藤井フミヤ@7月9日SHIBUYA-AX Photo:五十嵐絢也

藤井フミヤ@7月9日SHIBUYA-AX Photo:五十嵐絢也

藤井フミヤ、30枚目のシングル「青春
」発売記念スペシャルイベント大盛況

本日7月10日にニューシングル「青春」をリリースする藤井フミヤが、「青春」を始めとする収録曲全4曲を初披露するというスペシャルイベントを7月9日(火)、東京・SHIBUYA-AXにて開催した。
デビュー30周年、ソロデビュー20周年のダブルアニバーサリーを迎える藤井フミヤ。1993年のソロデビューシングル「TRUE LOVE」から通算30枚目のシングルとなるニューシングル「青春」が本日7月10日に発売。この記念すべき1年のはじまりを華やかに彩る新作「青春」の発売を目前に控え、一足先に「青春」を始めとする収録曲全4曲を初披露するというスペシャルイベントが昨日7月9日(火)、東京・SHIBUYA-AXにて開催された。

インターネット応募の中から選ばれた当選者のみが招待されたこのイベント、会場となったSHIBUYA-AX前は、開演3時間前にして先行販売されるCDを求める黒山の人だかり。35度を超える暑さの中、ファンのテンションもヒートアップ。

会場内に藤井フミヤ本人が青春時代に愛聴したであろう50年代60年代の心地の良いロックンロール・ミュージックが流れる中、照明が暗転。黒い衣装に身を包んだバンドのメンバーが位置につくと、場内は拍手と歓声に包まれる。そして涼しげなボーダーシャツに黒のパンツを身に纏った藤井フミヤが軽やかなステップでステージに登場。「新曲披露にお越し頂きありがとうございます」と、満面の笑みで贈られた感謝の言葉に客席から歓声が飛ぶ。

1曲目は往年のロックサウンドを彷彿とさせるギター・リフが印象的なナンバー「GO BACK HOME」で、スタート。ゴージャスな照明に彩られたステージで初披露される新曲に、早くも客席の盛り上がりは最高潮。自然に手拍子が巻き起こる。1曲目の演奏を終えて少し緊張のほぐれた藤井フミヤが、「いやー(初めて演奏するので)どう動いていいかわからない(笑)」と照れ隠しで呟く。この「GO BACK HOME」は「NHK2013プロ野球放送テーマソング」。「この曲は野球のバックホームのホーム、そして獲物を取って家(HOME)に帰る全ての働く男に対する応援歌です!」とメイキングさながら、新曲誕生エピソードが語られていく。

続けて「次はこんな曲、めったに作らないぞというタイプの曲です!」と曲紹介。ストロボライトの明滅と共にスピード感のある激しいナンバー「孤独のDreamer」を披露。歌い終えた後、「年甲斐もない曲でした(笑)」と一言。「WOWOW陸上ワールドツアーダイヤモンドリーグイメージソング」となっているこの曲は、当初スタジアムの入場を思わせる大きなテンポの曲をイメージした別曲で提案し、短距離走がテーマということで現在のこのアップテンポの曲に書きなおしたというエピソードが語られる。

ここで今回のシングルのセールスポイントでもある収録曲4曲分のMusic Videoについても驚愕の事実が本人の口から語られる。「1日で4曲撮影って言われて、最初バカじゃないのって(笑)。しかも撮影の2日前に調子悪くて病院に行ったら“フミヤさんインフルエンザっですよ"って(爆笑)」客席から「えーっ!」の大合唱。「そしたらスタイリストやヘアーメイクが“フミヤ、インフルエンザ結構いい感じだよ!頬がこけてて"だって(笑)。そんなに頑張ったMVなんで是非見てください!」

1カ月で4曲のレコーディングを敢行しなければならなかったハードな進行スケジュールゆえ、作曲に関しては、わがままが言える人を選んだという制作エピソードを語り出すフミヤ。「わがままが言える作曲家っていったら弟しかないでしょ。作曲は全て藤井尚之に頼みました!」そこに黒のスーツに身を包み、サックスを携えた藤井尚之がステージに登場。「兄ちゃんに言われたら断れません(笑)」 まさかのスペシャルゲストの登場に観客が湧き上がる。

3曲目は流麗なシンセの音色、アコースティックギターの響き、そして藤井尚之のむせび泣くサックスの調べに誘われ、「もし もし 元気ですか」と電話をモチーフにエモーショナル歌いあげる表題曲「青春」を披露。全てのファンの胸の中にあの甘酸っぱい青春の息吹が芽生えているのが感じられる。この楽曲は乳性炭酸飲料「愛のスコール」のCMソングとして起用され、CMへの本人出演のエピソードが語られる。

ここで、9月21日(土)から1年間に及ぶ30周年プロジェクトの第一弾として行われる全国ツアー<青春>についてのインフォメーション。「ツアーには尚之も参加します。30年分の歌をたっぷり歌います。尚之のサックスがないと成立しない曲、いっぱいあるので。俺の青春は、君の青春。君の青春は、俺の青春。みなさんツアーにも遊びにきてください」意味深な発言に客席から歓声が上がる!

「次の曲で最後になります!それでは世界平和を祈って」と、最後に歌った曲は中日新聞・北陸中日新聞・東京新聞CMソング「夜明けの街」。<今も必ず 世界のどこかに 夜明けの街があり 僕らは繋がり 生きている 愛するために>混迷する世界情勢に向けた藤井フミヤからの優しいメッセージが聴く者の心に沁み込んで行く。「今日は新曲披露に皆さんお越し頂きありがとう。次は「青春」ツアーでお会いしましょう!」 SHIBUYA-AXが溢れんばかりの拍手に包まれる。「新しい歌、聴きこんでみんなの歌にしてください!」と、ひとこと残しスペシャルイベントは大盛況のうちに幕を閉じた。

藤井フミヤ@7月9日SHIBUYA-AX Photo:五十嵐絢也
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OKMusic編集部

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