野外フェスの必需品。レインウェアの
購入をガチ検討してみた。

◆人間、100均のカッパでは台風はしの
げない。

台風18号が日本列島に上陸した、去る9月17日。関東地方は直撃こそしなかったものの、朝から雨がずっと降り続いていました。雨量もなかなかのもの。3連休のど真ん中でしたが、家で過ごした人も多いのではないでしょうか。そんなあいにくの天気の中、筆者が居たのは千葉県の袖ヶ浦海浜公園。そう、『氣志團万博2017 〜暴走与太郎爆音マシマシ、ロックンロールチョモランマ〜』へ参戦するため、です。
(引用元:公式Facebook)

毎年野外フェスには参戦するものの、“ずっと雨”というのは未体験。想像以上に雨が降っており、会場についた瞬間「あ、ナメてたわ」と自分の装備不足をやや後悔しました。

行ったことがある方はお分かりかと思いますが、袖ヶ浦海浜公園は海の真横。しかも、雨風をしのげる木々があるスペースはほぼ皆無。氣志團万博初参戦ゆえにそんな状況とはつゆ知らず、100均で買った透明のビニールカッパ(上下)のみしか用意していなかったのです。しかし「雨入ってこないし、100均のカッパも意外とイケるな」なんて思っていました、あの時までは……。
荒れ狂う海。

到着早々お目当てのアーティストを見ようと3列目あたりに陣取って、無心で頭を振ったり飛び跳ねたりしたものの、特にカッパに損傷はなし。これはイケると思っていたのですが、時間が経つに連れ少しずつ100均クオリティが火を吹き出しました。忘れもしない、MIYAVIのパフォーマンス中。調子に乗って激しく暴れた時、「ビリッ」という音が……。見ると、100均カッパの肩の部分がぱっくり破れていました。しかしテンションが上がっていると気にならないもので、しばらくはそのままライブに集中。ですが最後の最後、米米CLUBを見ている時に背中や脇腹、しまいには臀部にも水滴が侵入。最終的に「カッパ着てたんですよね?」と問われるほどビシャビシャになりました。その時、決めたのです。「フェス用にちゃんとしたレインウェアを買おう」、と。

10月はまだまだ台風の季節。一方で過ごしやすい気温になってくるため、アウトドアに行く機会も増えてくるのではないでしょうか。そんな時、レインウェアは必須。どんなレインウェアが良いのかガチ検討をしてみましたので、参考になれば幸いです。

*****

◆レインウェアは、ピンキリ。

筆者がレインウェアに求めるのは、「破れない」、「極端にダサくない」、「コンパクトに畳める」、「バカ高くない」の4つ。ネットでの評判を調べたり、都内のショップを回ってみたりしながら「これは良いかも」と感じたレインウェアをご紹介していきます。

■hands+「16レインポンチョ」
6,372円(税込)

(引用元:東急ハンズ公式HP)
東急ハンズで見つけました。ダサすぎない・コンパクト・お手頃で1つあると便利そう。邪魔にならないサイズが魅力的です。『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)でも紹介されたとかで、ミーハー心をくすぐってきます。ベーシックなデザインのものが多いので、どんな格好にも合わせやすそう。レインブーツとショートパンツに合わせて普通に着てもカワイイかもしれないです。ただ、長さが心もとないので大雨に耐えられるかはちょっと心配。

■korko「レディース サイクリングポンチョ」
5,400円(税込)

(引用元:KBF BOX公式HP)
こちらはKBF BOXで見つけました。氣志團万博で感じたのが、やっぱりレインウェアは地味な色合い&デザインのものが多いということ。100均カッパを着ている人間からすると、鮮やかなレインウェアを着ている女性を見ると「かわいいなぁ」と羨ましく思ったものです。korkoは彩りのあるテキスタイルを使っているのがポイント。これはサイクリングレインポンチョなんですが、普通に着ても良さそう。縫い目にシームテープ処理があったり、ファスナーが二重構造だったり、袖めくれ防止のループが付いていたり。丈も長めなので、レインブーツがあれば、雨に濡れる心配はなさそうです。何と言っても目立つので、同行者とはぐれても見つけてもらいやすそう。

■OUTDOOR PRODUCTS「レインポンチョ」
3,215円(税込)

(引用元:Amazon)
本当はザ・ノース・フェイスあたりの名の知れたアウトドアブランドのレインウェアがほしいのですが、いかんせん高い。しかもポンチョタイプのようなものは少なく、ジャケットとパンツに分かれているものがほとんど。となると値段が上がり、さらに手が届かなくなる。その中でもアウトドアプロダクツはかなりお手頃(今ではアウトドアブランドと言って良いのか分かりませんが……)。ということで、レインポンチョが気になります。丈も充分。そして何よりもこの紫色がツボすぎます。

■w.p.c「タウンポンチョ」
3,456円(税込)

(引用元:w.p.c公式HP)
ペイズリー柄が好みすぎるタウンポンチョは、何気なく見ていたZOZOTOWNで見つけました。安さとデザインが魅力な上に、「土砂降りの中、傘をささずに使用したけど問題なし」という口コミもあり。軽くてカワイイのでちょっとした雨の時にはこれで充分だと思いますが、土砂降りの時には足元が若干心もとないかも……?着丈が99cmなので背が低い人なら、+レインブーツで雨を防げそうではあります。

■mont-bell「トレッキングレインポンチョ」
7,452円(税込)

(引用元:mont-bell公式オンラインショップ)
相対的に値段が高い印象のあるモンベルのレインウェアの中から、比較的お手頃価格のポンチョを発見。バックパックを背負ったまま着用できる点が野外フェスにピッタリです。カラーはフレッシュグリーン、グレー、スカイブルー、ホワイトの4色ですが、グレーをチョイスして帽子やレインブーツで差し色を入れたらかわいく着れそう。

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◆徐々に「雨に濡れない」重視のレイン
ウェアへ。

このあたりからガチになります。すぐに家や宿に帰れない野外フェスは、濡れないことが第一。夏でも寒くて震えます。「野外フェスでずぶ濡れになると、帰るまで地獄」と学んだ以上、「濡れないこと」はレインウェアを選ぶ上でかなりの重要ポイント。そこで、素材から設計までこだわった高機能レインウェアを検討してみます。

■MIZUNO「ベルグテックEX ストームセイバーVレインスーツ」
1万5,660円(税込)

(引用元:ミズノ公式オンラインショップ)
ミズノのレインスーツは、「100回洗濯しても撥水性が持続」、「雨返し&フラップ付き」、「シームシーリング」と、殺し文句が並んでいる魅力的な商品。上下セットで約1万5,000円ならアリ。紫好きとしては、バイオレットがあるのが嬉しいところです。

■mont-bell「ドライテック レインウエア」
1万3,824円(税込)

(引用元:mont-bell公式オンラインショップ)
正直、モンベルのレインウェアはお高め。そんなモンベルの中でも1万3,000円代で買えるレインスーツを発見しました。モンベル独自の防水透湿性素材を使っており、耐水圧はナント20,000mm。コンパクトに収納することもできる理想的なレインスーツです。

※耐水圧20,000mmとは、生地の上に1cm四方の柱を立ててその中に水を20mの高さまで入れても水圧に耐えられる、ということです。嵐でも何のその。

■LOGOS「LVS 透湿レインスーツ・ベネット」
8,532円(税込)

(引用元:LOGOS公式HP)
一旦“カワイイ・カワイクナイ”は忘れましょう。耐水圧10,000mmで透湿性もあるレインスーツが7,900円と考えると、心が揺らぎます。最初に挙げた「破れない」「ダサくない」「コンパクトにたためる」「バカ高くない」を、そこそこ満たしてくれているロゴスのレインスーツ。ブルーを選べばデザイン的には可もなく不可もなく、でしょうか。

Canadian East「レインウェア」
9,936円(税込)

(引用元:Canadian East公式HP)
ネットを見ている時、カラーが豊富でカワイイのに上下セットでお手頃なレインスーツを見つけました。トップスが派手でパンツが落ち着いた色、という組み合わせも好みです。しかも、耐水圧20,000mmで透湿性もバッチリ。シンプルなデザインで、フェス以外にもいろんなアウトドアに使えそう。ネットでは、「台風の中バイク通勤しても全く雨が侵入しなかった」という口コミもあり。調べた中では一番「買ってもいいかも……」と思ったレインスーツです。

■Workman「透湿レインジャケットSTRETCH&レインパンツSTRETCH」
ジャケット:2,900円(税込)パンツ:1,900円(税込)

(引用元:ワークマン公式オンラインストア)
ワークマンというと、ガテン系のお兄ちゃんたち御用達ブランド、というイメージ。失礼ながら、オシャレとは程遠い印象です。しかし、ネット上ではアウトドア愛好家たちからの高評価がバンバン挙がってます。その魅力は何と言っても安さ。耐水圧10,000mmというスペックは、有名ブランドなら1万円以上は確実。しかし、ワークマンは上下合わせても5,000円以内です。デザインも超シンプルなので「コレ、ワークマンで買ったんだ」と言わない限りバレないのでは?検討の余地ありです。

そもそも、大雨の中長時間野外にいるのは狂気の沙汰。しかし、どうしても野外に居たい時もあるはず。風邪を引かずにその欲望を満たすためには、レインウェアはマストアイテムです。ぜひ皆さんも、レインウェアの準備は入念に。

野外フェスの必需品。レインウェアの購入をガチ検討してみた。はミーティア(MEETIA)で公開された投稿です。

ミーティア

「Music meets City Culture.」を合言葉に、街(シティ)で起こるあんなことやこんなことを切り取るWEBマガジン。シティカルチャーの住人であるミーティア編集部が「そこに音楽があるならば」な目線でオリジナル記事を毎日発信中。さらに「音楽」をテーマに個性豊かな漫画家による作品も連載中。

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