【インタビュー】22/7「私達は“11人
でいいんだ”って思えた」激闘を勝ち
抜いた“新鋭”たちが遂にデビュー

22/7(ナナブンノニジュウニ)は秋元康プロデュースによる「デジタル声優アイドルグループ」。少女たちがそれぞれ配役されたアニメのキャラクターと連動して役を演じるという初の試みなのだが、インタビューではメンバーの海乃るり、花川芽衣、宮瀬玲奈、が「初めてのことだらけだった」という、デビューへの嬉しさととまどいを正直に吐露。さらに、デビュー曲「僕は存在していなかった」への想いやここに至るまでの苦労など、新たなプロジェクトに一から挑んだ彼女たちにしかわからない、リアルな心境を語ってくれた。
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■オーディション合格時の素直な気持ちを告白!新たなプロジェクトには四苦八苦!?
――メンバーの11名は昨年12月に行われたオーディションで10,325名の中から見事、選ばれた“精鋭”たち。受かった時はどんな気持ちでした?
宮瀬 最終審査の後、絶対に落ちたと思ってずっと泣いていたので、名前を呼ばれた時は信じられなくて。あの感動は忘れられないです。
花川 私はオーディションを受けたのは今回が初めてだったので、受かった瞬間は驚きしかなくて。同時に何があっても乗り越えて頑張ろうって思いました。
海乃 私はいろいろなオーディションを受けてきたのですが、どれも落ちていたんですね。なので今回、受かった時も聞き間違いかな?って頭が真っ白(笑)。嬉しすぎて何も考えられなかったです。
――22/7は初の「デジタル声優アイドル」。自身が動き、しゃべることでそれぞれ配役されたキャラクターも動くという新たなアイドルですが、この試みでもっとも難しいことは?
宮瀬 歌って踊るだけじゃなく、常に自分のキャラクターのことを考えて動かなくてはいけないこと。MUSIC VIDEOは私たち自身がモーションキャプチャの収録を行いました。具体的なやり方を言うと、センサーがいっぱい付いている服を着てモニターに映っているキャラクターを観ながら歌って踊っていくんです。
花川 そのとき、どうしても自分とキャラクターの動きにズレが出てきてしまう。そうならないように微調整していくところが難しかったです。
宮瀬 しかも、そこで自分ではなくキャラクターとして動かないといけないのがまた難しくて。私の役は立川絢香ちゃんという子なんですけど、絢香ちゃんならこういう動きをするだろうって頭で考えながら動く必要があるんです。
海乃 私の場合はダンスが苦手なのが問題で(苦笑)。私のキャラクターは戸田ジュンちゃんで、ちゃんと踊れないとジュンちゃんが“ダンスのヘタな子”になってしまう。だから自分のためじゃなく、ジュンちゃんのために頑張ろうっていつも思っています。
――まさに“一心同体”。動いているときは気持ち的にもキャラクターになりきっているの?
花川 私が演じる斎藤ニコルちゃんは明るく元気な子なんですけど、私自身は大人しいタイプなんです。でも、やっている時は知らないうちにニコルちゃんに入り込んでいて、別の自分になったみたいで新鮮でした(笑)。
海乃 私はまだそこまでなりきれていないかも。“自分の中にジュンちゃんがいる”って、常に意識しながらやっています。
■リンクする歌詞に思わず涙 11人が集まった理由がここにある――
――それも新たな経験ですよね。そんな中、ついにデビューシングル「僕は存在していなかった」がリリースされますが曲の印象は?
宮瀬 22/7のメンバーはどちらかというと内気な子が多いんですけど、新曲はそんな自分たちとリンクする部分が多くて初めて聴いたときはみんな泣いていました。
海乃 私、ずっとこのグループに自分は必要ないんじゃないかなって思っていた時期があったんです。でも、<僕も色を持ってた花>っていう歌詞を観たとき、初めて私にも色があるんだって気付けたんですよ。
花川 私も、いつも人と比べて落ち込んでいたけど、自分は自分でいいんだって思えました。
宮瀬 そんな自分たちがメジャーデビューまでの期間をみんなで乗り越えてきたことを考えると、よりこの曲の意味が重く感じられるんですよね。
海乃 それはカップリングの「11人が集まった理由」でさらに感じたかも…。
宮瀬 この曲も全員、号泣したよね。特に<それでもみんなといるのが なぜか幸せに思う>ってところを見ると……あ、泣きそう、すみません(涙)。
――そんなに泣けちゃうんだ?
海乃 実はここに辿り着くまで、声優のレッスンとか初めてのことだらけで最初の頃は毎日、誰かが泣いていたくらい大変だったんです。それをみんなで支え合って頑張ってきたので、最終的に8人だけしか配役が決まらなかったことが悲しくて。
――残りの3人は配役がなかったんですね。
海乃 はい。でも、この曲で私達は“11人でいいんだ”って思えたんです。
花川 みんなで歩き出せるって、背中を押してもらえた気がしました。自分たちの指針になってくれた曲です。
――では、そんな“11人”で、今後はどんな夢を叶えていきたいですか?
海乃 私が勝手に思っているのは、声優の方が集まる『ウチの夏フェス』に出ること。22/7としていつか出場したいです。
宮瀬 私は11人の冠番組をやってみたい。そこでひとりひとりの個性とかを出していけたらいいと思うし、私自身もいろんなことを経験したいなと。
花川 私は最終的には、アニメファンと声優ファンのどちらからも愛されるグループになるのが目標。そのためにはこれからも声優としてはもちろん、いろいろな技術を磨いていきたいです!
(c)22/7 PROJECT
文/若松正子

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