「四十九日のレシピ」

「四十九日のレシピ」

安藤裕子、映画主題歌で永作博美と8
年ぶりに再タッグ

永作博美が主演を務める今秋公開予定の映画「四十九日のレシピ」で、安藤裕子が主題歌を担当する。
2006年放送の月桂冠CM以来8年ぶりとなる安藤と永作のタッグが実現した本作。もともと安藤のファンだったという監督のタナダユキからの熱烈なラブコールにより、劇中でも重要な意味を持つハワイアンを代表する鎮魂歌「アロハオエ」に、安藤が日本語詞を書き下ろした。

彼女が映画の主題歌を手がけるのは「海原の月」以来6年ぶりとなるが、別れを綴った切ない歌詞と美しい旋律が、ファンの間で早くも話題となっている。

「四十九日のレシピ」は、伊吹有喜の同名小説を原作とした作品。共演には石橋蓮司、岡田将生、二階堂ふみ、原田泰造ら実力派が名を連ねている。

安藤裕子、タナダユキコメント

【安藤裕子】
アロハオエ。さよならも愛してるもこの一言で伝えられる。今回この曲を歌って欲しいと言われた時、最初はとても戸惑いました。ハワイアンなんて知らないんだもの。ハワイアンバンドをやっていた父に思わず連絡してしまった。だけど本編を見て、歌える。そう思いました。毎日毎日、多くの人が大切な人を失い泣いている。そしてゆっくり前に進んで行く。私だってそう。だから歌えたんだと思います。またいつかどっかで会えるんだろう。

【タナダユキ】
初めてお会いした時の彼女は、青いニットを着ていて、そこからのぞく透き通る肌はとてもきれいだった。茶目っ気と研ぎすまされた感性に、少女のような雰囲気を持ちながら、大人の女性の美しさを持った人だと思った。映画の最後は「Aloha Oe」と決めていた。誰の声で“去り行く人に送る唄"を聴きたいか。思い浮かんだのは、安藤裕子さんの透明感溢れる優しく甘く切ない歌声だった。映画を作ることは、簡単には行かない。色々なことがある。出来上がった「Aloha Oe」を聴いた時、全てが報われた気がした。儚げなのに力強い奇跡のような歌声。それは映画という枠すら超えて、より多くの人に届いて欲しいと願わずにはいられない、“安藤裕子にしか唄えない" Aloha Oeだった。

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OKMusic編集部

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