【インタビュー】猪野広樹×志村玲於
×古川毅 「“義”や“情”を重んじ
た漢たちを表現したい」 同事務所の
先輩後輩が舞台『義風堂々!!』で初共
演!

11月17日から12月10日にかけて、東京と大阪にて上演される舞台『義風堂々!!』。戦国時代を生きた前田慶次と直江兼続、莫逆の友の物語において、直江兼続を演じる猪野広樹、兼続の従者である茂助を演じる志村玲於(SUPER★DRAGON)、豊臣家臣・石田三成の家老である島左近を演じる古川毅(SUPER★DRAGON)の3人が集まってみれば、“義”を貫く漢たちを力強く演じる表情とはガラっと違って、和気藹々モード。お互いに感じる役者としての魅力や現場の様子など、楽しく明かしてくれた。
【猪野広樹×志村玲於×古川毅 プレゼント企画開催!】
11月17日〜20日に掲載されるインタビュー&ランキング記事にキーワードが出ています。その文字を繋げるとある言葉が出現しますので、それを導き出してください!!詳しい応募方法は、20日掲載のプレゼント企画記事をチェック!お楽しみに♪
■先輩・猪野のキャラの切り替わりに後輩・志村&古川はタジタジ!
――猪野さんと、SUPER★DRAGONで活動されている志村さんと古川さんは舞台『義風堂々!!』が初共演作となるそうですが、最初にお会いしたときはお互いにどんな印象を持たれましたか?
猪野 毅は、まず顔が小さくて背が高い!と思いましたね。もう、僻み妬みみたいな(笑)。そのあと年齢を聞いたら17歳だって言うから、自分が高3のときのことを考えたらなんてしっかりしているんだろうと感心して。玲於は、人見知りな僕に……。
志村 え、そうなんですか!?全然人見知りに見えない。
古川 いつも現場の雰囲気を作ってくださるもんね。意外。
猪野 現場では一応スイッチを入れているけど、実は人見知り。でも、玲於は最初からグイグイ来てくれて、すごく助けられました。
古川 そういう猪野さんは、すごく優しそうな方だなと思いましたね。
猪野 ……もっとあるやろ!(笑)。
古川 あ、あります(笑)。最初の顔合わせ以来、猪野さんはほかのお仕事があってしばらく『義風堂々!!』の稽古に来られていなかったんですけど、稽古に来られたときにはしっかり仕上げていて。さすがだなと思いました。
――間近で先輩のお芝居を見て、気付くこと、学ぶこともあったりして。
志村 ありますね。僕は猪野さんに対して爽やかで透明感のある演技をされるイメージを持っていたんですけど、人間味ある演技をされる方で。兼続はこういう人なんだろうなと思えるから、茂助としてもすごくやりやすいし、すごい役者さんなんだなと思いました。
猪野 そういうの、もっとちょうだい(笑)。
古川 事務所の先輩が主役っていうこと自体、僕たちとしては気持ち的に心強いし、現場のいい雰囲気をしっかり作ってくださっているので。舞台初経験の僕としては、すぐ近くで背中を見させていただけるっていうのは、すごく勉強になるしありがたいですね。
猪野 ……いいじゃん、もっとちょうだいっ(立ち上がってふたりにアピール)。
志村 広樹さん、絶対人見知りじゃないですよね(笑)。
古川 うん、絶対ウソ(笑)。
――そんな気がしてきました(笑)。逆に、猪野さんが役者としての志村さん、古川さんを見て感じたことはありますか?
猪野 毅は、お芝居にしてもすごくどっしりしているんですよ。何を経験してきたらそういう落ち着いた芝居ができるんだい?っていうくらいに。すごく肝が据わっているなって(古川に向かって拍手を送ると、志村も拍手)。
古川 ……もっとちょうだいっ(笑)。
猪野 (豹変して)おまえは欲しがるな!(笑)。
■猪野に「すごくイジり甲斐がある」と褒められたのは、志村?古川?
――もう、なんて仲良し(笑)。
猪野 玲於は、ふたりで芝居するシーンで彼の犬っころ感(笑)、愛されキャラが茂助にぴったりだなと思っていて。僕と(鍵本)輝くん、早乙女友貴くん、玲於の4人で一緒にいることが多いんですけど、玲於はすごくイジり甲斐がある(笑)。
志村 そう、ずっとイジってくるんですよ!(笑)。
猪野 あと、脚本家のきだつよしさんがアドリブを入れ込んで、玲於くんが瞬発力でどれだけお客さんを笑わせられるかっていうシーンでは、すごく試されているしね(笑)。
志村 もっと早く助けが来てくれるはずなのに、みんなずっと笑っていて僕をひとりにするし(笑)。
猪野 それはほら、僕の主である伊藤裕一(直江兼続の主・上杉景勝役)さんが「まだ行くな」って言うから(笑)。 古川 伊藤さん、黒幕感ありますよね(笑)。
猪野 そうそう。ブラザートムさんも冗談が好きだし、そういう人たちばっかり集まったカンパニーなんですよ。まともな人がいない(笑)。
――加えて、みんなでいい舞台にしよう!という一致団結感もあって。
猪野 うん、それはすごくありますね。そういう中で、得るものもたくさんあって。早乙女友貴くんの殺陣とか……。
古川 本当にすごくて。
志村 当てていないのに当たっているように見えてね。勉強させてもらっています。
――みなさんも、殺陣シーンが多くあるのでしょうか。
古川 僕は後半にちらほらと。
志村 僕は……お楽しみにっていう感じです(笑)。
猪野 僕はわりとありますね。刀での殺陣は経験があるものの、槍を使うのは初めてで。勝手が違って大変だなと思いつつ……。
志村 いやいや、広樹さんはなんでもこなせちゃう方なんだなって、驚きましたから。
古川 ね。殺陣にしてもちゃんと仕上げてくる先輩のことを、見習わないと。
猪野 帰り、なんかおごらないとね。この辺、コンビニしかないけど(笑)。
――なにしろ、楽しいチーム感とお互いへの信頼感が厚いカンパニーによる『義風堂々!!』への期待感、どうしたって高まってしまいます。
古川 個人的には、初舞台にして『義風堂々!!』という作品に関われること、それぞれに秀でているものを持っている方々と共演させていただけることが、本当に刺激的だし、ありがたくて。そして、僕が演じる島左近は男らしくて人望も厚くて、行動すべてがカッコいいんですけど、一方で人間味溢れるキャラクター。演じながら、島左近からたくさんのものを得たいなとも思っています。
志村 緊迫感あるシーンも多い中で、茂助がいる場面は明るく見えたり、おもしろく見えたりするんですけど、実は翳があったりもする人物なので。短い時間ではあるものの、そこまで感じ取ってもらえるようなお芝居をしたいです。
猪野 SNS全盛で人と人との繋がりが希薄になりがちな昨今、“義”や“情”を重んじた漢たちを描くのが、今作。自分のためではなく人のために生きた兼続を、舞台上でしっかりと表現したいなと思います。
文/杉江優花

ランキングBOX

“気になる人の気になるランキング”をテーマに、様々な分野の著名人へ直撃した「MY BEST3」を紹介!オリジナルのランキングインタビュー記事をはじめグルメなどのトレンド情報やエンタメなどのストレートニュースなども毎日配信中です。

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • Key Person
  • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
  • Editor's Talk Session

ギャラリー

  • 〝美根〟 / 「映画の指輪のつくり方」
  • SUIREN / 『Sui彩の景色』
  • ももすももす / 『きゅうりか、猫か。』
  • Star T Rat RIKI / 「なんでもムキムキ化計画」
  • SUPER★DRAGON / 「Cooking★RAKU」
  • ゆいにしお / 「ゆいにしおのmid-20s的生活」

新着