なぜか胸が苦しくて、こんな歌を吐き
出して――。
結成25周年のPENICILLINが生み出した

『Lover’s Melancholy』の全貌とは

今年結成25周年を迎えたPENICILLINが、昨年リリースした『Lunatic Lover』に続くコンセプトミニアルバム第2弾『Lover’s Melancholy』を遂に世に送り出す。「25周年に向けて目印になるような作品になった」と語っていた前作を経て、今作は各メンバーの個性が光るPENICILLIN流の濃厚でハードなサウンドはそのままに、前作にも増してよりニュアンス、ムードに重きを置いた作品に仕上がった。そんな最新作の全貌と25周年について、そして恒例のあの件も含め、PENICILLINの3人に話を聞いた。

僕はPENICILLINがすごく好きです(千聖

――前作『Lunatic Lover』(2016年11月)以来久々に3人揃っての登場です。今年2月の結成25周年アニバーサリーライブの時にHAKUEIさんが「20周年から25周年の5年間は、それまでよりも1年1年が重かった」と言っていたのが印象的でした。

HAKUEI:
自分の中では、20周年の時は気がついたらもう20年かという感覚だったのと比べると、ここ5年はそこまであっという間には感じなかったというか。きっとその20年という区切りが自分の人生の中で占める割合が大きくて、そこから一度リセットして、また一歩一歩踏み出してきたという感覚だったからかもしれないですね。

O-JIRO:
どんどん自分がやりたいことが結果と直結するようになったというか。自分の知識や経験値が増えているから思うことなんでしょうけど、これまで色々と周りから教えてもらっていたことが、実際にそれを体験した時に、あぁそういう理由があってこうなっていたんだなというのがわかってくる、答え合わせみたいなものが増えてきて。そんな中でも、反省点もあれば刺激も受けてやりたいことも増えて、でも年数を重ねたからといってやりたいことが100%できるわけじゃないなという。25周年というものはもちろん嬉しいですけど、まだまだやるべきことはあるなと思いますね。

千聖:
物事を起こすのも大変ですけど、続けるのもエネルギーが必要で、そのエネルギーをちゃんと的を射た形で送り出せているかどうかとか、1年1年の積み重ねですよね。我々の場合は普通の事業と違って、一つひとつの作品を集中して作るということを節目に、バンドを見つめ直して意思疎通が図れるし、その作品を通してファンの人たちとの接触もできちゃうからいいですよね。改まって色々なことをしなくても、ちゃんと見つめ直したり改善したりできる。20年から25年までの5

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