レイ・ウィルソン(ex GENESIS)が201
6年ツアーを収録したライヴ・アルバ
ム「Time & Distance」をリリース

GENESISのラスト・アルバム「Calling All Nations(97年)」時代のシンガー、レイ・ウィルソン(Ray Wilson)が、2016年の欧州ツアーの模様を収録したCD2枚組ライヴ・アルバム「Time & Distance」をリリースした（現時点で日本未発売）。GENESIS加入以前から、STILTSKINやソロでシンガーとしてのキャリアがあったレイだが、世界的な知名度という点では、GENESISの元シンガーの肩書が一般的だ。

本作は前半が、GENESIS関連の楽曲で、レイが参加した「Calling…」以外の過去の曲もセットリストに入っている。更に、フィル・コリンズ、ピーター・ガブリエル、MIKE+THE MECHANICSといったGENESIS以外の楽曲もプレイしている。GENESIS時代にツアーで歌っていた過去の曲はともなく、レイとは直接的に関係ないピーターのソロ等を取り入れているのは、違和感が無くもないが、、、、

後半のDisc2は一転して、レイ自身の曲で固められており、最新ソロ・オルジナル・アルバム「Makes Me Think of Home(2016年)」の曲もプレイされている。GENESISの代表曲が並んだ前半と比べると、後半が地味な印象を受けてしまうが、ライヴ全体を通して、レイのヴォーカルは素晴らしく、ストリングスを含めた総勢10人編成のバンドの演奏もダイナミックで完成度の高いライヴを見せてくれている。是非、ライヴの映像盤のリリースにも期待したい。

Time & Distance / レイ・ウィルソン
Disc1: 1.Calling All Stations、2.The Dividing Line、3.Home By the Sea、4.Carpet Crawlers、5.Entangled、6.Ripples、7.Follow You Follow Me、8.Not About Us、9.In Your Eyes、10.Another Day in Paradise、11.Another Cup of Coffee、12.Mama、13.Congo

Disc2: 1.Alone、2.Propaganda Man、3.Calvin and Hobbes、4.Take it Slow、5.Ought to be Resting、6.Old Book on the Shelf、7.Song for a Friend、8.Not Long Till Springtime、9.Another Day (acoustic version)、10.Makes Me Think of Home、11.Bless Me、12.First Day of Change

Time & Distance

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