全てを背負いながら、未完の未来へと
踏み出していく――。約3年ぶりのフ
ルアルバム『VERSUS』に込めたDIAUR
Aの思いとは。

2017年2月18日に自身二度目の中野サンプラザ公演を、そして毎年恒例となっている9月3日「愚民の日」には過去最大キャパとなる豊洲PIT公演を成功に収めたDIAURA。そんな彼らが、約3年ぶりのフルアルバム『VERSUS』をリリースする。全15曲(通常盤14曲)というフルボリュームでありながら、各楽曲が複雑に絡み合い、1枚の作品であることを強く感じさせられる今作は、活動7年目を迎えたDIAURAの進化の証と揺らぐことのないメッセージが込められている。約2年半ぶりのVif登場となるDIAURAの4人にじっくりと話を聞いていくと、彼らの“未完の未来”をどこまでも追い続けたくなった。

DIAURAというバンドがある限りは
負ける気がしない(yo-ka)

――2015年5月『RUIN』リリース時以来、約2年半ぶりの登場です。2年半色々なことがあったと思いますが、今年2月に行われた二度目の中野サンプラザ公演の際、終演後のyo-kaさんとの会話の中で、2015~2016年は随分とメンタル面での変化があったと話していたのが気になっていたんです。
yo-ka:バンドの5年目の壁というか、そんなものはないと思っていたんですけど、それまでは突っ走ることしかできなかったのが、音楽的にもライブ的にもDIAURAというバンドを少しずつ外から見られるようになったのが、多分5年目だったんです。そういう中で、進むスピード、自分たちの活動に対して、これでいいのかな?と考えた時期で。でも結局、誰がその現状を変えるかと言ったら、自分たちの中から変えていくしかないなと、吹っ切れたのが5年目と6年目の境目くらいでした。
達也:環境、周りの人たちとの関係性も一致していない時期だったというか。皆が合わさった時のパワーのすごさをそれまでに経験してきたんですけど、この時期はそれが思うようにいかなかったということも重なっていましたね。
佳衣:その時々、色々と悩んで葛藤しながらやってきたし、今だからこそという悩みもあったりして、悩み続けるということは変わっていないんですよね。でも結局悩みが尽きないというのは、現状を何とか良くしよう、抜け出そうということだと思うので、それが尽きないうちは逆に良いのかなと。バンドをやっている以上は常にそういうものなのかなと思いますね。
翔也:本当に3人が言った通りだと思います。けど、あまり細かいことを考えないようにしています。ある種の開き直りなんですけど、俺はベースが弾きたいし、バンドをやりたい。じゃあどうしたらいいかというのは考えますけど、それ以外の余計なことは専門の人たちに任せ

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