11月22日にアルバム「ONE」で歌手デビューしたSonmiにインタビュー!

11月22日にアルバム「ONE」で歌手デビューしたSonmiにインタビュー!

11月22日にアルバム「ONE」で歌手デ
ビューしたSonmiにインタビュー!

自分で書いた詞だから、より深く気持ちを込めて
──現在、モデルとして活動中のSonmiさん。以前から、シンガーになりたい夢を抱いてたとお聞きしました。
Sonmi:私が小さい頃から抱いてた夢が「歌手になること」でした。今回デビューが決まり、やっとその夢が叶った気持ちです。
──モデル活動の面でも「東京ガールズコレクション」「ガールズアワード」「関西コレクション」など有名なファッションショーへ出演していたように、とても充実している印象を覚えます。
Sonmi: モデル活動を通して私の経験に磨きをかけている時期も、やっぱり心の中には「歌いたい」「アーティストとして活動をしたい」気持ちが強くありました。それもあって「関ジャニの仕分け∞」「歌がうまい王座決定戦」「ものまね紅白歌合戦」などへ出場し、歌う機会をいただいてきました。
──そこでも高い評価を得てきたことは、Sonmiさんの中に「シンガーとして勝負していける」自信も芽生えさせたのでしょうか?
Sonmi:自信というより、「モデルとして出演して歌うのではなく、アーティストとして活動したい」想いがますます強くなりました。
──モデルとして活動を始めたのが2010年。今へたどり着くまでにも…。
Sonmi:すごく時間がかかりました。もちろん、アーティストとして活動出来る嬉しさもあるんですけど。11月22日に1stアルバム『ONE』を出したときが、ようやくアーティストとしてのスタートラインに立てる日だからこそ、「ようやくここから始まるんだな」という気持ちへ今は切り替わりました。
──アルバム『ONE』の冒頭へ収録した『My Treasure』の一節へ「あの日夢描いた希望をまた追いかけ始める」と記したように、Sonmiさんにとって、ここからが本当の意味でのスタートなんですね。
Sonmi:本当に、「1(ONE)から始めよう」という気持ちです。
──アルバムへ収録した全11曲中、10曲をみずから作詞しています。歌う以上、自分の手で詞を書きたい気持ちも強かったのでしょうか?
Sonmi:最初は、純粋に「歌いたい」気持ちのみでした。だけど、具体的な制作が始まってゆく中で、「私の声で歌う以上、私自身の想いを伝えたいし、届けたい」という気持ちに変化。そこから作詞をしようと思いました。正直、作詞は初めての経験でしたから、最初はとても時間を要しました。でも自分で書いた詞だからこそ、より深く気持ちを込めて歌えることも実感しています。

スタート地点に立てたからこそ気づいた想い

──みずから作詞を手がけたということは、それだけSonmiさんの心の中へ「伝えたい、届けたい想い」があったからなんでしょうね。
Sonmi:「歌いたい」と漠然と思っていた頃にはわからなかったことが、具体的にアーティストとして動き始めたことでいろいろ見えてくれば、自分の中でも夢がどんどん具体化し始めました。『My Treasure』に書いた想いは、私に限らず、夢を抱いてるいろんな人たちに共通する想い。むしろ『My Treasure』は、夢は持っているのにどうすれば良いのかわからなくて燻っている人たちへ向けたエールの歌。自分も、ようやくスタート地点に立てたからこそ気づいた想いを、ここには記しています。
──Sonmiさん自身、2010年から数えたら、一つの夢を現実するまでに7年間の歳月を要したわけですからね。
Sonmi:正直ここへ至るまでの活動に関しては、「本当にそれが正しかったのか」はわかりません。でも、経験したことに一つも無駄なんてなかったと感じているように、とにかく、動き続けることが大事なんだと思います。
──具体的にアルバム制作が始まったのは、何時頃からなんですか?
Sonmi:最初に具体的な話が出たのが昨年9月のことでした。
──それから約1年強の準備期間を費やしてきたわけだ。
Sonmi:いえ、具体的な作業に入ったのは今年に入ってからです。しかも、3カ月くらいの短い期間の中で、具体化した動きからアルバムの完成まで一気に駆け抜けました。
──えっ、どういうことですか?
Sonmi:じつは具体的な話が立ち上がり準備を行いつつも、その話が叶わなかった経験が昨年9月以降 何度かありました。一時期は不安な日々も過ごしてきましたが、今の体制が整い、実際にレコーディグのための具体的な作業が始まってからは、「ようやく夢が始まるんだ」という実感が沸いてきました。でも、1カ月に5曲作詞をしながら、同時に歌入れもやってと、けっこう突き詰めた経験もその間は重ねてましたけどね(笑)。

多くの人の心がちょっぴりでいいから救われたら
──Sonmiさん自身の中には、「こういうアーテストになる」という具体的な姿は見えていた形でした?
Sonmi:サウンド面に関しては、いろんな挑戦をしながら、少しずつSonmiらしいスタイルが見えてくればいいなと思いながら、今も進めています。
 歌詞においては、28歳という年齢だからこそ感じる想いや夢、未来に対しての不安、恋愛観などなどをリアルに言葉にしていきたいと思っています。もちろん、幅広い世代の方々に親しんでいただきたいですが、私自身が等身大の自分を歌詞に映し出してゆくスタイルのように、とくに同年代の女性へ共感していただけたら嬉しく思います。
──Sonmiさんは、友達への気持ちから、様々な恋愛経験を通して感じた悲しい別れの思いや想い出まで、いろんな女性の心模様を歌詞にしていますよね。
Sonmi:ここには、私自身がこれまでに経験したことや、想い続けていることなどを記しています。ここにはリアルな、嘘偽りない気持ちを書きました。
──中には、親友へ向けた『Missing You』も収録。歌を聴きながら、2人の信頼を抱いた強い関係性が見えてきて羨ましさも感じました。
Sonmi:すごく仲が良いからこそやきもちを感じたり。何時も一緒に過ごしているからこそ感じているリアルな感情を書いてるように、この歌を聞いて「わかるわかる」と共感してもらえたら嬉しいですね。
──恋愛の歌も多いですが、中心となっているのが失恋系じゃないですか?
Sonmi:誰もが一度は恋愛を通して心苦しい想いを経験したことがあると思うんです。私自身も、心が苦しくなる想いを体験してきたように、そのときの気持ちを思い出しながら書いてみました。私の書いた恋愛の歌を通し、一人でも多くの人の心がちょっぴりでいいから救われたり、「わかる」という気持ちになってくれたら嬉しく思います。
──『I know myself』だけは、みずから作詞を行わなかったんですね。
Sonmi:『I know myself』は、私の尊敬するPUSHIMさんが書いてくださいました。しかもこの楽曲は、自分がこれまで挑戦したことのなかった新しいジャンルの曲。私の中では、これからへ向けた一つのターニングポイントとなった楽曲であり、新しい自分らしさを出せた歌になったとも思っています。
──デビューはシングルからというアーティストが多い中、アルバムからスタートを切れたことがSonmiさんにとってはとても良かったことだなと思っています。事実、11曲を通して聞くことで、いろんなSonmiさんの心模様を伺うことが出来ました。
Sonmi:ありがとうございます。自分でもレコーディングを行いながら、「あっ、私にはこういう表情も似合うんだ」と発見があったように、私自身もみずからの可能性の発見が出来てました。だからこそ同時に、「もっとこういうスタイルにも挑戦してみたい」という欲求も生まれてきたんだと思います。
──デビューを間近に控え、自身の中にもいろんな変化が生まれています?
Sonmi:ただ「歌いたい」ではなく、みずから作詞を始めたことで、「こういう人たちへ向けて」という具体的な視線が見えてきたことは大きな変化だと捉えています。
作詞は、自分の中へ溜め込んでいた想いを吐き出しながらまとめあげること。ときにはそれが難しくも、苦しくもあります。でも、その想いをまとめあげたときの達成感はもちろん。その想いへ共感してくれる人たちが現れたときはハンパなく嬉しいんですね。このアルバムへ収録した曲たちが、どんなリアクションを持って返ってくるのかが今はとても楽しみです。
リアルな感情をここに書きました
──ここからは、Sonmiさん自身のお気に入りの歌詞を2-3ピックアップしていただきたいなと思います。やはり『My Treasure』は、欠かせない楽曲。この歌詞の中、Sonmiさんがとくにお気に入りの部分やポイントにおいて書いたヶ所があったら教えてください。
Sonmi:歌詞で言うと、「偽りの充実 右手で打ち込むの 画面に映る幸せのフリ」の部分です。今はSNSを通してコミュニケーションを取る時代のように、twitterやInstagramなどへ自分が充実している文章や写真を打ち込んでは、人と見比べながら「自分は大丈夫」と安心感を得てたりするじゃないですか。そんなリアルな感情をここに書きました。
『My Treasure』は、アーティストSonmiとしての始まりを告げる歌。ここには、自分の決意を詰め込みました。
──Sonmiさん自身の決意は、『My Treasure』を通してしっかり伝わりました。
Sonmi:私、シャイで恥ずかしがり屋のように、もともと人前で話をするのがすごく苦手なんです。だからこそ、自分の想いを歌詞にまとめることで、私が本当に伝えたいことを整理して伝えることが出来る。同時に、作詞をすることで自分の想いを確認出来れば、書いたことで私自身の気持ちに気づいたり整理することも出来るように、歌詞を書くことで自分と向き合うことはとても大事なことだと実感しています。
──それは、ラブソングにも言えること?
Sonmi:もちろんです。恋愛に関しては、一つの経験を取ってもさまざまな角度から表現していけるように、いろんな視点から書けそうだなとも感じています。
──デート前のウキウキとした気持ちを綴った『Wonderful Day』を聞いてると、こちらまで気分がウキウキしてくるから大好きなんです。
Sonmi:『Wonderful Day』には、目覚ましなしでゆっくり起きて、ゆっくり準備をしながら、大好きな彼へ会いに行くまでの時間の経過を歌にしているように、ここへは理想的な1日の過ごし方を書きました。

心がいっぱいいっぱいな恋愛ってきっと経験したことがある
──他にも、幾つか歌詞を上げていただいても良いですか?
Sonmi:『Letter』も大好きな歌詞です。この歌詞は、大切な人へ手紙を書いてるという内容なんですけど。すごく身近いると、その人の大切さに気づかないどころか、疎ましく思ってしまうこともあります。『Letter』には、離れて改めて大切な存在だと気づいたからこそ、また笑顔で逢える日が来るかな?という、ちょっと切ない想いを込めました。
 私は「大事な人はもう出来ましたか 笑い方は相変わらずかな 苦手だったコーヒーも飲めるよ 大人になった私褒めてよ」の歌詞に切なさを覚えています。もう1曲お勧めしたいのが、『君ヲ想フ』。
──『君ヲ想フ』も恋愛の歌ですよね。
Sonmi:そうです。大好きな人へ想いが届かない。「出逢わなければ良かったのかな」「どうしたら良いのかな」など、心がいっぱいいっぱいになっちゃう恋愛ってきっとみなさんも経験したことがあると思います。とくに女性はこういう経験をしている人が多いと思うからこそ、そういう人たちに共感してもらえたらなと思って書きました。

──Sonmiさんの書く歌詞って、とても素直で真っ直ぐですよね。
Sonmi:普段の生活の中、物事をはっきりと言ったり、気持ちストレートなまま生きることが私の性格的に難しいからなんでしょうね。歌詞に関しては、真っ直ぐに想いをぶつけてしまいます。
──「初回生産限定盤」にはDVDも付いてきます。『My Treasure』のMVを選んだのは納得でした。もう1曲作って収録したのが『Still』のMV。この曲を映像化した理由も教えてください。
Sonmi:『Still』は冬を舞台にした切ない歌。『Still』のMVには、「テラスハウス」に出ていたリアルカップルの島袋聖南さんと伊東大輝さんに出演していただきました。
──なぜ、このお二人を起用したのでしょうか?
Sonmi:『Still』は、離れてお互いの大切さに気づく歌。その別れにも、じつはいろんな理由があって…。それを本当に付き合ってる二人に演じてもらえたら、よりリアルさが出ると思ってお願いをしたところ、まさに納得の出来に仕上がりました。

自分の体験したり感じたことを歌詞に
──完成したアルバム『ONE』、今のSonmiさんにとってどんな作品に仕上がりました?
Sonmi:ここへ収録した11曲は、私のすべて。今の自分に出来ることをすべて出し切れた作品になりました。
──これからもSonmiさんは、モデルとアーティスト活動のバランスを上手く取りながら活動していくのでしょうか?
Sonmi:基本はアーティストとしての活動になります。これからはライブも増やしていく予定のように、もっともっと生で自分の想いを届けていければなと思っています。
──男性が言うのもなんですが、Sonmiさんの歌は自分に置き換えて聞ける歌ばかりなのが嬉しいんです。
Sonmi:私が歌詞に記しているのは、28歳の私の等身大な気持ち。その気持ちって、みんなと何も変わらないこと。だからそれを感じていただけたのなら、そんな嬉しいことはないなと思います。
──タイトルに記した『ONE』にも、いろんな意味や想いを詰め込んでいそうですね。
Sonmi:いろんな想いがあるように、そこはぜひ想像を巡らせてください。いろんな理由の中の一つに、私が平成元年1月11日生まれだからや、もともと1という数字が好きという理由まで含まれていますからね。

──最後に、ひと言メッセージをお願いします。
Sonmi:私は、『ONE』というアルバムを手にデビューします。このアルバムを通し、初めて作詞にも挑戦。ここには、みずから体験したことや感じた気もちなど私の等身大な想いを書き記せば、1曲1曲本当に感情を込めて作りました。この作品を手に取っていただき、みなさんの中に「これ共感出来た」と少しでも思ってくれる歌があれば嬉しいです。これからは、いろんな人たちの前で歌っていくように、ぜひライブにも足を運んでください。
──これからもSonmiさんは、自身の体験を軸に想いを届け続けるんでしょうね。
Sonmi:今は、そうしていきたいです。この先、想像を巡らせながら書くこともあるかも知れませんが、今は、自分の体験したり感じたことを中心に歌詞にしていきたいし、そのリアルな気持ちを大切に表現しながら、みなさんへ届けたいなと思っています。
Photo by 片山拓
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