映画『ゴーギャン タヒチ、楽園への
旅』ヴァンサン・カッセル主演、一人
の天才芸術家の愛と苦悩を描く

画家ゴーギャンの愛と苦悩の日々を描いた映画『ゴーギャン タヒチ、楽園への旅』が、2018年1月27日(土)より全国の劇場で公開される。
19世紀フランスに誕生した画家たちのなかで、ポール・ゴーギャンは、ゴッホ、セザンヌらと並び“後期印象派"と総称される仲間の一人であり、特にゴッホとは1888年の一時期、共同生活をしながら創作に励んだことはよく知られている。
この時代の天才たちの中でもひときわ野生を切望し、作品のモチーフにも異国情緒と神秘と呼べるものを持ち込んだ異才、ゴーギャン。本作は、そんな彼の生誕170周年を記念した作品である。
本作でフィーチャーされるのは、その後の人生に深い刻印を残し、作品スタイルをも決定づけた1891年のタヒチ滞在だ。妻子を捨てるようにして島に渡った彼が現地で出会う“原始のイヴ”。彼女をモデルとして数々の作品を生み出していった“熱帯のアトリエ”における、一人の芸術家の愛と苦悩の日々が描かれる。
主人公のゴーギャン役を演じるのは、『オーシャンズ12』『オーシャンズ13』、『ブラック・スワン』、フランス版の実写映画『美女と野獣』などで知られるフランス人俳優・ヴァンサン・カッセル。母国フランスを代表する芸術家の一人であるゴーギャンの素顔に挑む。
フランス、パリで株式仲買人として仕事を始めたゴーギャンは、趣味で絵を描くようになった。だが1882年、パリ株式市場が大暴落し、それまでの裕福な生活は一変する。それを契機に絵画を本業とすることを考えるようになったゴーギャンだが、生活は困窮。最愛の妻と子供たちと別れてしまう。
その後、わずかな資金を手にタヒチを訪れた彼は、その土地に魅了されてしまう。やがて現地の美しい娘であり、のちにゴーギャンのタヒチでの絵のモデルとなったテフラという娘と結婚するが、すぐに彼の資金は底をつき、彼女との楽園のような生活も貧窮を極めることに。やがてテフラの感情も、彼のもとを離れていってしまうのだった。
映画『ゴーギャン タヒチ、楽園への旅』
公開日:2018年1月27日(土)よりBunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ他全国ロードショー
監督:エドゥアルド・デルック
脚本:エチエンヌ・コマール、トマ・リルティ
撮影:ピエール・コットロー
主演:ヴァンサン・カッセル、マリック・ジディ、ツイー・アダムス
原題:Gauguin Voyage de Tahiti

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