楠本桃子のゲームコラムvol.57 番外
編『PlayStation(R)4・PlayStation(
R)VR体験会へ行ってみた!』
今回は楠本桃子のゲームコラム番外編!
11月14日に行われたPlayStation(R)4・PlayStation(R)VR体験会で体験してきたゲームたちをレポートします。
一足お先に様々なゲームを体験してきたのですが、どのゲームも大変魅力的で、発売が待ち遠しくなるものばかり。本コラムをゲーム購入の参考にしていただければ幸いです。
『Hidden Agenda ―死刑執行まで48時間―』
(株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント)
本作は最大6人でのマルチプレイができるサスペンスアドベンチャーゲームです。コントローラーはなんと自身のスマートフォンやタブレット!! ゲームと連動する無料アプリをダウンロードし、PS4とローカルWi-Fiで接続します。
今回はマルチプレイの対戦モードを体験しました。ゲームをスタートしてまず驚いたのは、美麗なグラフィック!!
まるで実写映画を見ているかのようなリアルさがありました。また、手元で行うスマートフォンの操作性も抜群。自身の指の動きがそのままテレビ画面に反映されます。
本作の対戦モードを一言で表すと「人狼ゲーム」のようなもの。自身がどのような行動を起こすかにより、ストーリーやエンディングが変化していくアドベンチャーゲームである本作。その中でまず、プレイヤーのひとりに指令が与えられます。
指令はスマートフォン越しに与えられるため、誰がどんな指令を受けたかは公表されません。指令を与えられたプレイヤーはその指令を達成するために立ち回り、その他のプレイヤーは誰が指令を与えられたプレイヤーなのかを見極めます。
指令を達成したプレイヤーと指令が与えられたのは誰か、を見抜いたプレイヤーにそれぞれポイントが付与されます。ゲーム終了時に、そのポイントを多く持っているプレイヤーが勝利!というもの。選択肢に対して怪しい動きをしているプレイヤーはいないか、選択を誘導しているプレイヤーはいないか、などと周りを観察しながらストーリーを進めましょう。
本作をプレイしてみて、海外ドラマを友人同士で楽しみながら対戦をする、という今までにない体験を得ることができました。自分が物語に介入できるドラマのようで、先が気になって仕方ないストーリー展開も秀逸!
ストーリーや推理を楽しむ新しいパーティーゲームの形を見ることができました。
『Bravo Team』
(株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント)
(株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント)
VRコンテンツ✕シューティングゲームである『Bravo Team』!
本作の臨場感は物凄く、VRヘッドセットを装着してVRシューティングコントローラーを構えたときにはまるで自分が戦場に放り出されたような気分になってしまいました。ボイスチャットを駆使しつつ、フレンドと現実世界のような戦場を駆け回る爽快感はVRならでは!
本作の臨場感は物凄く、VRヘッドセットを装着してVRシューティングコントローラーを構えたときにはまるで自分が戦場に放り出されたような気分になってしまいました。ボイスチャットを駆使しつつ、フレンドと現実世界のような戦場を駆け回る爽快感はVRならでは!
銃弾が飛んでくると、思わず身体ごと避けてしまいます。上手く障害物に隠れながら敵をせん滅することが勝利のカギ。気づいたら後ろから撃たれていたり、仲間との連携で好プレーができたりと、予測不能な面白さがたくさん詰まっています!360度を見渡せるシューティングゲームのスリルと迫力を知ることができました。
『ワンダと巨像』
(株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント)
2005年、PlayStation(R)2で発売されたアクションゲーム『ワンダと巨像』。本作はその完全リメイク作品です。
PlayStation(R)Proと4K HDRにも対応した本作の魅力は、なんといってもその素晴らしいグラフィック! 風になびく草の1本1本や、岩山の隙間から見える青空など、実際に「冒険」をしているような気持になります。風景にマッチした幻想的な音楽もまた、冒険への想いを高めてくれる素材のひとつ。メニューや文字の表記を一切排除したプレイ画面は、グラフィックの美麗さをより引き出します。
ヒントが少ないフィールドの中で、自ら試行錯誤をしながら"巨像"を倒せた時の達成感は言葉では言い表せないほど!
どんどん難易度を増していく巨像の討伐を、成功させることができるでしょうか。しかし、その壮絶なストーリーから強大な巨像が現れるたびに、悲哀が心をくすぐります。主人公である"ワンダ"の結末は、どのようなものになるのか。その冒険の終わりは、是非多くの人に見届けてほしい物語です。
『Detroit Become Human』
(株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント)
(株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント)
『Detroit Become Human』は、スタッフの方によるデモプレイを見せていただきました。プレイヤーが選ぶ選択肢により、その後の展開が大きく変化するアドベンチャーゲームです。そのため、プレイヤーによっては全く異なるストーリー展開になってしまうところが本作の面白さ!!
直観的な操作方法により、物語に没入できる工夫もされています。
アンドロイドと人間が共存する近未来が舞台の本作はまさに、"プレイするSF映画"のようなもの。何度も繰り返しプレイすることができるため、『Detroit Become Human』の世界をたっぷりと堪能することが可能! 自分が導くストーリーの結果がどうなるのか、それはゲームをクリアするまでのお楽しみです。
人類に似たアンドロイドは一体何を想うのか。デモプレイであっても感情移入をしてしまったため、実際に自分の手でプレイをするのが楽しみな作品です。
『Fate/Grand Order VR feat.マシュ・キリエライト』
FGO PROJECT(有限会社ノーツ、株式会社アニプレックス、ディライトワークス株式会社)
本作のプレイインプレッションを一言で表すと「可愛い!! とにかく可愛い!!」という感想が真っ先に出てきます。目の前で生着替えをするマシュちゃんに、露出度の高い衣装で踊るマシュちゃん。こんな最高なトレーニングがあったなんて……!! と、驚きと興奮の連続でした。
(c)TYPE-MOON / FGO PROJECT
(c)TYPE-MOON / FGO PROJECT
マシュちゃんとの距離が近くなるたびに、なめまわすように全身を見てしまいます。それはまるで自分がそのまま二次元の世界に入ったよう。こちらを見て話しかけてくれるマシュちゃんに、プレイ中は終始ニヤケっぱなしでした。
可愛い女の子と触れ合うVRソフトははじめての体験だったのですが、体験終了時にはすっかりマシュちゃんの虜!! そして私はマシュちゃんのためにVRを購入することを決意。VR世界にずっと浸っていたい……という幸せを感じられた作品でした。
そして最後に体験したVRは『バイオハザード7 レジデント イービル』!
12月に配信される追加エピソードの「Not A Hero」です。ホラーが苦手な私は、本作の"怖さ"について多方面から聞かされ、そのたびに震え上がっていました……。まさか自分でそんなVRを体験するなんて……! と思いながらもプレイ開始。
ゲームがスタートした直後に、恐怖は既に最高潮! あまりにもリアルで、ステージのにおいまで漂ってきそうなその雰囲気に圧倒されました。ステージを進んでいくたびに、心拍数が上がっていくのがわかります。
そしてついにクリーチャーが現れ、自身の発狂と共になんとか撃破することができました……! 360度、全方向に気を張りながら進む行為は、怖いながらも好奇心から来るドキドキ感も手伝って、とても楽しい体験!!
ホラーゲームは苦手、と思い込んでいたのですが、こんなにも手軽にスリルを味わえるのなら悪くないなぁ、とプレイ前後では感想が全く異なるものとなりました。
VR機器を装着しつつ、コントローラー操作も複雑だったら難しいかな、とプレイ前は考えていましたが、操作はシンプルでわかりやすいため、VRの邪魔になりません。360度、どこかから襲ってくる恐怖を最大限に楽しむことができます!!
日常生活でスリルが足りない、と思っている方も、本作をプレイすることにより手軽に恐怖とスリルを体験することができます。また、ゲームの世界観も洗練されており、街中のお化け屋敷では体験できないリアリティも感じられました。迫りくる恐怖に打ち勝つ自信がある方は、是非VRでプレイしてみてください!
今回体験した「Not A Hero」は無料配信、『バイオハザード7 レジデント イービル』をお持ちの方なら誰でも無料でダウンロードできます。配信日の12月14日にはお得な「ゴールド エディション」が発売されるので遊んだことのない方はコチラがオススメです。
【発売日がさらに楽しみになった体験会!】
今回の体験会では、いくつかのゲームを体験させていただきました。どれも素晴らしい作品ばかりで、各作品の発売が更に楽しみになりました!
今までVRの購入ができていない状態だったのですが、今回の体験会を受けてすぐにでも欲しい……!という欲が出てきてしまいました。
お家で手軽に別世界へ行ける体験、というものは面白いなぁ、と改めて思います。VR作品以外のゲームも、大きな進化、そして何より作り手の方々による愛を感じました。
どの作品も個性にあふれ、実際にプレイをしていて楽しいものばかり。製品発売が楽しみになった一方、詰みゲーを早く消化しなければ……と、頭を悩ませる筆者・楠本でした。
撮影:大塚正明
(c)Sony Interactive Entertainment Europe. Developed by Supermassive Games.
(c)Sony Interactive Entertainment Inc.
(c)Sony Interactive Entertainment Europe. Developed by Quantic Dream.
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