ゆず、MIYAVI、宮本笑里ら東京2020大
会に向け競演「音楽と芸術で盛り上げ
たい」

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた文化イベント<文化オリンピアードナイト>が、11月26日(日)、東京駅前の行幸通りで開催された。
宮本亜門が企画・構成を担当した同イベントは、およそ1,000日後に迫った東京2020大会を日本全体で盛り上げるべく“ALL JAPAN”を掲げ、トークセッションとコンサートの2部構成で開催されたもの。第1部の<Tokyo 2020 DIALOGUE>ではSHELLYがMCを務め、モデレーターの宮本亜門と澤邊芳明、市川海老蔵、草刈民代が2020年に向けた展望を語り合った。
第2部のコンサート<Tokyo 2020 ALL JAPAN CONCERT>は東京ニューシティ管弦楽団ファンファーレ隊による「東京オリンピックファンファーレ」で幕を開け、続いて宮本笑里が東京ニューシティ管弦楽団とともに「You Raise Me Up」を披露。宮本がこの日使用したヴァイオリンは、東日本大震災の津波で唯一残った“奇跡の一本松”と陸前高田の流木から作られたというもので、彼女は「ヴァイオリンに込められた思いと世界中のみなさんの思いを、音楽を通して届けられたら素敵だと思います」と思いを語った。
1896年の第一回アテネオリンピックで演奏され、1964年東京オリンピックの際に日本人の手によって復活した「オリンピック賛歌」を森谷真理が美しいソプラノで届けると、MIYAVIと義足ダンサーの大前光市、太鼓奏者のはせみきた、上田秀一郎らはパワフルなコラボレーションで「炎のランナー」を披露する。アーティストを代表して、MIYAVIからは「スポーツもありますが、文化の力で日本の魅力、どきどきワクワクを伝えられたら嬉しい」と2020年に向けての意気込みが語られた。
高校生ヴォーカリストの鈴木瑛美子、空手家ダンサーの玉野祥太、三浦桜來、そして東京都立狛江高等学校ダンス部らによる「We Will Rock You」のパフォーマンスに会場が沸く中、サプライズゲストとしてゆずの名前が読み上げられると、観客からはさらに大きな歓声と拍手が湧き上がる。ステージには東日本大震災の被災地である福島県立福島明成高等学校合唱部、宮城県石巻好文館高等学校音楽部の生徒たちも登場し、ゆずとの共演で2004年アテネオリンピックを彩った楽曲「栄光の架橋」を歌い上げた。
フィナーレには、この日の出演者全員で「ワンダフルワールド」を披露。狛江高校と福島明成高校の生徒が客席に降りて観客の目の前でパフォーマンスを繰り広げるなど、この日一番の熱気に包まれてコンサートは幕を閉じた。最後は岩沢厚治が「だいぶ先だと思っていましたがもう1,000日前なんですね。すごく楽しみです」、北川悠仁も「日本中の皆さんと共に、僕たちは特に音楽と芸術で日本を盛り上げられるようにしたいです」と2020年に向けた思いを語り、イベントを締めくくった。
<東京2020参画プログラム「文化オリンピアードナイト」>


2017年11月26日(日) 東京・東京駅前 行幸通り

出席者:

【第一部】Tokyo 2020 DIALOGUE(トークセッション)

モデレーター:宮本亜門

出演者:市川海老蔵(歌舞伎俳優/東京2020組織委員会文化・教育委員会委員)、澤邊芳明(クリエイティブディレクター /東京2020組織委員会アドバイザー)、草刈民代(女優/東京2020組織委員会顧問)
【第二部】Tokyo 2020 ALL JAPAN CONCERT(コンサート)

企画・構成:宮本亜門

指揮:岩村力

演奏:東京ニューシティ管弦楽団

出演者:森谷真理、宮本笑里、鈴木瑛美子、MIYAVI、大前光市、上田秀一郎、はせ みきた、英哲風雲の会、玉野祥太、三浦桜來、福島県立福島明成高等学校 合唱部、宮城県石巻好文館高等学校 音楽部、東京都立狛江高等学校 ダンス部、インターナショナルスクールの子ども達

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