ビクターロック祭り2017大阪、豪華ア
ーティストの競演により大盛況のうち
終了!
NHKドラマ10「この声をきみに」への出演、11月にニューシングル発売決定と歌に演技にフル回転の大原櫻子。役者としての評価も高く、サントリーコーヒー「BOSS」の新TV-CMへの出演で一躍話題となっている孤高のアーティスト竹原ピストル。スモーキーヴォイスが異彩を放つ、21歳のシンガーシンガーソングライター藤原さくら。4年ぶりとなるオリジナルアルバム「LOVE YOUR LOVE」を7月にリリース、全国ツアー中のLOVE PSYCHEDELICO。「7月26日にリリースした13thシングル「ずっと、ふたりで」が配信マーケットなどでロングヒット中の家入レオ、の豪華5組が競演!
さらに、9月27日より配信限定でリリースされ、iTunes、レコチョク、moraなどの各配信サイトで週間チャートを首位10冠を獲得した「家入レオ✕大原櫻子✕藤原さくら」3人のコラボレーションによる「恋のはじまり」もそんな話題沸騰の中、サプライズ披露され大盛況のうち終了。まさに2017年の音楽シーンを大きく盛り立てた5アーティストによる豪華共演の1日となった。
□ オフィシャル・レポート
大原櫻子
Text by 服田昌子
竹原ピストル
Text by 岡田あさみ
藤原さくら
Text by 服田昌子
LOVE PSYCHEDELICO(Premium Acoustic Set)
続いて登場したのは、4年ぶりの新作『LOVE YOUR LOVE』を携え、現在、全国ツアー真っ最中のLOVE PSYCHEDELICO。今回は、世界的パーカッション奏者であるレニー・カストロを交えたスペシャルなアコースティックセットでオン・ステージ!広い空間に響くギターアンサンブルのクリアな音色が耳心地よく、久しぶりの大阪城ホールでの演奏をふたりも心から楽しんでいる様子。映画『昼顔』の主題歌を描き下ろした『Place Of Love』では、赤い照明の中、その叙情的な世界観と美しいメロディに耳を奪われる。余韻にひたっている間もなく一転し、ブルーの照明の中スケール感のある『裸の王様』を。そしてヒット曲 『Last Smile』では、アコースティックセットでよりきわだつ言葉の響きとリズムに思わす体が揺れてしまう。「よかったら踊ってね!」と披露されたのは、彼らには珍しい血が沸き立つラテンロックナンバー『Might Fall In Love』。「青山学園大学で出会ってふたりで音楽をはじめて、17年たった今もこうやって演奏できるのがうれしいです」と、ファーストアルバムに収録の『Your Song』も披露。そして、ブルージーなスライド・ギターに見惚れる『LADY MADONNA~憂鬱なるスパイダー~』では、レニーとともに鉄壁のグルーブを生み出し、40分のライブを終えた。新機軸となるラテンナンバーやデビュー当時のヒット曲など新旧織り交ぜたセットリストが楽しく、それ以上に、純粋に音をロックを楽しむふたりの姿が印象的だった。
Text by 岡田あさみ
家入レオ
そんな会場の空気を変えたのはまたもや、ゆるゆるのMC。ノリ突っ込みも披露して再びほんわかした空気に。そしてそんな空気感のまま始まったのは「ここからはピアノを弾いて…。(藤原)さくらに貸してもらったCDをヒントに作りました」という『だってネコだから』。ここまでとはまったく異なるドリーミーな側面には、思わずドキリ! 歌声もガーリーでその表情もまた柔らかだ。ジャンプしてピアノの陰からハンドマイクで飛び出すひと幕は、まるでネコのそれのよう。ライブでネコまでも表現できる彼女の表現力にはアッパレ!だ。そして、フィナーレに向かって華やかで起伏ある2曲をプレイ。「これから一緒に歌を歌いませんか? 同じ気持ちでここに思いを届けて!」という言葉から始まったのは『僕たちの未来』。壮大なコーラスワークのイントロが野外ライブのような開放感を作り出し、さらに濁りのない歌声と突き抜けるようなメロディで圧倒的な爽快感をプラス。観客は手をステージに伸ばしつつ「OhOhOhOh、OhOh」のシンガロングも! 会場全体で一つの音楽を作り上げているような感覚になる。そして最後は7/26リリースの最新シングル『ずっと、ふたりで』。愛に向き合う真摯な言葉で綴るドラマティックでせつないメロディは、聴く者の心をつかんで離さない。男女問わず誰もが舞台を凝視したまま頷くように聴き入り、最後の最後まで美しい曲と歌声に思い残すことなく酔いしれた。
しかし、今日のお楽しみは実はこれから!「楽しんでくれた?今日は私の大好きな2人もライブをしてるじゃないですか?大阪のみんな、聴きたい~?」と声をかければ、当然会場には大歓声が!それに呼ばれて藤原さくらと大原櫻子が再登場する。…が、なぜかピック飛ばし合戦が始まり、キャッキャした女子会的トークも。彼女たちの素を見られたようで得した気分だ。そしてその後、3人が聴かせてくれたのは、もちろん今年3月の「ビクターロック祭り 番外編 IchigoIchie Join 6 家入レオ✕大原櫻子✕藤原さくら」でサプライズ披露され、今日の3人の再集結に合わせて9/27に配信シングルとしてリリースされた『恋のはじまり』。ウキウキする恋模様を描いたこのポップチューンは、三者三様のカラーを持つボーカルが見事に一つになってかわいらしさ200%!「好きで好きで」のフレーズには会場のあちらこちらから“キュン”という音が聞こえてきそうだ。完全に3人にノックアウトされ、「ビクターロック祭り2017大阪」は完全燃焼で大ラスを迎えた。来年もぜひ、ここで今日の日以上の豪華共演を見たい!
Text by 服田昌子
□ セットリスト
◆大原櫻子
1. 明日も
2. 青い季節
3. マイフェイバリットジュエル
4. 瞳
5. Ready Go!
6. 踊ろう
◆竹原ピストル
1. ドサ回り数え歌
2. LIVE IN 和歌山
3. Forever Young
4. よー、そこの若いの
5. みんな〜、やってるか!
6. ぼくは限りない ~one for the show~
7. ママさんそう言った 〜Hokkaido days〜
8. ちぇっく!
9. Amazing Grace
10. 俺たちはまた旅に出た
11. 狼煙
◆藤原さくら
1. Cigarette butts
2. BABY
3. Ellie
4. I wanna go out
5. 赤
6. Soup
7.「かわいい」
◆LOVE PSYCHEDELICO(Premium Acoustic Set)
1. Shadow behind
2. Place Of Love
3. 裸の王様
4. Last Smile
5. Might Fall In Love
6. Your Song
7. LADY MADONNA~憂鬱なるスパイダー~
◆家入レオ
1. Shine
2. サブリナ
3. 君がくれた夏
4. Silly
5. だってネコだから
6. 僕たちの未来
7. ずっと、ふたりで
8. 恋のはじまり(家入レオ✕大原櫻子✕藤原さくら)
カメラマンクレジット:田中聖太郎
関連ニュース
ポップシーン
ポップシーンは、ポップカルチャーからカウンターカルチャーまで、流行にとらわれない独自の目線で、編集部オススメのピックアップ記事や、インタビュー、ライブレポートなど、音楽を中心としたカルチャー情報をお届けするFANZINEスタイルのウェブメディアです。