1988年10月21日、20歳の時にシングル『ホレました』でデビューし、2017年で30周年を迎えた石原詢子が11月3日、ホテルJALシティ田町 東京にて<デビュー30周年記念 石原詢子ディナーショー>を行った。

石原詢子は、詩吟揖水流家元の長女として生まれ12歳で師範代となり、1988年シングル『ホレました』で演歌のアイドル「エンドル」としてデビュー。これまでに数々の賞を受賞し、大ヒット曲「みれん酒」「ふたり傘」で2度のNHK紅白歌合戦出場を果たしている。今回のディナーショーのオープニングは紫色地に華やかな蝶柄の振袖姿で登場し、NHK紅白歌合戦初登場曲「みれん酒」で幕を開けた。
石原は「色々あった30年を思い出しながら、皆様の心に想いが届きますように歌わせて頂きます」と語り、この日のために全国から集まった約300人のファンの温かな拍手で包まれた。ステージはそのままヒット曲「浜唄」「淡墨桜」と続き、尺八とのコラボレーションで、より叙情的なアレンジを加えられた、五木ひろし作曲・プロデュースの「紅い月」を披露し、客席を魅了した。ショーの中盤では、今回このディナーショーの為にアレンジを変えた詩吟入りの「明日坂~詩吟『宝船』入り~」を熱唱し、詩吟師範代として「美風」の名を持つ腕前を堂々と披露した。

続いて、ワインレッド色のドレス姿で登場すると、会場の雰囲気もガラリと変わり、自身がデビュー当時よく営業で歌ったと語る思い出深いカバー曲「酔っぱらっちゃった」(内海美幸)を軽快に歌い客席から歓声があふれた。そして、歌手人生のなかで影響を受けたカバー曲のコーナーへと突入し、「愛はかげろう」(雅夢)、「いい日旅立ち」(山口百恵)をニューアレンジで披露、ショーも終盤に差し掛かったところで、自身が作詞を担当し、大好きだった亡き母への想いを綴った「逢いたい、今すぐあなたに・・・。」をしっとりと歌唱した。
艶やかな黒い着物姿に衣装を変え、9月6日に発売されたばかりの30周年記念曲「雪散華~ゆきさんげ~」を妖艶な振り付けとともに熱唱し会場を大いに沸かせると、本人へのサプライズでデビュー曲「ホレました」の写真入り特大ケーキが登場した。アンコールでは、「皆様に支えられながら歩んできた30年、今日からまた新しいスタートです。大切な新曲『雪散華~ゆきさんげ~』のヒットと共にこれからも飛躍していきたい」と話すと、2017年第一弾シングル「女の花舞台」とデビュー曲「ホレました」を情感たっぷりに披露し、会場の盛り上がりも最高潮に達したままショーはエンディングを迎えた。終演後は観客一人一人と笑顔で握手を交わし、30周年記念ディナーショーの幕は閉じた。11月9日には30周年の集大成ともいえる『石原詢子 全曲集2017』が発売される。

デビュー30周年記念第一弾シングル『雪
散華~ゆきさんげ~』

2017年9月6日発売

【お得盤(期間生産限定盤)】MHCL-2706 / 1,500円(税込)
[ 収録楽曲 ]
1. 雪散華~ゆきさんげ~
2. 涙に抱かれて
3. ホレました(アルバム・バージョン)
4. ふたり傘
5. 雪散華~ゆきさんげ~(オリジナル・カラオケ)
6. 涙に抱かれて(オリジナル・カラオケ)
7. ホレました(オリジナルカラオケ)
8. ふたり傘(オリジナル・カラオケ)

【通常盤】MHCL-2707 / 1,200円(税込)
[ 収録楽曲 ]
1. 雪散華~ゆきさんげ~
2. 涙に抱かれて
3. 雪散華~ゆきさんげ~(オリジナル・カラオケ)
4. 涙に抱かれて(オリジナル・カラオケ)

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