callmeの最重要単独ライブ「Health-Sports Day」開催!歌にダンスに世界観で圧倒!!【ライブレポート】

callmeの最重要単独ライブ「Health-Sports Day」開催!歌にダンスに世界観で圧倒!!【ライブレポート】

callmeの最重要単独ライブ「Health-
Sports Day」開催!歌にダンスに世界
観で圧倒!!【ライブレポート】

今宵のライブは、DJ Rumbの奏でるジャジーなピアノの音色から幕を開けた。とてもムーディな、妖しい匂いと色気を漂わせた空気が場内へゆっくりと染み渡ってゆく。
12人の男性ダンサーチームを引き付けてcallme登場

12人の男性ダンサーチームTeamBlackStarzを引き連れたcallmeの3人が姿を現し、『Way I am』のイントロが流れたとたん、会場の空気が一気にエレガントな香りを振り蒔き始めた。おしゃれなナイトクラブへ突然現れた、妖艶さ携えた3人のレディ。彼女たちは屈強な男性ダンサーたちを従え,ジャジーでソウルフルでスタイリッシュなダンスビートに乗せ華麗に歌い、舞い踊ってゆく。その凛々しくも色気を醸す姿に視線も、心もグッと引き寄せられてゆく。魅了されたその瞬間、間違いなく、舞台上の存在へすべての神経が釘付けになっていた。
callmeがこの夜に描き出したのは、とてもスタイリッシュでエレガントで、何より触れた人たちの気持ちを何時しか高揚させてゆくパーティな空間。以前からそうだが、今の彼女たちは、より自分たちをアーティストとして彩ることを楽しんでいる。
アイドルという枠内で語られることの多いcallmeだが、今の彼女たちが表現している音楽性や自身を通して描き出すスタイルは、時代の流行りの中で遊んでいる先端なアーティストたちと同じ。流行りのEDMと大雑把に括ることも可能だろう。でも、最近のcallmeが楽曲を通し描いているのは、自分たちを時代のアイコンとして捉え、その時代に合う音楽という服を着替えながら。その中へ、挑み続けるや未来をつかむという、昔も今も変わることのないスタンダードな想い。もっと言うなら、人がいつも心の中に抱えていたい前を向いた感情を言葉へ詰め込み歌いかけてゆく。その姿勢を、改めて感じれたのが、今宵のライブだった。
さらにこの日は、callmeのダンスの先生たちが所属しているTeamBlackStarzが参加。彼らとcallmeが混じり合う形でライブが進行。ダンサーを従えてではなく、自分たちもダンスチームのクルーとなり、一緒に魅せるステージングを描き出すことに心血を注いでいた。

ソウルフルに弾けたダンスビートの上でしなやかに、華やかな空気を放ちながら、callmeは『Confession』を通し会場へ明るい色を塗り重ねてゆく。軽やかに舞い踊る『In my dream』を通し、フロアー中に眩い光を降り注ぎ、callmeはこの空間をカラフルなダンスパーティの場へと彩っていった。

多彩なダンスミュージックスタイル

「今を大切に。一瞬一瞬を大事に生きていけば、今が明日へ繋がっていく。そんな想いを歌にしました」の言葉を受け歌ったのが、最新シングルの『One time』。このブロックへ彼女たちは、今の自分たちが形にしたい多彩なダンスミュージックスタイルを提示してきた。
3人のダイナミックな動きと開放的なダンスミュージックが重なりあい、触れた人たちの心を熱く揺らした『One time』。3人の気持ちが躍動するのに合わせ、観客たちの気持ちも高揚を覚えた『Real love』。おっきく大きく包み込むグルーヴに心地好く身を委ね、心癒された『I'm alone』。ふたたび走り出した性急なダンスビートへメンバーと一緒に飛び乗り、気持ちを抑揚するドラマの中、温かさと興奮を繰り返し抱き続けた『Keep trying』。
彼女たちが連れ出した空間の中へ一緒に足を踏み入れながら、何時しか心が無邪気に手拍子していた。その楽しさに何時しか身体が軽くステップを踏んでいた。何より、自然と声を上げていた。

Callmeのメンバーも一瞬、アクトレスとして参加。TeamBlackStarzのダンスパフォーマンスコーナーを挟み、ライブはcallmeの楽曲をメドレー形式で披露しながら、callmeの3人がブラスタのメンバーらと歌とダンスの両方で絡み合うステージングへ。
これまでのcallmeの歩みを彩ってきた曲たちを次々とメドレーで繋ぎながら。ときにはTeamBlackStarzのメンバーを従えたステージングを魅せれば、callmeの3人もブラスタのダンサーたちのクルーとなり、一緒にパフォーマンスしてゆく場面も登場。中でも、callmeの3人とブラスタチームが3グループに分かれ同じ動きを魅せてゆくときの一体化したステージングには見惚れてしまった。
何時しか誰もが無邪気にはしゃいでいた
「この道を信じて突き進んでゆく想いを歌にしました」という言葉に続いて歌った『It's own way』。この楽曲を合図に、次のブロックへ彼女たちは、「ここから始まる」という想いを詰め込んだ曲たちを並べてきた。その感情は、彼女たちの中へ変わらずある想いかも知れない。先へ進むうえで何度も試行錯誤や苦悩を重ねてきたし、たとえ前へ歩もうとも、つねに未来へ進もうともがぐことをパワーにし続けている。そんな3人だからこそ、意識することなく前へ突き進む想いを歌にしてしまうのかも知れない。
TeamBlackStarzのメンバーたちも参加。どんどん光へ吸い寄せられる感覚を覚えた『It's own way』。集まった光が一気に明るく弾けながら、開放的なドラマを描いた『Peaceful world』。『My affection』へ詰め込んだ想いが気持ちを大きく希望を持って膨らませれば、「ここから走り出す」と、callmeはタオルを振りまわし『Run Run Run』を歌いかけてきた。なんて心へ光を引き寄せるブロックだろう。何時しか誰もが無邪気にはしゃいでいたのも、当然だ。
「KOUMIが作詞をした新曲を持ってきました。ここには100%ポジティブな気持ちを記しています。あなたがいれば、何も怖くはないとみんなへ向けた歌です」と語り届けた新曲の『Don't be afraid』は、とてもキラキラとした輝きを通し、触れた人たちの心をウキウキさせる楽曲。ときめく気持ちを与えてゆくこの歌は、ライブでも強い支持を得てゆく盛り上がりナンバーになりそうだ。
最後は、掛け合いも飛び交った『step by step』を通し、callmeは会場中の人たちと心一つに溶け合った景色を描きあげていった。「次の景色を見よう」と呼びかけるこの歌は、またcallmeと一緒に新しい物語を作ろうと誘いをかけた想いのプロポーズ。その言葉が嬉しくて、またライブに足を運びたくなるのはもちろんだ。
来年には新しいシングルのリリースも

2時間45分に渡り…いや、3時間弱と言っても差支えなかろう。約3時間ノンストップでcallmeは魅せるライブを恵比寿リキッドルームの中へ作り上げた。彼女たちはこれからも、今と未来を求め続ける姿勢に変わりはないだろう。何が答えとなる光なのかは、正直わからない。僕ら自身も、日々生きてゆく中で未来や光を求めているが、つかみたい未来や光が一体何のか、きっとわからずに進んでいるんだと思う。もちろん、具体的な夢を掲げ、それを手に入れたら夢をつかんだことにはなる。でも、一つ夢を手にしても、その夢は勝手に続きを求めて膨らんでゆく。
callmeだって、自分たちではあがいているが、人によってはその姿を輝く道を歩んでると捉える人だっているだろう。でも、人は満足出来ない存在。むしろ彼女たちのように、喜びよりも、日々生まれる渇望を前へ突き進むバネにしていける気持ちこそ、人が前へ突き進む原動力になっていくのかも知れない。
これから東名阪仙を舞台にしたツアーが始まる。来年には新しいシングルのリリースも決まっている。彼女たちが貪欲でい続ける限り、もがく中で輝く姿に触れていたいと思う。本人らがどう思っているのかはわからないが、僕らにとってそのもがき足掻く姿は、とても輝きに満ちた、憧れの光なんだもの。

UtaTen

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