ザ・トラジカリー・ヒップ、フロント
マンのゴード・ダウニーが死去

カナダのバンド、ザ・トラジカリー・ヒップのフロントマン、ゴード・ダウニーが火曜日(11月17日)亡くなった。彼は昨年5月、脳の末期がんと診断されていた。まだ53歳だった。
ダウニーの家族は水曜日(18日)、「昨夜、ゴードは愛する子供たちと家族に囲まれる中、安らかに息を引き取りました。ゴードはこの日が来るのを知っていました。それに対する彼の回答は、この貴重な時間をいつもそうであったように、音楽を作る、家族や友人たちと思い出を作り、彼らに深く感謝することに費やそうというものでした」との声明を発表した。
ザ・トラジカリー・ヒップは、故郷キングストンに彼らの名を冠したストリートができるほど、カナダでは国民的なバンドで、ダウニーの訃報にはジャスティン・トルドー首相からも「ゴード、あなたのような人はもう現れない。安らかに、僕の友人」と、追悼の言葉が寄せられた。
ザ・トラジカリー・ヒップは、1989年のデビュー作『Up To Here』からこれまでに13枚のスタジオ・アルバムを発表し、カナダでは全てがトップ10に入り、その内の9枚が1位を獲得している。
ダウニーの病が発覚した昨年、ダウニーはバンドと共にラスト・ツアーを開催し、ファンにお別れを告げていた。
合掌。
Ako Suzuki

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