーリミを今年が終わる前に聴いておきたい件。はミーティア(MEETIA)で公開された投稿です。

ミーティア

「Music meets City Culture.」を合言葉に、街(シティ)で起こるあんなことやこんなことを切り取るWEBマガジン。シティカルチャーの住人であるミーティア編集部が「そこに音楽があるならば」な目線でオリジナル記事を毎日発信中。さらに「音楽」をテーマに個性豊かな漫画家による作品も連載中。

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