村上紗由里、ワンマンライブ開催「平
成のリンゴの唄になればいいな」

デビュー2年目を迎え、第2弾ミニアルバム『すいかずら』がロングセラー中の村上紗由里が11月22日、東京・恵比寿天窓.switchで<体験 第3章~睦月の夕べにラヂヲの音色~>と銘打ったワンマンライブを開いた。

山崎まさよし秦 基博ら個性的なシンガー・ソングライターを世に輩出し続ける音楽プロダクション「オフィスオーガスタ」と、個性的な実力派アーティストが多く所属する「ベルウッド・レコード」が初めてタッグを組み、2016年6月1日にミニアルバム『落陽』でデビューした村上紗由里。今回のミニアルバムは「昭和初期、戦後の音楽からニューミュージックまでの間を行き来できるようなノスタルジーな雰囲気の曲をいっぱい詰め込もうというコンセプトで作ったアルバムです」とし、なかでもリード曲「忍冬(すいかずら)」は、昭和テイストいっぱいの懐古主義的かつ鮮烈な郷愁を伴う楽曲として大きな話題を呼んでいるが、「戦後、大ヒットした『リンゴの唄』のような雰囲気の曲ですが、『平成のリンゴの唄』になればいいなと思って作りました」と語った。
この日は、ワンマンとしてはちょっと早めの2017年歌い納めとなるライブで、吉田拓郎南こうせつのサウンドのキーマンを務めたギタリスト・徳武弘文と彼のバンド「鉱石ラヂヲ」のメンバーを迎え、初のバンドスタイルで行ったもの。「今日は、今年最後のワンマンライブですので、皆さんにおもいっきり楽しんでいただきたいですし、終わったあとに『楽しくて、あっという間だったね』と言っていただけるようなライブにしたいです」と、オープニングからファンと一緒に盛り上がる中、アコースティックギター&ピアノの弾き語りで、『落陽』から「アメザイク」「風を待つカーテン」「あげます」、『すいかずら』から及川恒平の代表作のカバー「面影橋から」、音楽プロデューサーで作曲家・加藤和彦が遺した幻の未レコーディング作品「泣いて泣いて」、村上紗由里が作詞・作曲の「花嫁になるあなたへ」「はあべすと」などを歌唱。
また、来春発売のアルバムに収録予定の新曲から初お披露目の「遠雷」「迷走」、『落陽』のリード曲で、映画「燐寸少女 マッチショウジョ」挿入歌の「落陽」、それに『すいかずら』のリード曲「忍冬」など全16曲を披露し、歌い納めにふさわしい熱唱ライブで最後まで満員の客席を楽しませた。12月2日には、東京・西武池袋店(西武百貨店池袋本店 9F 食と緑の空中庭園 イベントスペース)にて、山本あきと2人で<山本あき&村上紗由里 フォーク村クリスマススペシャル>と銘打ったジョイントライブを開く。

(提供:サンニュース)

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